それ行け!OLバックパッカー

タイ〜二人はつらいよ〜


バスでカオサンへ

翌朝。
今日はサイアムから離れ、カオサンへと移動するのだ。

い「午前中くらいにチェックアウトして、バスでカオサン行きましょうか。」
R「ええ。」
い「ま、タクシーっていうのもいいんですけど、今回はバスに乗るのが命題なんで。すみませんねぇ・・・結構待つかもしれませんけど。」
R「いいっすよー。」

相変らず朝ご飯だけは抜く事が出来ないので、きっちりとご飯を食べる為にとりあえず朝のサイアムスクエアーへ歩き出す。

い「何か食べたいもの,ありますか?」
R「そうっすねー、別に・・・・まぁ、美味しいコーヒーが飲みたいですけど」
い「うーん。」

実は、昨日買って帰った缶コーヒーは案の定「砂糖水+コーヒー風味」という味だったらしく、美味しいコーヒーがどうしても早く飲みたいらしいのだ。

い「まだバンコクには日本で飲むような美味しいコーヒーはなかなか無いんですよねー。まあ、ショッピングセンターの中にあるスタバとか高いけど美味しいですけど―――あとはファストフード店ですねぇ。」
R「何でもいいですよ。」

サイアムスクエアにはファストフード店が数店あるのでそのどれかに行こうと思うのだが、日本と違って「朝マック」といった早朝営業はまだ少ない様子。
こんなに都会化されているとはいえ、まだバンコクでは朝の屋台が主流のようで、屋台街が活気ずいている。屋台で座って食べないまでも、若いOLさん・学生さん
なども手に手に屋台でテイクアウトしたビニール袋入りのおかずを持っているのをよく見かける。

そんな屋台街を尻目に、やっと開いているお店を発見!そこは「ダンキンドーナッツ」(笑)。なぜここまで来てダンキンへ・・・・そこはあまり深く考えずに。

店内は日本のダンキンと全く同じで、学生さんや若い会社員風の方・在タイ日本人と見受けられる方が数人座っている。
私たちは朝のセットメニューを頼んで、「コーヒーはおかわり自由なのかな」などと考えつつ朝食をとる。Rさんも、日本と同じような雰囲気の中でコーヒーを味わえたようで、満足げだ。値段はというと、確か100〜150B位だったかな。ついつい屋台で食べたら30Bで―――などと考えてしまう貧乏性の私。

ひとまず宿に帰り、荷物を纏める。買い物もしたので既に少し重さが増しているような気がするぞ。リュックに押し込み、入らない分は手荷物で何とか我慢する。

R「あのー。」
い「はい?」
R「昨日も行ったんですけど、マーブンクロン、でしたっけ、あそこのワコールショップにもう一度行きたいんですけど・・・・。」
い「ああ、折角だし、行きましょう行きましょう。」

Rさんは相当ワコールショップが気に入ったようで、またお買い物に行く事になった。確かにトリンプは日本国内でも割引して安い時期もあるし、アウトレットショップもあるのだが、ワコールはあまり安く買える機会がないのだ。バンコクではタグがタイ語になっているだけで正規品が1/3位のお値段なのだ。(何度も言うようだが)

MBKでお買い物を済ませた後はチェックアウトし、ラマ1世通りを渡って国立競技場前のバス停へ向かう。それにしても綺麗なゲストハウスだったなぁ。

い「時刻表とか無いんで、どのくらい待ったら来るか分からないんですよ。まあ、30位待って来なかったらタクシーに乗りましょうか。」
R「そうですね。」

バスに乗るのに慣れていないので、いつも持参している小さなメモ代わりの紙切れにカオサン行きのバス番号を書きとめてきた。でも、日本と違ってバスのスピードが速いので、番号を早めに識別して荷物を持って飛び乗らなければならない!と思うだけでドキドキする。Rさんも一緒なので間違えるわけにも行かないしぃぃぃぃぃ・・・・うううう、しんどい。

い「バス・・・15番か532番なんだけど・・・・。」

正午ちょっと前の強い日差しの中、大きな荷物を抱えて必死にバスの番号を探す。次々とバスは来るものの、目的の番号のバスはなかなか来ない。この数十分が心細くなる一時なのだー。
待てども待てども来ない―――と思って腕時計を見ると、まだ10分くらいしか経っていなかった。Rさんを見ると・・・

――――おおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜〜いぃ。

キチンと荷物を降ろして、バス停の庇の下でベンチに座っているではないか。座りながらバスの番号を探しているのかと思いきや、ボーっと(眠ってた?)してる?もしかして。
わおっっ。
こりゃぁ余計早めにバスを見つけ出して声をかけないと、この荷物を持ち直して走り来るバスに乗り込むのは難しいぞ。本当は一緒にスタンバっていてくれると有り難いんだけど、いつ来るか分からないバスの為に立たせっぱなしっていうのも何だしぃぃぃ。

と苦悩していると、ようやく15番のバスがMBKの交差点を左折してやってくるのが見えた!

い「Rさん、Rさん!!来ましたよ!荷物持って準備してください。小銭は持ってますよね?」
R「あ・・・。」
い「とにかく、荷物持って乗りますよっっ!」

来たバスはノンエアコンバスで、車内はまあまあ空いている。何とか席に座って3.5バーツを車掌さんに渡す。

い「はぁ〜〜〜〜〜。これでとりあえずカオサンまでは行けますよ。良かった。」
R「良かったっすね。」
い「でも、どの辺りで降ろされるかイマイチ分からないんで、地図見ながら確認しましょう。」
R「はーい。」

といっても、地図と現在地が分かるのは私しかいないのでドキドキしながら周りを確認する。でもまあ、ラマ1世通りを真っ直ぐ行って、少ししたら右折、直進して民主記念塔が見えたらもう到着!だからな。
途中、ラフな格好をした日本人カップルが乗り込んできた。どうやらカオサンへ向かうような会話をしている。
開け放した窓からは生暖かい空気が流れ込んできて、外を見ると綺麗な青空だ。今日はお天気がいいなぁ。でも今は雨季なので1日1回はバケツをひっくり返したようなスコールが来る。
こんなにいいお天気なのになぁ、今日も降るんだろうなぁ。

バスは渋滞に巻き込まれることも無く、スイスイと進んでいく。もう直ぐで着くかな。

 



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