オバチャン「ハロー、良いホテルあるよ。1泊6ドルだよ。」 い「え?!」 オ「広いお部屋だし、(旧)正月になったらもっと高くなるわっ!部屋も満室になっちゃうし。」 い「(う、上手い営業かも・・・でもたしかに6ドルは安い)ホットシャワーとエアコンは?」 (←一応聞いてみるものの、私はエアコン嫌い) オ「ホットシャワー付きよぉ〜!エアコンは無いけど、ファンはあるから大丈夫。キレイだし、とにかく見てみれなさいよ〜、ねっ☆」 い「(ファンの方が良いんだ、本当は)じゃあ、見てみようかな。」 と言って、オバチャンの後を付いていく。 オバチャンはズシズシ歩いてあるお店に入っていき、中の階段を2階に上がってく。 ガチャリ。 おおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜!!広いっ!広すぎっ!!!! 驚く私を見たオバチャンは、更にヒートアップして、元気に部屋の素晴らしさをアピールだッ!! オ「ここがトイレ。ね?ホットシャワーついているでしょ?で、こっちにはテラスが・・・(のっしのっし――ガチャッ) さっきの通りが下に見えるでしょ。ね、ね??」 い「ベットが2つあるんだけど・・・」 オ「どっち使ってもOK!!両方使ってもOKッ!!」 い「・・・っていうか、ツインなんだけど、シングルユースの6ドルでいいの??」 オ「6ドルでいいのよぉぉぉぉ〜〜〜〜。―――っあ!ちょっと待ってて。」 どすどすっとオバチャンは1階に下りていき、ガタガタいわせながら何かを持って来た。 オ「はい、扇風機!!(カチャカチャ・・・)ええ〜っと・・・はい、これで涼しいわよ〜〜〜。ここの部屋、エアコン付いてる事は付いているんだけど、壊れてんのよ。(エアコンスイッチをパチパチいじって) ね??だから、これ使ってっ。」 い「ふ〜〜〜ん。いいわねぇ。」 オ「ね、ね!?決めちゃいなさいよ〜〜、ここ。1泊6ドル!」 い「じゃあ、ここにします。」 意外にすんなり宿を決めてしまった。でも、本当に広くて明るくて、ベットも大きくて気持ち良い部屋だ。普通なら、3人家族は余裕な広さだと思う。今日はちょっと”ついてる”かもね♪ オバチャンが去っていき、広い部屋を独り占めできる喜びでウキウキしてきた。 ひんやりとしたタイルの床、高い天井。 バルコニーに出てみると、デタム通りが見渡せ、洗濯物を干すスペースもある。バルコニーの薄い仕切りで仕切られたお隣さんは普通のアパートみたいで、洗濯物が干してある。 ヴェトナム滞在3日目にしてようやく少しヴェトナムの雰囲気に慣れてきたみたい。今日も1日頑張るぞ☆ ちなみに、あの客引きのオバチャンとは2度と顔を合わせる事が無かった―――おそらくこの宿の人ではなくて、色々な宿へ旅行客を案内する『客引き』を商売にしているんだろうなぁ。 何となく、もう一度くらい会ってみたかった。 |
デタム通りはファングーラオ通りとブイビエン通りをつないでいて、両脇には有名な『シンカフェ』『キムカフェ』の様なたくさんのレストランやツアー会社が連なっている。 ファングーラオ周辺は歩いて回れるくらいの広さで、ネットカフェや金が売っている中華系のお店などが立っている。 『地球の歩き方』のここ周辺地図のページを開き、持ってきたメモ帳に書き写す。その裏にはゲストハウスの名前と連絡先を書いておく。 大きくて重い本を持ち歩きたくなかったし、何より客引きがうるさいこの通りでガイドブックを持ち歩きたくなかった。このマイ・メモなら、手のひらで”チラッ”と見ればすぐ分るし目立たない。 自作の周辺地図が出来上がると、近辺調査の為にお散歩する事にした。ゲストハウスを出て右方向へ出て、バインミー屋さんが立つ角を右へ曲がる。 ブイ・ビエン通りは安食堂やコピーCD屋さん、両替・警察、ゲストハウス・ネットカフェ、何でも揃っている。しかしバンコクのカオサンに比べると、まだちょっと汚いかな。逆に、カオサンがタイ人特有の順応力の高さで(下川氏は俗化、と呼んでいた)観光客好みの街に変貌し過ぎてしまったのかもしれない。 まあ、ファングーラオも時間の問題ですぐに変わっていくことが容易に想像できる。 ブイ・ビエン通りをまっすぐ進み突き当りを右に曲がると、ちょっとごちゃごちゃした感じのマーケット:タイビン市場があった。食品や雑貨が山積みだが、ガイドブックにはスリに注意とあったし、特に用事も無いのでスルー。タイビン市場の角を更に右に曲がるとファングーラオ通りに出る。ここは道路を挟んだ向かい側が再開発地区で、高いフェンスで囲まれた空き地になっている。前は何があったのかな。 通りの交通量も結構多く、最近の安宿はファングーラオよりデタム通りやブイビエン通りが中心となっている。しかも、ファングーラオ通り沿いのGHは評判の悪い所もあるらしい。しかし、ここは比較的昔からの宿が多いようで一応のホテルらしき建物も多く、中華レストラン、バーなどが建ち並んでいる。 ファングーラオ通りも適当にやり過ごし、また右に曲がってGHに戻ってきた。ホテホテ歩いて1時間もしない大きさだ。 ちょうどお腹も空いてきたことだし、お昼ご飯でも食べようかな。 GHのほぼ真向かいに数件あるレストランの1件に入る。どの店も、かわいらしいテーブルクロスやカトラリーで統一され店頭にはメニューブックが置いてある。私の入ったレストランは白地に赤のストライプが入ったファブリックで店内が統一された、イタリアンな感じだ。バッチリ『欧米人向けカジュアルレストラン』というう雰囲気。 席に着きメニューブックをゆっくり見てみるが、予想通り”洋食”ばかりだ。パスタ・サンドイッチ・・・私はここまで来てそんなもの食べたくないのっ! アジアンフードのメニューコーナーに、ようやくフォーを見つけて注文。お値段も高い。 フォーと水で24000ドン。 待つことしばし、運ばれてきたフォーはかなり中途半端な味のビーフン汁になっていた。きっと、そのままの味だと欧米人のお口に合わないんだろうけど、なんともいえない中途半端な・・・仕方ないか。チッ。 一人で、ズルズルっとフォーと食べていると、右斜め前に座っていた白人男性2人組がこちらをチロチロっと見ていて、いまむぅに話し掛けてきた! |