それ行け!OLバックパッカー

ヴェトナム編


10年・・・

この旅の中で、初めて理不尽な理由で嫌な思いをしたいまむぅは憂さ晴らし(という訳でもないが)に日課のネットカフェへ。30分ほど(3000D)メールのチェック等したあと今日の夕食へ向かう。
さてさて、今日は何にしようかしら☆昨日行った食堂もいいわねぇ――と考えつつブイビエン通りを歩く。食堂のショーケースを覗いていたら後からきた日本人学生らしき団体に先を越され、なんとなく一緒になるのが嫌だったので当ても無くまた歩き出す。うむ〜、このまま歩いても突き当たりになって何もないな。しょうがない戻るか。
あきらめて戻り、デタム通りまで来てしまった・・・でもお腹すいた!!私の泊まっているゲストハウスの隣にある外国人向けレストランバー『333』の前に立ち、外に置いてあるメニューをめくる。店員さんに手招きされ、まあここでいいかなぁという感じで席についた。
ちなみにこの『333』は『バーバーバー』と読む。ここで気づいた人はマニアかも。日本で飲めるヴェトナムビールの銘柄といえば『333:バーバーバー』、ベトナム語で1,2,3は『モッ、ハイ、バー』と読むのだ。

さてさて、何を注文しようかな♪ま、どれも外国人向けに適当なアレンジが施されていると思うのでフォーを頼む。注文を取りに来てくれたお兄さんに伝える。

い「これ下さい」
店員「OK。キミ、どこからきたの?」
い「日本から。」
店「最近、日本人多いよ。」
い「そうなんだ〜。」

年齢は私と同じくらいのヴェトナム人お兄さん。このお店は欧米人のお客さんが多いみたいで、店員のお兄さんはもちろん流暢な英語を話す。

い「英語上手ね、どこで習ったの?」
店「独学で。ほら、こんな本使って勉強しているんだ。」

1冊の教材。ま、普通の会話帳のような―――

店「でもまだ始めてから2〜3年かな。」
い「それにしては凄くウマイね、英語。私なんて下手っぴで。」
店「キミはどこで英語習ったの?」
い「中学から大学卒業まで―――だから10年間・・・。」
店「へぇ〜〜〜〜。」

私は日本の英語教育のレベルの低さをヴェトナムに知らしめてしまったようだ。ごめんなさい。店員の彼は『そんなに勉強してこの程度かよ!?』と、きっと思っていたに違いない・・・。

以前トルコに行き、カッパドキアのお土産屋さんに立ち寄った時にそこの店番のお兄さんが上手に日本語をしゃべっていた。どうやって勉強したのかと聞くとやはり『独学』だと言っていた。言語に限った事ではないが勉強とは『どこで・どうやって』したのかが問題ではなく『どれくらいの熱意を持って・必要性があって』というのが重要なポイントだと思う。
日本ではいくら英語を学習したからといって、それを実際に使う機会(外国人との接触)はほとんど無い。反対に彼らベトナム人は外国人を相手に毎日を過ごしているのだ。その密度から言えば必然的に言葉の上達に差が出てくるのだろう。考えようでは、彼らは生活の為・生きる為に英語・日本語の習得に迫られているのであって、日本語以外しゃべる事ができない私たち日本人は不況と言えどもまだまだ安穏な暮らしができているという事なのだろうな。

い「ねえ、旧正月が近いって聞いたんだけど、いつなの?」
店「しあさってだよ。この辺りも盛り上がるよ。」
い「へ〜、楽しみだね。」

そうか、じゃあ日本の年末年始と同じように銀行やってないのかな。どうしよう、ドルはあるんだけどドンはあと少ししかないよ。
フォー(12000D)を食べ終わり、お店を後にする。ゲストハウスは隣だからすぐに帰宅。

日本を出発してから早10日。冬の日本から脱出して体もすっかり夏仕様になり、新陳代謝が活発だわ☆汗もたくさんかいてる。しかも、ジーンズは今はいている1本しか持ってきてないのでかなりバッチくなっているに違いない・・・・。心なしか日本で溜め込んだ脂肪も落ちて、ウエストが細くなっている気がする。うふふ。

考えてみればこの10日間、1日もお休みの日が無い。普通の感覚からいうと毎日が『休日』なのだが、旅が日常になり『生活』になるとたはには『休日』が欲しくなるのだ。この辺で1日何もしない日を作ろうかしらん。
そう決めて、いつもの洗濯物に加えて初めて埃だらけのジーンズをシャワー室に持ち込んだのだった。

下川裕治さんの本等で、『旅そのものの日常化』を読み知ってはいたものの、この時少しその感覚が分かったような気がした。
ちょっと嬉しかった。



休日なのだ

翌朝。
今日もいい天気だ!!やっぱり朝はいいな。
今日は休日と決めたものの、朝が好き+朝食が好きな私は結局いつもと同じように8時頃に起きてしまった・・・しかも、昨日洗ったジーンズがほぼ乾いている。
な〜んだ、今日履けるじゃん。
でもそれはもう少し乾かす事にして、就寝用に持ってきていたピンクの水玉模様のキャミソールワンピース(元々は外出着)のままで外へ出る。まだ朝の柔らかい日差しなので帽子も被らず、メガネのままでいつものフルーツジュース屋さんに向かう。まあ、歩いて1〜2分っていう所だしね。

いつもの席についてメニューを眺める。今日の朝食は何にしようかしら〜〜〜〜〜ん☆今日は『休日』なのでいつに無く楽しいわ。そうねぇ・・・今日の朝食は「バナナシェイクとパン」に決めた!
注文して、自分のシェイクを作ってくれる姿を眺める。ショーケースからバナナを取り出し、ジューサーミキサーにかける。『ガガガー・・』と少ししたところで氷と砂糖を加えてまたひと回しし、それを取り出して『出来上がり』。たまに果物がたくさん入った袋を持ってオバチャンが入ってくる。どこかで仕入れてきたんだろうなぁ。
どこで買ってくるんだろう?いくら位なんだろう?1杯4,000Dだから、原価はいくら位なんだろーな。暇に任せて色々考えるのも又、楽しい。

店先に差し込む光が少し強くなってきた所で席を立ち、お会計。合計8000D。いやぁ、安いね、約80円だ。タイと同じくらいだけど、味はこっちの勝ちかもな。
部屋に戻ってもやる事が無いので、2度寝。あ〜〜〜〜、禁断の2度寝がこんなに思いっきり出来るなんて幸せ!!会社辞めてよかった。(ちょっと本音)
スヤスヤと二度寝タイムを満喫。

目が覚めるともうお昼。
お昼ご飯食べよう!!―――って、『食う・寝る・食う』じゃん。あああ、堕落していくぅぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜。でもいいの。今日は休日なのっっ。
幸い、引き続きお通じも良い(常人の場合、お腹壊している、というらしい)し汗もかくので、食べたい時に食べたいだけ食べても全然太らないようだ。ここはパラダイス〜〜。
え〜と、お昼ご飯どうしよっかな。考えるのも楽しいぃ〜ぃ〜〜ぃ。
あっ、そうだ、ちょっと行った所にインド料理屋さんがあったけ。行ってみようかな〜〜〜。ジーンズも乾いたし、さ、着替えて出かけよー。

『タイ編』で『・・・(ヴェトナムへ)実際行ってみたら、シクロより違うコワイものと出会う運命にあることをこの時は知る由もないいまむぅなのでした・・・』と書いた出会い”その1”(その3まで有!)がここで訪れてしまうのだ・・・・乞うご期待☆


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