ぐるっと百貨店内を回ってみると中二階のような上のフロアもあったが、そこまで行く魅力も無さそうなので出口方面へもどる。 おおおお!発見しちゃった☆ カワイイ刺繍の施してあるファブリックのお店!! 手先の器用なヴェトナムの人はセンスの良さも相まって、ものすごくカワイイ刺繍をたくさん作り上げている。白・うす桃・うす緑・水色・ベージュの綿生地にお花の図柄が映えている。こうなったらもう、その可愛さに釘付けで1歩も進めない。 そこに―――ご多分に漏れずお店のおばさんが接近してきた!!きゃーっ。 ハンカチ・ナフキン・巾着・カバー類・・・か、かわいい。やばいよ、これは。 い「これは・・・いくらですか??」 店「○△ドンよ。たくさん買えばもっとディスカウントするわよ。」 い「たくさんて言ったってナ・・・うむむ〜〜。ちょっと考えさせて。」 たくさん山積みにされているハンカチを物色。選びきれないよぉ、どうしようかしら・・・あ、これもかわいいし、これも・・・あ、こっちの方がいいかしら!? えええーっと、でも無駄に買ってもしょうがないし。お姉ちゃんとお母さんと、相原さんと、裕子と陽子と・・・5・6枚かな。これで安くなるかなぁ。 い「これでいくら?」 店「80,000ドン」 い「じゃあ、72,000ドン」 店「駄目だめ。」 い「お願い!(そしたらちょうど1枚辺り120円位になるわ)」 店「それじゃ、1枚12,000ドンじゃないの。」 い「(図星――計算速いわ〜〜)いいでしょ?」 店「・・・いいわよ。」 い「やったわ☆」 と嬉しくなったのだが、まあ、本当の値段はこのおばちゃんのみぞ知る。 ちなみに価格比較で言うと、私が好きなヴェトナムのバゲットサンド(後述:バイン・ミー)は1個3000ドンだ。 ハンカチを袋に入れてもらい、上機嫌でホテルへと向かう。 お腹すいたな〜〜〜。 ガイドに載ってるバゲット・サンド(バイン・ミー)が食べたいわ・・・でも、何て言ったらいいのかわからない。テクテク歩いていると、路上にたくさんのバイン・ミー屋さん(屋台・・・というか、リヤカー!?)が立っている。歩道の上や交差点の所におばちゃんが素早い動作で作っているのをよく見かける。 ホテル近くのバイン・ミー屋さんに目をつけた。お客さんが数名、ちょうど買っていったところだ。値段はいくらなのだろう???どうやって頼めば良いのかな・・・。 とにかく近づいてみる。 おばちゃんと目が合った! い「1個(←以下二人ともジェスチャー)」 おばちゃん「具はどれ??」 い「具って???」 お「これとか、これとかっ!(並んだ具を指さす)」 い「じゃあ、これ。」 お「(なんだか通じてないわ)・・・もう、適当でいいわねっ!!」 い「―――おまかせで・・・。(汗)」 おばちゃんの様子から察すると好きな具をいくつか選んでいいらしいのだが、どれとどれの組み合わせで選んだらいいのか分からないので、おばちゃんはイライラしてしまったようだ。 出来上がったバインミーは、フランスパンの横腹に切れ込みが入っていて、レバーペーストを塗った上に日本でいうナマス(すっぱい大根とニンジンの和え物)のようなものが挟まれ、ハムと香味野菜(パクチー)、最後にヌクマム(≒ナンプラー)が振りかけられている。 それを最後に新聞紙でくるんで輪ゴムで挟み、おばちゃんは手渡してくれた。適当にお札を見繕って出すと、お釣りをくれた。 早速ホテルにかえって、初ヴェトナム屋台料理を食べてみる。 部屋で包みを開け、ミネラルウォーターと一緒に食べると・・・・美味しい!! これはかなりおいしい!やばいね、こりゃ。クセになるわぁ〜〜。 タイにはこういう美味しいバゲットが無かったし、刺激が少ない甘酸っぱいような、風味の良い、でもコクのある味はタイとはかなり違い日本人好みだと思う。 で、手元のお金を数えてみると・・・1個4000ドンだった。おばちゃんはちゃんとおつりをくれた!ヴェトナム人を頭から疑ってかかっていた私はちょっとそれにも感動してしまった。 安いな〜〜〜〜、これで約40円位かぁ。美味い! 今日の昼食はバインミーで済ませたのでした。 あー、美味しかった。 |
腹ごしらえも終わった事だし、夕方以降どこへ行こうかしら〜〜〜〜。 ガイドブックに載っていた小洒落たカッフェにでも行ってみたいわ☆ ホーチミンで有名なカフェの一つに『バクダンカフェ』というのがある。別に日本語のバクダンとは無関係だと思うが、何となく覚えやすいような・・・ヴェトナム語でなんと言う意味かは知らない。そのカフェの『ケム・ズア』は色々な雑誌にも紹介されていて、たまには私もそういうところでお洒落に(?)ティーなどをしてみたいと思ってみちゃったりして。 ちなみにヴェトナム語でケムはアイス、ズアがココナッツなので、つまりはココナッツアイス。 暗くならないうちに再度出発。そうそう、フランス統治時代に立てられた教会や郵便局も見に行かなきゃ。 