それ行け!OLバックパッカー

タイ〜二人はつらいよ〜


パッタイ10B〜


バスは戦勝記念塔を通り過ぎ、王宮広場で停車した。およよ??いわゆるカオサンの街中には行かないのかなぁ。行くはずなんだが・・・・運転手はおもむろに下車して、運転手仲間とだべっている。
面倒なので、ここで降りてラチャダムヌン・クラン通りを渡って行く事にしようかしら。

い「道渡ってカオサン行きます?」
R「いいですよ。」
い「この道、結構交通量が多くてしかも幅広いから渡るのに技術がいりますけど、根性で何とか・・・」

そう、この道は渡るのに勇気がいるのだ!片側3車線(位?)の幅広な上に、プラ・ピンクラオ方面・カオサン方面・王宮方面・記念塔方面からの車が合流する地点でも有り、一向に渡ることが出来ない―――そして信号も無い。なので、渡ろうとしているタイ人をみつけてタイミングを合わせて渡りきる!のだ。たまに分離帯の辺りで立ち往生する時も・・・・ご愛嬌で。
Rさんと私はちょっとビビりながら何とか渡った。

さてさて、今日はどこに泊まろうか。目星をつけていた数件に当ってみる。

い「バス・トイレ付きでツインルームありますか?」
係り「今日は・・・一杯です。バス無しならあります。」
い「そうですか――」

というような問答を数軒繰り返してみたが、どこも同じような返事だ。仕方ないな。

い「すみません、なんかどこも一杯みたいなんですよ。バス・トイレ共同で大丈夫ですか?」
R「・・・いいっすよ。」
い「カオサンの方に行っても空いているかどうか分からないですし。どうせあと2泊ですから。」

ということで、背中のリュックも重くて到底歩き回る気力も無いのでチェックインする事にする。結局いつものスマイル・サワディー・インのツインで400B/泊。安いねぇ。
部屋はベッドが2つ、バスタオルが2組、テレビ・エアコンつき、というタイプ。このゲストハウスは欧米人が多いから、洗面所兼バスルームが汚いかもしれないわ・・・と思うと少し気が引けるが、一泊だけだしね、何とかなるさ。
重い荷物を降ろして荷物を適当に解く。

い「お昼ご飯食べがてら、カオサン見物にでも行きます?」
R「いいですね。あの、私、郵便局行きたいんですけど近くにあります?」
い「ありますよ。カオサンを少し越えた所、ここから歩いて15分もしないところですから。」

というわけで、”カオサン”へと向かって歩き出す。お天気はまだ崩れそうも無いから、カオサンを中心にぐるりと一歩きしてみる。
前に来てから1年経っていないというのに、街並みは少しずつ変わっている。若者向けのお洒落なバーやカフェが増えていると思う。この成長ぶりはまるで生き物だね。
道の両脇には、髪の毛を編む人(ドレッド風)やクレープ屋、CD屋、汁ソバ屋、焼き鳥(ガイヤーン)屋、餃子屋、トースト屋(ビックリ!)――どこからか『この商売は外国人にウケる!』という情報をつかんだのか、ユニークな商売人たちが集っている。ま、現れては消え、現れては消え、の繰り返しが、タイ人らしくて微笑ましい。

日本人の多いゲストハウスCH-2の横にある郵便局へ行き、Rさんは葉書を出す。友人の方へと、あとは自分宛らしい。なんでも、帰国したら届いているのも楽しいし、帰国後届いても楽しいから、という事だ。

い「どこでご飯食べましょうねぇ。」
R「どこでもいいですよ。」
い「欧米人の多いオープンテラスみたいなレストランもたまにはいいけど・・・・味と値段はどうなんでしょうねぇ。」
R「・・・・。」
い「ちょっと覗いてみましょうか。」

と言って、通りすがったカフェに立ち寄り、メニューを見てみる。

パッタイ――70B カオパット―――80B

た、高い・・・・高くないか??たかがパッタイに70Bは無理っっ。

い「あの〜、Rさん、その辺の屋台で食べたら半額以下なんで、ここはパスしていいですか?」
R「いいっすよ。」

と、あくまでも貧乏性の私は目星をつけていた屋台の方へ歩いてく。

い「パッタイ、食べます?」
R「はい。」
い「プレーンは10B、卵入りは15Bなんですけど、どうします?」
R「卵入りで。」
い「じゃあ、卵入り、ソンジャーン(2皿)」

路上で商売をしている、パッタイ屋さんで注文。オバチャンは手早く鉄板の上で野菜を炒め、めんを炒め、ソースをかけて手渡してくれる。あっという間に出来上がりだ。

い「できましたよ!パッタイの上に、すっぱ辛いのとか、砂糖とかナンプラとか、唐辛子とか・・・お好みでどうぞ。」
R「私は辛いの苦手なんで良いです。」
い「じゃあ、私は唐辛子と、すっぱ辛いヤツ・・・・。」

並べてある調味料を一通り(でもないけど)ふりかけ、座る所を探す。屋台の裏側には旅行会社があり、その店先に椅子が並んでいるので勝手に拝借する。
置いてあるんだから、そりゃあ座るでしょう―――というのが、タイ式ルール(?)。とにかく、代わる代わる座りたい人が座っているので、私たちも勝手に座る。

と、座った瞬間にっっっっ!
ザザザザザザ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ。
スコールがやってきた。あー、間一髪とはこの事ね。

屋台のおじちゃんオバチャン達はビニールの屋根を広げたり、品物をしまったり大忙しだ。あれだけの人ごみだった道も、あっという間に人っ子一人いなくなっている。全員非難!
私とRさんは雨をボーっと眺めながらパッタイを食べている。タイっぽいなぁ。それにしても、スコールはいつまで続くんだろうな。

 



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