それ行け!OLバックパッカー

ヴェトナム編


いまむぅ、危機一髪!?――2

そんなこんなで、何とかロビーまで出られた。まずは空港内に普通は置いてある観光客用の地図を手に入れよう・・・地図、地図・・・無い。ナイ。
仕方ないなぁ〜〜〜、タクシーの客引きに揉まれることを覚悟の上で出口へ向かおう。
ヴェトナム通貨=ドンを持っていないので両替、両替・・・・あった。外の出口脇に、小さな窓口が。タクシーの客引きがいないぞ・・・・と思ったら、どうやら客引き立ち入り禁止区域が設けられているようで、必死にこちらを見ている男達が10m先くらいにウヨウヨいる。そんな男達の見えるとことに両替窓口があるなんて、危険極まりないじゃないかっ!!

でも、多少の両替を済ませ(空港の両替所なのに、簡単な紙切れで計算された!)隠しポッケの奥へしまう。
もう外は真っ暗。やはり、タクシーしかないかぁ・・・。
タクシー乗り場に群がる客引きの方へまっすぐ進む。ドキドキ・・・。

タ1「タクシー??」
タ2「タクシー??」

うるさいなぁ。でも乗らなきゃいけないし・・・。

タ3「タクシー?」
タ4「タクシー!」

何となく周りに通り道を空けられ、1台のタクシーに乗る形になった。乗り込もうとすると・・

タ「タクシーチケット??」
い「は?何のこと?」
タ「空港の中のブースでタクシーチケットが売っているんだけど、君、買った?」
い「え?買ってないよ。じゃあ、引き返して買ってくる。」

空港内へ引き返そうとすると

タ「ああ、無いならいいよ、大丈夫。乗って。」

といわれ、乗り込んでしまった。手元の「地球の歩き方ベトナム2000年」にはそんなチケットのことなんて書いてない。
でも、2002年だし、結構変わっているのかもしれないなぁ・・・と考えながら、日本で予約したホテルクーポンを見せながら行き先を告げる。

い「メーターで行って」
タ「いいよ。・・・・でも、本当はチケットが5ドルで売っていて、君はそれもってないけど5ドル払ってくれればいいよ。」
い「―――(そういうもんなのかなぁ。)」

ガイドブックには、空港から市内までだいたい5ドル〜7ドルと書いてある。まあ、そうぼったくっている訳でもないような金額だし、分かりやすいシステムになったのかも知れない。

タ「ヴェトナムには初めて?」
い「そう。」
タ「一人なの?」
い「そうだよ。」
タ「ヴェトナムに友達でもいるの?」
い「いないよ。」
タ「ええ!?怖くないかい?」
い「別にぃ。(本当はかなりビビっている)」

他愛も無い会話をしながら、市内へと向かう。私は「ちゃんと送り届けてくれるのだろうか?」「遠回りされていないんだろうか?」「だまされて無いだろうか?」と色々な良からぬ事件が頭に浮かんでは消え、浮かんでは消え、どこを走っているのか気が気ではない。そんな空気を察したのか、運転手さんは逐一通りの名前を説明してくれる。通りの名前言われてもも、わかんないもんはわかんないのよねぇ・・・・。

やっと、私の泊まる予定の『ボンセンホテル2』のあるハイバーチュン通りに出たようだ。ほっとした・・・。

タ「はい、ここだよ。」
い「5ドルでいいんだよね。」
タ「OK、有難う。」

握り締めていた5ドルを手渡し、タクシーから降りる。
私は見た。動いていたメーターは45000ドン(約4ドル)くらいだった事を。

後から聞いたのだが、タクシーのそんな”チケット制”はなく、やはりだまされたみたいだ。悔しい!!けど、まあまあ普通の値段だったし、何より暗い夜、無事にホテルまで辿り着いたんだからいいとしよう、と納得した。

こうして、到着1日目からヴェトナムにしてやられたのでした。
あー、先が思いやられる。

*教訓:タイ1日目で国際電話のかけ方が分からなかった事、ヴェトナムのタクシー事情に確信が持てなかった事は全て、古本でガイドを間に合わせたことに起因する。よって、ガイドブックは高くても最新版を買わないと意味がない!!という事を学びました。



ボンセンホテル


到着すると、ホテルマンが出迎えてくれる。今までのゲストハウス滞在とえらい違うので戸惑いまくり。
背中に背負っているリュックがハズカシイ・・・。

フロントの女性もアオザイを着ていて美しい!

い「予約しているイマムラですけど」
女性「#*&+。」(←でも英語)
い「え?」
女「これに記入して。」
い「は、はい・・・。」

もう、ヴェトナム人になめられっぱなしじゃないか!!こりゃイカン。きっと、私の顔見ながら『どうせ日本人だから英語が通じないのよ』と影口を言っているに違いない―――思いっきり先入観で思考が硬直しているのだった。

部屋に入ると、きゃー★チェンライのダックホテル以来のちゃんとしたホテル!!しかも、ダックホテルと比べ物にならないくらいステキ♪ベッドカバーもキレイでカワイイ柄だし、バスルームのシャワーカーテンには淡いアースカラーで描かれた、水彩調の風景画が描かれている。ボンセンホテルはホテルクーポン会社のサイトを通じて一番安いホテルを選び予約したのだが、こんなに良いとは思わなかった。

えーっと、アメニティは・・・・ああああ、あった!
ヘアブラシ―――日本を発ってから早1週間、実はこの間一回もブラシで髪をとかしたことが無かったのだ・・・ハズカシイ。(衝撃的告白)
ヘアブラシなんかどこにでも置いてあるでしょ、とタカをくくっていた私は、結局タイでヘアブラシ様にお目にかかることなくヴェトナムまでやってきてしまった。
その間どうやっていたか、って??ふふふ。手に『ペッペッ』と・・・というのは嘘で、手櫛で梳かしていた。こんな不潔な娘になって、お母さんごめんなさい。

ただこのお部屋は、小さな窓が建物内の大きなドライエリア(パイプシャフト)に面していて、向かいのお部屋の窓の方とバッチリ目が合ってしまう。それさえ除けばかなり素晴らしい。
TVはNHKやCNN(?)が流れていて何不自由ない。テーブルの上にはサービスのミネラルウォーターが2本乗っている。うれしーっ!そのラベルには『サイゴンツーリスト(だったかな)』と書いてあり、どうやら国営の『サイゴンツーリスト』グループにこのホテルも入っていて、いろいろな観光事業をしているような雰囲気だ。
ちょっと社会主義の空気を感じ取ったぞ。

今日はヴェトナム初日、明日にはまたゲストハウスを探しに旅立たないといけないので、早く寝ることにしよう。


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