それ行け!OLバックパッカー

タイ編


私の出会った○○人〜トルコ人編〜

注意:この日記を利用して日本人を安心させようとする外国人(トルコ人)がいるようなので、くれぐれも簡単に信用しないようにして下さい!最後は自己責任において対処してください。

CHUのテラスでヴェトナム行きの恐怖に襲われている私。すると・・・

カズオさん「時に、予定通りに行動するのが最善という事じゃない。予定を変更して、安全でボクのいるタイに居てよ。」
い「う〜ん、でも。」
カ「せっかく出会ったのに、一緒に居られないなんてっ!」

友人もでき、だいたい地の利もあって安心できるここ「タイ」に居れば絶対楽にしい。でも、もっと違う世界を見てみたい。止めてくれるなっっっ!!
特に社会主義の国に行ったことが無いので、その分興味もある。

そこに、前述のオズ登場。

オ「あなた、こんな素晴らしい出会い、めったにないよ。いいの?」

オズは『カッパドキアのナンパ師』と呼ばれている。出身はカズオさんと同じイズミールだ。しかし彼は故郷に戻れない。警察にも軍にも追われる身だからだ。
トルコでは男子は必ず徴兵される(19ヶ月)という。でもお金を払えば期間短縮、もしくは免除されるというからどこの国もお金持ちは楽できるんだなぁ、と思ってしまう。
彼は徴兵から逃れてきたので、もしトルコへ帰国したらすぐに軍隊に入れられてしまうというのだ。警察に追われている理由は知らないが、おそらく女性+お金がらみなのでは・・・と想像できる。

そんな彼が、どうやって滞在費をまかなっているのか??

やはり女性なのだと思う。

数ヶ国語を操り、スレンダーなボディに甘いマスク。毎晩通りを眺めながらお酒を飲み、女性に声をかける。一緒にお酒を飲むのはいいのだが、彼はいつの間にか居なくなってしまったりする。あれっ??
また、話し相手になっていた女性が気に入らないのか、自分が話し掛けて私たち仲間の席に引きずり込んだのにもかかわらず、彼女を残し突然いなくなってしまったりもする。取り残された女性と私達はちょっと気まずいし、なんて無責任なヤツなんだと思ってしまう。
そうそう、2人の女の子と同じ時間に約束してしまい片方の女の子を押し付けられそうになったこともあった。

しかも、お金を貸しても「明日銀行にお金が入るから」と言ってなかなか返してくれない。(当然、知らない外国人にお金を貸す時点で、あげてもいい金額しか貸してないが。)あきれた私は催促するのを止めたのだが、明日ヴェトナムに向けて出国するという時になって・・・

オズ「アリガトネ」

と一言いわれた。そういう奴なんだ、と思った。

その後ワールドカップ開催中、オズは日本に来ていたらしい。渋谷のトルコ料理レストランでバイトをしていたようで(非合法だろうが)、日本VSトルコの取材に来ていたTVにインタビューを受けていたのを友人が見つけ、教えてくれた。
・・・・まったく。

その上!

この前(2002.10)タイに行った際、カオサンでばったり遭遇!!あ〜『世界が狭い』ってこの事だわ・・・と実感してしまった。(きっと、日本で稼いだお金でタイに来ていたのだろう。)

色々な国の人、宗教の人に出会う度に沢山学ぶことがある。時には反面教師のような場合もあるが、全ての出来事から必ず得るものがある。最近私が思い至ったことは、世界中どんな人も皆『幸せになりたい』と願っている、ということだ。いろいろな人が自分の幸せ、自分にとっての幸せを探している。その行動が周りにトラブルをもたらす事も多々ある。
しかしそいういう人を見て、簡単に批判していいのだろうか。各国の政情・国の立場によって見え方が違うだけで私たちは皆、同じ目標に向かって進んでいるのではないか?『そうせざるを得ない』境遇に立っている・いないの、生まれた場所の少しの違いなのではないか?
一人旅では、数人で行く旅行とはまた違った『感じるひと時』を持つことができると思う。

私の出会った○○人・・・トルコ人は、(たまたま)こんな人でした。


バンコク最後の夜

いよいよ、今日でタイ滞在が最後だ。行きたかったのに行っていない所がまだある。それは。
『Hard Rock Cafe Bangkok』だ!ああああああ、行きたい。どーしても、いきたい。
前までHRCを「何だ、そのニセTシャツは。」とバカにしていたのだが、バリのHRCに行って以来、すっかりしっかりトリコになってしまったのだ・・・。

トゥクトゥクに騙された後遺症で、カオサンとHRCのあるサイアムまで往復する乗り物(タクシーかトゥクトゥク)に乗れず、行けないでいたのだ。帰りは夜中12時過ぎになるのが必至なので、もちろん公共の乗り物はない。

そこで、いまむぅ考えた。

カズオさん連れて行こう!

