それ行け!OLバックパッカー

タイ〜二人はつらいよ〜


チェックイン

さて、バスの乗り心地はというと、これがまんざらでもない。確かにエアコンが無いのでバスが停車すると暑苦しいが、窓全開の車内は結構快適。エアポートバスより若干小さいサイズで車体も古いが、そこがまた味があって良いのだ。バスの速度は日本で考えられないほど速く、カーブに差し掛かった時などは横転するのではないかと思う位だ。しかしそのおかげでタクシーに乗るのとバスに乗るのと、それ程到着の違いは無く便利に使える。タクシーが初乗り30B、バスが3.5B均一ということを考えると断然バスに乗るほうがいいのだ!!
今まで私はバスの乗り方が分からず、また、入り組んだバス路線が全く理解不能だったので乗ろうと思わなかったのだが、市内の位置関係が把握できてきたし、バス路線も整理されより乗りやすくなったのでバス乗りこなしに挑戦しようと思い立ったのだ。

青い空と暑い空気に包まれたバスは、エンジン音を響かせながら快調に飛ばす。開け放たれた窓の左手にチャトチャク公園らしき風景が見えてきた。今回の旅の最大イベントであるウィークエンドマーケットはこの周辺で催されているはずなのだが・・・。手元のマップと今の位置を照らし合わせながら、バス路線を確認。よし、間違っていないぞ。もう少ししたらスカイとレインの高架が見えてきて、その下をずっとまっすぐ進んで行くはずだ。
そして予定通り戦勝記念塔のバスターミナルを通過。いつも高速道路を走っていたので、こんな近くに見たのは初めてだ。私とRさんはバスからカメラのレンズを向ける。
ここまで来れば、後は大体距離感もつかめてきたし位置関係もOKだ。Rさんの運命も背負っているという緊張感がちょっと溶けてきた・・・・。

しばらくすると、見覚えのあるような街並みが見えてきた。よーし、いよいよサイアムに到着だ。

い「もうすぐ着きますよ。」
R「はい。」

車掌さん「サイヤ〜ム、サイヤ〜ム。」

親切に私たちに聞こえるように知らせてくれたので、スムーズに下車する事ができた。有難う!!

バスから降りると、そこはサイアム☆あ〜〜〜、遂にバンコクへ着たんだわ。7ヶ月ぶりなのだが、とても良く知った街に戻ってきたようですごく安らいだ気持ちになってしまう。引っ越してまだ1年に満たない日本のつくば市よりバンコクの方がよっぽど知っている。よくよく考えてみると、市内に電車もないし便利なバスも走っていない日本語の通じるつくば市内より、日本語は通じないけどスカイトレイン・ボート・バスが超便利で徒歩圏内に何でも揃うバンコクの方が、よ〜〜〜〜〜〜っぽど滞在しやすいと思う。(実際に住んだらちょっと違うと思うが『滞在』には便利。)

お昼の日差しが強いので、リュックを背負って帽子を被りサングラスをかける。バスから降ろされたのがサイアムの交差点より大学側、サイアムスクエアの入り口付近だったので、ソイ・カセムセーン1を目指してラマ1世通りを横断する。パヤタイ通りをテクテク歩いてくのだが、Rさんは先に歩いていってしまう・・・違いますよ、そっちじゃないです〜〜〜。
Rさんを呼び戻してMBK前の歩道橋を渡る。BTSナショナルスタジアム駅の手前で歩道橋を降り、ゲストハウスが立ち並ぶソイに入る。

い「前、私はここの通りの突き当たりにあるBed&Breakfastに泊まったんですよ。結構良かったな。」
R「今回も同じ所にするんですか?」
い「どうせなら他のゲストハウスも見てみたいですよね。順番に聞いていきましょう。」

道沿いで目に止まったのは『WhiteLodge』。うんうん、割と有名なゲストハウスよね、地球の歩き方とかに載っているし。

い「ここ、聞いてみましょう。」
R「ええ。」

ゲストハウスの1階入り口には小さなツアーカウンターのようなパンフレット置場があり、薄暗い床には宿泊客のものと思われるリュックサックが山積みされている。
中に入って机に座っているオバチャンに声をかける。

い「すみません、部屋は空いていますか?」(以下英語)
オバチャン「ええ、ありますよ。」
い「ツイン、いくらですか?」
オ「450Bです。」
い「(Rさんに)1泊450Bですって。一人1泊700円弱位になるんですけど、いいですか。」
R「メチャメチャ安いですねぇ。」
い「ゲストハウスにしてはいいお値段ですけどね、中見せてもらいましょうか。」
R「そうしましょう。」
い「中をみせてもらっていいですか?」
オ「もちろん。こちらです。」

白いタイル張りの薄暗い廊下をオバチャンについて歩いていくと、小さな中庭のようなスペースがあり、ティーテーブルセットが置いてある。
廊下を抜けてすぐ左手のお部屋に通された。

い&R「うわ〜〜〜。」

なんて綺麗なお部屋!!びっくり。外壁と同じように白を基調にしたお部屋は青系のファブリックで統一されていて、ベッドカバーやカーテンが可愛らしい。
奥のバスルームは青いタイル張りで、清潔感もある。勿論バスタオル付だ。

オ「チェックインしますか?」
い「Rさん、ここでいいですよね。(オバチャンに)はい、ここにします。」
オ「お荷物置た後でいいので、カウンターまでパスポートを持って来てくださいね。」
い「はい。」

前回泊まったBed&Breakfastも朝食付だし悪くは無かったのだが、ここはかなり良い。ガイドブックなどの評価もなかなか良かったように思う。
ただ、バスルームのドアが完全に閉まらないのがちょっと残念だったくらいかな。ま、それでもお部屋を替えるという程のことではないので、充分に満足だ。


荷物を降ろした所で、さあ、これからの作戦会議。今回の私の課題である『市バスを乗りこなす』をクリアするためにはバンコクバスマップを今日中に手に入れなければいけない。
明日からはウィークエンドマーケットや市内観光で移動に次ぐ移動だし・・・・。あ、あと友人に頼まれたエキセントリック柄TシャツをMBKで買うのだ!

い「じゃあ、まずはMBKのフードコートに昼食を食べに行きがてらお店を見て、そのあと伊勢丹に入っている紀伊国屋でバスマップを買いましょう。」
R「いよいよですねぇ、超楽しみなんですけど。」
い「ふふふ。」

ゲストハウスのカウンターで氏名・パスポート番号・帰国日等を記入してチェックインを済ませ、MBKへ向う。ここからは歩道橋を登り、歩いて5分としない距離だ。
ナショナルスタジアム駅前を横切って東急の入り口から入り、左手奥のバーゲンセール用ワゴンが置いてある辺りからMBKへ抜ける。
友人に依頼されたTシャツはMBKのこのフロアにお店があり、いかにも欧米人が好みそうな仏陀やサイババ(風?)の転写プリントが並べられているのだ。昔の記憶を辿ってそのショップに向う。




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