テクテクチーサック通りを歩いて、ビアホイ(レストラン/ビアホール)を眺めながら歩く。蒸し暑い夕方、次第に日が赤っぽくなっていきビアホールの看板の電球に明かりがともる。日本と同じようにおじ様たちが集ってビールのジョッキを片手にワイワイ騒いでいる。道端には日本の100円ショップで見かけるような小さな低いプラスチックの椅子が置いてあり、それがロカンタで酒盛りをするのオジサマたちの指定席となっているのだ。 それにしても何でこんな小さい椅子なんだろう??しかも赤色でカワイイ・・・。 ヴェトナムのビアホイで出てくるビールは地ビールで、ちょっと臭いらしい。で、お腹壊す事もしばしばあるみたい。ウウウ、挑戦してみたい! けど、一人で入っていく勇気は無いのでまた今度。 こうした夕暮れ時の町を眺めると、何となくノスタルジックな気分になってしまう。日本も少し前までこんな感じだったのだろうか。私には分からないが・・・。 裏通りに入ると、ちょっとオシャレなバーやインターネットカフェ、高級ホテルが立ち並んでいる所に出た。日本食レストランの看板もある。 先ずはサイゴン大教会を見に行く。もう日も暮れて見にくいが、レンガつくりの古そうな大きな建物はすぐ分かった。既に人気は無く、明かりもついていない。 期待したほどキレイではないなぁ。なんかもっと美しいような事を紹介記事で読んだ記憶があるんだけど。 来た記念程度に写真を撮って、今度は中央郵便局だ。 教会から見てドンコイ通りを挟み、向こう側に郵便局発見! こっちはかなり大きくて照明の明かりも強く、ご立派に見える。郵便局の営業時間は日本より長いので人がたくさん出入りしている。私のほかにも白人の観光客と思しき方がカメラを構えて写真を取っている。――お?何気にヴェトナム人の女の人がバイクを背に笑顔をたたえて写真撮影。なんだろう、有名な写真スポット??地方から出てきたとか?? 私もそんな人達に紛れて写真を撮り、残るバクダンカフェに向かう。 レロイ通りは市内を貫く結構大きい通りの一つで、片側3車線(位だったかな)で交通量も多い。両脇にはきちんとした歩道が設けられていて安心して歩けるようになっており、歩道に面して色々なお店が連なっている。やっぱり電気屋さん、特にカメラ屋さんが多いかなぁ。あと、外国人向けと思われるお洒落なカフェやレストランも多いが、私のような汚い1人旅の身分ではなかなか入りづらい雰囲気だ。 何回か太い横断歩道を渡り、もうすぐ目指すバクダンカフェに到着だ! 看板に『バクダン』の文字、ああ、ここだ。 交差点に面した角地で、壁は無くオープンになっている。見た目にはファストフードっぽい配置だ。お客さんは若い女の子、日本人の観光客がたくさんいる。何となくそんな中に入るのは恥ずかしかったが、せっかく来たので椅子に着く。 奥に控えているボーイさんたちがやってきてオーダーを取るのだが、小さなお絞りを置くのと同時にお皿に載ったシュークリームやマフィンを置いていった。 むむむっ!!これはナンダ!?サービス・・・かな。一応、有名なカフェだしぃ――イヤ待てよ、アジアに来てサービスって受けた事あったっけ??しかもここはヴェトナムだ。 おいしそ〜〜〜なお菓子が盛られたお皿を前に、自問自答を繰り返すいまむぅ。 私の中では答えが出ないので、ここは聞くとしよう。恥ずかしいけど。 い「これは、フリー(無料)ですか?」 ボーイ「いいえ、有料です。1個4000ドンで。」 い「苦笑。」(恥ずかしい・・・けど聞いてよかった) やっぱりっっ!!恐るべしヴェトナム人、気を抜いてはいけないのだ。この国で『頼んでいないサービス』は無料な訳がない。油断も隙もあったモンじゃないよぉ。(そういう文化なのかもしれないけど。) メニューから前述の『ケム・ズア』とヴェトナムコーヒーを頼んで通りを眺めながら待っていると、ボーイさんがお水を運んできてくれた。 ボ「これは無料ですよ(笑)」 なんかムカツクぞ。 やっぱり、笑顔で人の事を馬鹿にしているのか!?ああ。なんか悔しいっっっっっ。 もしかしたら彼は本当に普通にそう話し掛けてくれたのかもしれないが、カオサンで刷り込まれた『ヴェトナム人像』で既に素直に見れなくなっている私は、あくまで疑ってかかってばかりいる。(今になって、ちょっと反省) 運ばれてきたアイスは、ウエハースが添えられていて見た目もかわいい。コーヒーはベトナムコーヒーを頼んだのだが、既にフィルターから落とされたカップに注がれただけの物がきてちょっとがっかり。初ヴェトナムコーヒー(カップの底にコンデンスミルクが入っていて、そのカップの上に載せられた専用フィルターからポトポトと落ちてコーヒーが溜まっていくのをゆっくり待つスタイル)を楽しみにしていたんだけどな。 甘くて冷たいアイスと、暖かいコーヒーが疲れを癒してくれる。贅沢な気分♪ 少しゆっくりしていこうかしら。 目の前に出された『有料サービス』のお菓子盛り合わせを見つめながら、コーヒーを飲むのだった。 |