それ行け!OLバックパッカー

タイ〜二人はつらいよ〜


ヤワラーでお買い物

マッサージを終えてスッキリした私達はもう一頑張り(?)するべく、歩き出す。お昼も過ぎているので何か食べたいところだが、朝から沢山食べているのであまり空腹感はない。

い「この先真っ直ぐ歩いてロビンソンデパートかなんかのフードコートとか、あれば行ってみましょうか。」
R「あまりお腹空いていないですけどね。」

テクテクと歩き出す。少しするとラマ4世通りへと突き当たる。お、ここからならヤワラーへのバスも分りやすいのでは!?手元のバスマップを見ると・・・あったあった。

い「この辺から25番のバスに乗ってヤワラーまで行きましょう。」
R「そうですね。」
い「ラマ4世通りまでくれば、あとは真っ直ぐ行くだけなんで分りやすいし。」

大通り沿いのバス停でウロウロしていると、近くにいた屋台の良い香りがしてきた。

R「これ何ですかね?」
い「なんだろう、お団子?」
R「美味しそうですねー、買ってみようかな。いくらでしょう?」
い「ニー・タウライ?(いくらですか?)」
お店のおばちゃん「イー・シップ・バーッ。」
い「20Bだって。:
R「じゃあ、買います!」
い「アオ・アンニー(これ下さい)」

お団子のような、つみれのようなものが竹串に数個づつ刺さっていて、付けダレにスイートチリソースが添えられている。付け合せにいつもの大キュウリ(?)の輪切りが付いてくる。

R「いまむぅも食べる?」
い「頂きます☆」

味は淡白で、鶏肉・・・かな。チリソースが美味しい!!Rさんは辛いのとキュウリが苦手なので、私は心おきなくお団子と付け合わせを頂く。20Bにして結構量もあるのでお腹は大丈夫そうだ。
あー美味しかった〜、と思っているところに25番のバス登場。アイボリー地に赤いペイントのノン・エアコンバス。くすんだ車体の色と開け放たれた窓がタイのバスの王道を行っている。車内に入ると――うわぁぁぁ〜、出ちゃったぁぁぁ〜〜〜〜。『私物化バス』であった。

タイのタクシーやらバスやらは運転手の私物化されてしまう傾向にある。若い運転手は比較的そういうことをしないようだが、年配の人ほど手を入れてしまうだ。よくあるのは、仏様グッズ。大抵どの車にもある程度は飾ってあるのだが、度を越えた装飾をしているのを見ると思わず笑ってしまいそうになる。ジャスミンのお花の飾り・金色に縁取られたお坊さんの写真、赤やら金やらのジャラジャラした飾り、数珠・・・など。
仏様グッズ以外では、家族の写真がそこらじゅうにベタベタ張ってあるのも特徴。家族が大切なのは分ったから〜〜〜、と言いたくなる。
これは装飾とはちょっと違うが、運転手の証明写真も笑える。思いっきり若い頃の写真のままで、本人かどうかすら判別できない。ま、たまに無免許で車を借りて勝手に営業している確信犯もいる。こんな輩に当たってしまった場合は『今、どこを走っているんだろう・・・』というドキドキ感を楽しむしかない。

というわけで、このバスの運転手もデコトラ(笑)ばりに、手の込んだことをしているのだ。車体は古い(木の床とか)ので、まるでい空間のよう…そして音楽も運転手の好みなのかタイ歌謡が大音量で流れている。
車掌の女性ももちろん乗っているが、これが当たり前になっているのだろうか??――ディープな世界だ。

手に持ったマップと道路を見比べながら、もわ〜〜〜んとした排気ガスの臭いのする風を受けつつ暫しの休息。バスはクネクネと曲がり下町を通りながら中華街へ向かう。窓から見える軒先に漢字の『○△金行』という文字が多くなってきた。
いよいよ中華街だ!

バスは終点なのか、ヤワラーの大通りから少し離れた所に停車、全員が下車する。下車したものの、ここはどこなのだ??サイアムやらスリウォン・カオサンは迷わないのだが、ヤワラーはいつも迷子になってしまう。中国人の発する"気"みたいなものに押され気味に(勝手に)なってしまい、おどおどしてしまう。馴染みが薄い、という事なのだろう。一昔前は安宿として中華街の旅社が賑っていたようだが、最近は影を潜めているらしい。理由としては余り清潔感がないかららしいが。一度ヤワラーを拠点にバンコクに滞在するのも面白いなー、とは思うが、交通の便もやや劣る(BTSが通っていない)のでどうしても後回しになってしまう。

とにかく人通りの多そうな方向へあるくと、ヤワラーの標識が見えてきた。ヤワラーへ出て、ここがヤワラーの何処なのかを探るべく地図を手に見比べてみる。
排気ガスの影響なのか、ヤワラーはいつ来ても何となく灰色っぽい

