レストランからの帰り道、デザート『チェー』を食べたいなぁと思いヴェンタイン市場へ回り道をしてみたのだが、やっぱりお休み。結局2度とチェーを食べる事は無かった・・・。 仕方なくファングーラオ方面へ直行し、本日のサトウ君の宿を探す事にする。 い「どんな所がいいですか?」 サ「――まあ、そんなに高くなければどこでも・・・。」 い「じゃあ、私の泊まっているゲストハウスの近く位でさっさと見つけちゃいましょう。」 所で、どうしてこの人は1泊目だけしかホテル取ってないんだ?海外旅行初めてなのに・・・・・。間違っても『私の部屋大きくて、ダブルサイズのベットが二つもあるんですよぉぉぉー』と言ってはならない!と思った(←自意識過剰??)。 『私のゲストハウスはこの通りの2つ向こうなんですよぉぉー』などと言いながら、最近ゲストハウスが多い細い通りに案内する。キョロキョロ見回して新しくて小奇麗そうなホテルを見つけ、中を見てみることにした。 い「お部屋あります?」(英語) 受付「ああ、ありますよ。18ドルです。」(以下英語) い「あるみたいですよ。18ドルらしいです。」 サ「へー、安いね。綺麗だし・・・。」 い「中、見せてもらえます?」 受「OK。来てください。」 い「サトウさん、中見せてもらって、良かったらチェックインしていいんじゃないですか?」 サ「ああ、そうですねぇ。」 い「じゃあ、この受付の男の人に付いて行って下さい。」 受「アナタ(いまむぅ)は見ないの?」 サ「???」 い「泊まるのはこの人(サトウ君)だけですからっっ(怒)!」 受「ああ、そうなんだ。」 サ「???」 い「サトウさん、いいから付いて行って下さいっ(やや怒)。私、ここで待ってますから。」 面倒なヤツだなぁ。―――と思いながら、小さなロビーのイスで待つ事に。私の隣にはちょっと体格のいいヴェトナム人女性が座っている。 女性「何処から来たの?」(英語) い「日本です。あなたは?」 女「アメリカから。お正月だから家族の所(このホテル)に帰ってきたの。アナタはお仕事?」 い「いえ、観光です。さっきのは友人で今日、合流したんです。」 女「なんだ、一緒にいたから・・・。」 い「明日私はマレーシアに行くんです。」 女「私はお正月をここで家族と一緒に迎えて、しばらくしたらまたアメリカに戻るの。ヴェトナムのお正月は沢山飾りつけしたりお花を飾ったり、にぎやかでしょ?」 い「日本もお正月にはお祝いするけどこんなに派手じゃないかもな・・・日本のお正月は1月1日だけなんです。」 女「そうなんだ〜。」 そんな世間話をしていると、満面の笑みをたたえたサトウ君がエレベータから降りてきた。 い「どうでした?」 サ「ココにしようと思います。」 い「じゃあ、チェックインの手続きですね。」 受「パスポート プリース。」 サ「??」 い「パスポートですって。」 と、サトウ君をチェックインさせること成功。リュックを部屋に置いた彼は本当に手ぶらになっている・・・。 い「お部屋どうでした?エアコンとかちゃんと動きました?」 サ「大丈夫〜〜。」 い「鍵はしっかりしてました?朝食はついているんですか?チェックアウトは何時?」 サ「・・・・なんかよく分かりませんけど・・・。」 英語全く駄目な彼と受付の男の人、ホテルの部屋で二人きり――でどんな会話をしていたんだろう・・・というか、会話として成り立っていたのだろうか!?うむむ〜〜。 ま、いっか。 |
サ「じゃあ、これからどうしましょうか。」 い「あのー、さっきチェーを飲もうと思って飲みそびれちゃったから、何か甘いもの飲みたい。そうだ、フルーツシェイク飲みたいんですけど。」 サ「あ、いいですよ。行きましょう。」 そうして私たちは、私の朝食スポットのフルーツシェイク屋さんへ向かう。 お店は午後のひと時を過ごすお客で一杯で、地元のおじちゃんもタバコを吹かしつつ寛いでいる。店先の小さなイスを確保して座り、シェイクを注文。私はマンゴーシェイク、サトウ君はバナナシェイク。 運ばれてきた冷た〜〜〜〜いシェイクを飲む。オイチイわぁ☆ い「あー、メッチャ暇ですねぇ。何かやりたい事とかあります?」 サ「あぁ。えーっと、ガイドブックで読んで行ってみたい所があるんですよ。」 い「なんですか?」 サ「夜、サイゴン川でディナークルーズが出来るんですよ。それに行きましょうよー。」 い「サイゴン川、で、ディナークルーズ・・・・ですかぁ。」 なんだとぉぉぉぉぉっ、サイゴン川!?ディナークルーズ??? 超超メンドクサイ。サイゴン川まで行くのが面倒なんじゃいっ!!あー、めんど。 い「・・・・。」 サ「夜8時位に河岸から出発するみたいで、当日行けば乗せてもらえるらしいんですよ。で、船の種類は・・・・え〜っとほら、このページ見てください。何隻かあるみたいなんですけど・・・。」 い「(何でそんなに詳しいのよっ。)はぁ。」 サ「この船なんかがいいんじゃないですか?」 い「――そうですねぇ。あのー、サイゴン川までココから結構歩かなきゃいけないんですけど大丈夫ですか?」 サ「平気ですよー。」 平気なのかよっ!!ちっ。私は連日歩いてダルイんだけど。 い「じゃあ、これからネットカフェに行ってメールチェックしてから、時間を見ていきましょうか。」 仕方あるまい。サトウ君にとっては初めての海外旅行、それも一人旅なんだから行きたい所に付き合ってあげないとねぇ。30分後に待ち合わせの約束をして私はネットカフェへ、サトウ君はファングーラオ探索に行く事に。 この辺りを歩く時、件のパキスタン青年に出くわさないかどうか内心ヒヤヒヤしてしまう・・・まあ、今日はサトウ君と一緒だし何とかなる(する?)かな。 ネットカフェでメールチェックを済ますとサトウ君は既に待ち合わせ場所にいる。律儀なお方だ・・・・ちょっと遅れて登場のいまむぅ(汗)。 連れ立ってとりあえずメコン川を目指す!まだ時間もあることだし、プラプラと歩いて行く。時間も夕方で、街の雰囲気も気だるい生活の匂いが漂う時間帯。ささ〜っとパキスタン青年のいるカレー屋の前を通り過ぎ、チャンフンダオ通りに出る――ー 男「ハーイ。」 おおおおぉぉぉっ!! 声のした方を見てみると、アイスクリーム売りに押し売りされた時、私にに『ボッタクリダヨ、タカイヨ!』と言ってきたバイクタクシーのオッサンだった。 サトウ「あ、今朝しつこくバイク乗れっていって『さくら銀行』の名刺見せられたオジサンって、あの人ですよ!!」 なんとっ、私とサトウ君に別々の場所で声をかけた人物は同一人物だった。 サ「オジサン、何でココにいるの?」 オ「ココ、お家お家。」 い「ココがオジサンの家なんだぁ〜。ファングーラオに住んでるんだねぇ。」 オ「乗らない?」 い「二人だし、乗れないじゃん〜〜(笑)。」 オ「どこ行く?」 い「サイゴン川。」 オ「遠いね、タクシー?」 サ「歩き歩きぃー。はははー。じゃあ、また後でー。」 世間は狭いねー、どこ行っても。ビックリ☆ オジサンには気の毒(?)だが、そのまま私たちはサイゴン川を目指して歩き始めた。 |