それ行け!OLバックパッカー

ヴェトナム編


美術博物館にも戦争

さてさて。危険なランチを済ませお腹が一杯なので、腹ごなしも兼ねて出かける事にしよう!
ガイドブックで目をつけたのは『美術博物館』。ここ(ファングーラオ)からは中心街方面へ歩いて・・・どれくらいだろう。1〜2キロくらいかな。ま、30分もあれば着くでしょ。地図のページを開きつつ歩く事にしよう。
それにしても今日もいい天気だ。帽子をかぶってサンダル・Tシャツ、ジーンズで過ごしているのだが、ジーンズと言うものは結構暑さがこもる。仕方ないけど。例のごとくサンダルで「ペタッペタッ」と歩いていく。
大通りをぬけ路地に入っていき、途中大きいバスターミナルを横切るのだがこれが至難の業で・・・ヒョコヒョコとヴェトナム人の後をついていくような形で渡るしかない。道端のヴェトナム人は座り込んでいたり井戸端会議をしていたり、けだる〜〜い感じだ。
『美味しいコーヒーが飲める』とガイドに乗っていた喫茶店を通り過ぎ、バイクの部品や安っぽいサンダルが無造作に並べられている路地を通り抜けてようやく到着。
美術館は私たちが普通思い描く「美術館」というよりは、崩れかけた石造りのお屋敷という印象。でも、フランス統治時代に整えられたのか、建物のデザインは西洋のお城みたい。正面の門を通ってエントランスへ向かう。

先日行った「ホーチミン作戦博物館」と同じように、ガランとして静まり返っている館内。チケット代10000Dを払うと案内の書かれたパンフレットを一緒に渡してくれる。
美術館は1階〜4階位まで有り、オープンスペースとなった中庭を回廊が取り囲むように建っている。近代的な油絵やポートレイト・オブジェから土器のような先史時代の出土品までそれぞれの階に展示されている。しかしここでも芸術のテーマは「ヴェトナム戦争」だ。野戦を生き抜く兵士達が作戦会議をする様子・戦う様子、そして、民族の自由(・・・)を勝ち取った勝利の図がほとんどを占めている。

中でも、おそらく私なんかとほぼ同世代なのではないかと思われる「美大生」達の作品群にはショックを受けた。直接戦争を経験していない世代の人たちもしっかりと戦いの絵を描いているのである。よく見るとアメリカ兵を殺している構図なんかも含まれていて、やるせない気分だ。
ゆっくり見ていると他の見学者も増えてきた。白人のカップルも手にした一眼レフカメラを熱心に構えている。

各階には一応、監視員と思われるヴェトナム人のオバチャンがいる。しかし、監視・・・・と言うよりは暑い外より館内の方が涼しいからなんとなく居ます、というように見える。はぁ。
石造りなので涼しいが、もちろんエアコンなどはない。全ての窓や出入り口を開け放しているので気持ちがいい

1階へ降り、油絵を見て歩く。一応私も中学生時代は美術部で油絵などを描いていたのよん。それにしても、電気もついていたりついていなかったり、絵も無造作に掛けられているようだし、まっすぐ進んだ廊下の突き当りには展示品が積み上げられているように見える。良いのかなぁ、こんな管理で。

大体一通り見たので、お手洗いを拝借した後に帰る事にした。
出口を出るとカフェコーナーのようなものとお土産屋(絵の販売?)があり、無視して出ると裏の路地だった。



チェー、再び・・・

明日が大晦日だからなのか、通りのお店はほとんど閉まっている。せっかく来たのにちょっと残念〜。そんな中、私はどうしてももう一度行きたいところがあるっ!!そこは。ヴェンタイン市場。
ファングーラオに移動してきたばかりの時にヴェンタイン市場で食べた『チェー』が忘れられない〜〜♪のぉぉぉぉぉ。もう一度でいいから食べたい。ゲストハウス方面に帰りつつ、市場に寄る事にした。
それにしても何処の軒先にも赤や金の飾り付けがしてあって、正月を迎えるのに浮かれている感じが伝わってくる。日本人の場合年末は寒いが、このウキウキ具合は同じなんだろうと思う。師走といった所だね。

だんだん市場が近くなってきた!!ふふふ。この疲れをチェーで癒すのよ☆

と思ったら、閉まっていた。市場もこの時期、さすがに開いていないご様子・・・・あーーーーーーーーーあ。あ〜〜あ。超がっかりだよっっ。もぉぉぉぉーーーーっ。
仕方ないか。でもせっかく休憩しようと思ったので、違う甘いものにトライッ!!!よくガイドブックの写真でみかける「サトウキビジュース」を飲む事にしよう。

長いさとうきびを積んだ屋台の前には小さな赤い椅子が並べられていて、ちょっとしたテーブルも置いてある。まあ、路上なので結構大きな交差店の脇で車もブンブン通り過ぎていく。
オバチャンにサトウキビジュースを1杯注文して椅子に座る。私の周りはヴェトナム人ばかり。買い物途中にちょっと休憩している親子連れ等がほとんどで、ジュースを飲み終えるとすぐに席を立っていく。かなり回転率高いかも〜〜。目の前に運ばれてきたジュースを写真に撮り、屋台を観察する。
さとうきびを置き二つのローラーに挟んで、横のハンドルをグリグリ〜っと回す。すると絞り汁が下に落ちて溜まっていく。それをすくって砕いた氷をザラザラ〜っと入れ、ストローを差せば出来上がり。ま、お世辞にも清潔感があるとは言えない。ジュースを作ったりお金を払ったりするのはオバチャンで、ダンナみたいな男の人は椅子を並べたり机の上を拭いたりしている。

日が傾いてくるとジュース屋さんの脇にはご飯物の屋台が並び始めた。タイでいうカオマンガイ 鶏載せご飯)のような感じかな。
そろそろ私も席を立つことにしようかしら。ジュースでお腹がたっぽんたっぽん言っているわー。しかも、あんまり美味しくなかった・・・・。
周りの人がいくら払っているかを目ざとく確認していたので、無事に3000Dを払い、歩き出す。

ちなみにこのお店は有名な『フォー』のチェーン店「フォー2000」のすぐ脇にあった。明日は朝、フォー2000でフォーでも食べる事にしよーっと。

実は明日、日本からサトウ君(仮名)がやって来る事になっているのだ!!!

サトウ君については次回以降、じ〜〜〜〜っくりとレポートさせてもらおう。

サトウ君(仮名)はなぜ、ヴェトナムに来る事になってしまったのか・・・・・!?


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