オジサマ「エクスキューズミー」
い「はい?」

振り返ると、ご年配の欧米人ご夫婦が立っている。

オ「ヤワラーはここでいいのかな?」
い「ええ、この大きな通りがヤワラーです。」
オ「道に迷ってしまってね・・・。」
い「私達もです。ヤワラーのどの辺りかが…あ、あそこに○○ホテルがあるから、この辺りかな…。」
オ「どうもありがとう。」

ご年配のご夫婦が地図を片手にヤワラー沿いに歩いていった。仲良くご旅行、いいわね〜〜。私達もようやく地図上の位置を確認して、"サンペンレーン"に向かって歩いていく。
サンペンレーンは細い通りで、道の両脇を雑貨の問屋が並んでいる。ヤワラーに平行して走っている小道で、ヤワラーの大通りとチャオプラヤ川に挟まれた位置にある。地図に従って歩いていくとだんだん道が細くなっていき、人が増え、屋台やら雑貨ややらが見えてきた。ついに到着!

日本のティーン向け(小〜高校生)の雑貨屋さんにあるような小物がびっしりと並べられている。かわいらしいビーズのヘアピン、髪を留めるゴム、パステルカラーのペン類、チョーカーやネックレス、ピアスなどなど。
靴・バッグ・食器・洋服…雰囲気としてはクアラルンプール(マレーシア)の中華街に似た感じで、それより濃縮されている。(中華街なので似ているのは当然だが)
道幅は2メートル位で、人がすれ違うのがやっと。荷物を抱えた人、屋台を引っ張る人、モノを売り歩く人、そんなごちゃごちゃな状態の上になんとバイクがブンブン通っていくのだ。メチャクチャだ――さすがタイ人、日本じゃあ考えられないねぇ。
もしかしたら日本も、戦後の混沌とした時代にはこんな匂いを漂わせていたのかもしれないな。
道端に店を出していたデザート屋さんでRさんが何か買ってきた。クレープの生地みたいなものが春巻きのように何かを包んでいて、その包まれた中にはカスタードクリームが入っている!!素朴だがかなり美味しいぞっっ。10Bか20Bだったらしい。

アクセサリーの問屋が集まったところで、仕入れ用の品を物色。お花をモチーフにしたアンティークゴールド風のネックレスとピアスセットを購入。ディスカウントは5個以上からとのこと。今回はそれほど買う冒険はしないと決めているのでディスカウントは望めなかった。これが飛ぶように売れると分っていれば、いくらでも買うんだけどねぇ〜〜〜、難しい所。
そしてどんどんサンペンレーンの通りを抜けていくと、お店の質が変わってきた。カーテンやら洋服やら、布生地屋さんが増えてきたのだ。どうももう直ぐインド人街らしい。
かねてから自宅の天井に綺麗な布をあしらいたいと思っていたので、思い切って買ってみよう!とお店を覗く。私の背丈ほど(150センチ位)のロール状に巻かれた生地が所狭しと立てかけられている。日本のお店とはスケールが違うって感じだわ。布の種類も豊富!!
平織りのペラペラしたプリント柄から、ウェディングドレスに使いそうな美しい透き通ったレースまで様々だ。お値段は…一応、種類毎に決まっているようだ。
その中から、淡いベージュの、柔らかなレースを手にとってお値段を聞いてみる。

い「タウライ?」
店員「サーム・メーター・ヌン・ロイ。」
い「!!!!」

まじっすか!?まじっすか、今のっ!『サーム・メーター・ヌン・ロイ=3m・100B』ですかぁぁ???
やすいっ、安すぎる。
こんな手触りの良いレースが3mで300円弱…日本で買ったらいくら位するか、検討も付かない。10倍位するんじゃないかしら、いや、本当に。
これは買いだ。
で、どれ位買おうかなぁ。天井に張るんだから・・・

い「10m下さい。」
店員「10m、OK。」

取り合えず500B札を渡す。店の奥で計算して、布をビニール袋(タイっぽい)に入れてくれた。お釣りを確認すると、150B。あー、しまった。
日本的感覚で(10進法)つい10mと言ってしまったが、3の倍数で単純に12m買えばよかった。ちょっと損したわ。ま、それにしても激安だからいっか。というか、先に値切ってみればよかったかも。ま、いっか。
私はホクホクでお店を出たのだ。

ホクホクだったのは、残念ながらここまで。

帰りにバスを乗り間違えてしまい、途中下車してタクシーに乗ってしまった。毎日数十バーツの生活をしているので、これはイタイ。結局間違えたバスだったのだが目的地のサイアムに結構近かったようで、タクシーで50Bもしなかった。

さあ、今日は最後のHRCに挑むのだ!

 



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