それ行け!OLバックパッカー

タイ〜二人はつらいよ〜


切ない最終日

いつも通り先ずはMBKのフードコートで腹ごしらえ。何を食べようかな・・・タイ最後の夕食になるんだから、タイらしいものがいいよなー。
ということで、カオマンガイを注文。あっさりしているが結構美味しいんだ、これが。
そして今日もサイアムスクエアの中心部へ歩いてく。

MBKの2階部分からサイアムスクエアまでは通路(歩道橋)で繋がっているので、眼下に車の渋滞を見ながら道を渡ることができる。相変わらずもわ〜んと生暖かい排気ガス交じりの空気に包まれる。
周りは既に暗くなっているが、これからがタイの夜のお時間★食堂やカフェ・レストランの明かりには沢山の若者が集まっている。そして高級外車が続々とサイアムスクエア内の駐車場へ入ってくる。

真っ先にHRCへ向かい、店先においてある今日の案内を確認する。やっぱりバンドはTELEFON BANDじゃないや。

い「TELEFON BANDじゃないですね。」
R「残念ですー。なんかもっと情報欲しいですよね。」
い「店員さんに聞いてみましょうか?」

い「あのー。」
店員「はい?」
い「私達TELEFON BANDのファンなんですけど、彼らの情報紙みたいなのは無いんですか?」
店「うーん、あったかな・・・ちょっと待ってて。」

とゴソゴソしていたが。

店「やっぱりないや。ごめんね。彼らがいないけど、お店に入る?」
い「どうしましょうね。」
R「折角だからはいります?」
い「入りましょう。」

ということで、カウンターバーの席に着くことになった。
白人のオッサン達で構成されたライブバンドは、超退屈なカントリーを演奏している。ね、眠い・・・。
でもRさんは昨日であったミユキが来るのではないかと期待している様子なので、今日も弊店くらいまで頑張らねば。
それにしても眠い。
と、つまらなそうにしていると隣に座った欧米人のオッサンが「じーっ」とこちらの様子を窺っている。気持ち悪い。
なんか勘違いしていません??
今日もHRCでは欧米人のオッサンたちがタイ人女性にねっと〜〜りとした視線を送っている。キモーイ。

今度は違う所から、いや〜〜〜〜な視線を感じるぞ。
うううう・・・なんなのよ。
その方向を見てみると、顔の濃い、中東系のような西洋系のような青年が。

青年「はーい。」

ものすっごい笑顔で手を振ってくる。肩越しにその視線に気が付きつつも、あえて見ないように見ないように無視し続けることにしよう。

青年「はーい。」

なんてしつこいヤローだ。どうもかなり酔っ払っているようで、私が完全無視しているのも気にせず、笑顔で視線を送ったまた、こちらに近づいてくる!!あああー、もぉぉぉぉー、邪魔しないでおくれよぉ。

青年「はーい。」

無視無視・・・。

青年「ハーイ。」

き、来ちゃった・・・ここまで来られてしまうと無視することも出来ず、泣く泣く「何か用ですか?」的な態度で対峙することになってしまった。

青年「君、日本人?」(以下英語)
い「え、ええ。」
青年「僕さ、フットボールプレイヤーだったんだよ。日本のチームに入っててさー、日本に住んでたんだ。」
い「―――。」
青年「そのとき日本人の彼女が居たんだ・・・。」
い「(だから何?)」
青年「僕はねぇ、ギリシャ人なんだけど、お父さんがギリシャ人・お母さんがニュージーランド出身なんだ。」
い「ふーん。」
青年「サッカー選手のイナモトとかスズキとか友達なんだよ。」
い「(サッカー知らないし。)・・・。」
青年「ねえ、紙持ってない?」
い「は?」
青年「僕の連絡先書くからさ、いつでも連絡して。」
い「――」
青年「寂しくなったら世界中何処からでも、いつでも連絡していいんだよ。」
い「――」
青年「ここに書いておくから。」

と酔っ払った勢いでお店のコースターに、良く分らないグチャグチャの筆跡でアドレスらしきものを書き込んでいる。
いや、そんなん要らないんですけど。汚い字で読めないし。

あーーーーー。超さぶい。今日は何て寒い(心が)夜なんだ・・・。やってられないわぁ。

い「Rさーん。なんかもう、帰りたいんですけどぉぉぉ〜〜〜。」
R「TELEFON BANDじゃないですしね、昨日あった、あの子、えっと・・・」
い「ミユキさんですよね。」
R「そうそう、ミユキも来ないみたいだし。」

ということで今日は早めにタクシーに乗ってカオサンへ戻ることにした。
ううう、寂し過ぎる最終日・・・。

 



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