サンティチャイプラカーン公園脇、バンラプーのボート乗り場からボートに乗りBTS終点のタクシン駅へ。
よくパックツアーで『チャオプラヤ川クルージング!』などといって豪華客船(?)に夕食付きで乗るコースを見かけるが、市民の足のこのボートに乗れば(ちょっとエンジン音がウルサイけど)カオサン〜タクシンの15分〜20分のクルージングが8Bでできちゃうのだ。
コレはかなりオススメ。もちろん途中にはワット・プラケオ(エメラルド寺院)、ワット・ポー(寝釈迦寺)、ワット・アルン(暁の寺)、ヤワラート(中華街)があるので、下車すれば快適な観光ができる。

タクシンに到着し、ここからはBTSに乗ってサイアムまで行こう。
おおおお〜〜〜。いよいよだねぇ。
HRCは飲食物が世界共通値段(スターバックスも)なので、食事は節約の為MBKのフードコートで済ませることに。

カズオさん「何食べる?」
い「う〜ん。迷っちゃうなぁ。でも、カオマンガイ(蒸鳥乗せ飯)が良いな・・・あ!美味しそう♪」

カオマンガイを注文し、席につく。カズオさんは揚鳥のせ飯だ。傍においてあるタレ(スイートチリソース)をかけて食べる。

い「ちょ〜〜〜〜〜、美味しい★ネ、カズオさん。」
カ「・・・バッド・スメル(臭い)。」

実は彼は、タイ料理が嫌い。にんにくもダメ。先日も、屋台のおばちゃんに「チャーハン・にんにく抜き」と言っていた。でも、にんにく抜きの料理が出てきたためしがない。当たり前だ!!屋台のおばちゃんにはそんな事カンケイナイ。でも彼は懲りずに、いつも何やら注文をつけている。
揚げ鳥ならいけると思ったが、もう、タイの匂いがだめのようだ。(私は好き嫌いを細かく言う人が苦手・・・何でも食え!!って言いたくなってしまう。)

私は美味しい、タイ最後の夕食を取り満足。で、いざHRCへ出発!

今日はHRCで10時15分から生ライブが始まる。
私達はここで一番安いシンハービールを頼み、ライブが始まるまでの小1時間ほどを粘ることにした。通されたのは2階の席。
スタッフの女の子は首にストラップを下げていて、そのストラップにはたくさんのHRCバッジが付けられている。かわいい・・・・。
記念に、カズオさんとの2ショット写真を撮ってくれるように頼むと、快く笑顔でシャッターを押してくれた。HRCプーケットのオープンイベント、ハードロックホテルツアーなどHRCバンコクから発着するツアーを紹介してくれたが、私はもう明日ヴェトナムに出発する身、ごめんね。また今度。

さあ、いよいよ時間が来た。スピーカーからはさっきまでの音とは違う、ナマの弦楽器のチューニングする音が〜〜〜!これがたまらなくウキウキさせてくれる音なのです。

高校生の頃親友と一緒にバンドを組み、私はベースを担当していた。日々の一人練習、それをみんなとスタジオに入って合わせる練習、そして細かい調整を繰り返して本番に挑む!!ステージで『ピタッ』とハマッた時の快感はなんとも言えない、何者にも代えがたい感動なのだ。

い「ねえ、ライブを近くで見たいよ〜〜」
カ「OK」

フロアにいるお姉さんに言って、1階へ移動させてもらうことに。しかしこの時間では既にフロアは超満員。人ごみを掻き分け前へすすむ。
やっぱり、演奏は近くで聞かなきゃ!そして、プレイヤーの動きや、特にギタリストの弾く指先をじ〜っと見る、それが最高。

お、始まった!!

きゃ〜、ボンジョヴィだわ☆これも私が当時よく演奏していた曲だわ・・・・。

ここのステージは決して広いとは言えず、作りもちょっと見えづらい感じになっている。(タイだから仕方ないか。)で、出演しているバンドもバリで見たバンドと違ってかなり地味目。ボーカル二人(男女)、ギター二人、ベース、ドラム、キーボード(お、KORG使ってる)。演奏は、選曲とあいまって、センスいい(私にとっては)。
ボンジヴィ、ミスタービッグ、エアロスミス、レッチリ、ヴァンヘイレンなどの王道から、PINKやリッキーマーティン、ニッケルバックといったワリと新しい曲も演奏してくれる。

次の曲は・・・あれ??あのギターの人・・・ギターを後ろにおいてバイオリンを取り出したぞ!?
曲名は分からないけど、聞いたことのあるロック――ストリングスパートの部分を、本物のバイオリンで弾いてるぅぅぅぅ〜〜〜!

きゃーきゃーきゃーきゃーきゃーきゃー、もっと前に行きたーい!近くで見たいよ〜〜〜。

カズオさんのことなどすっかり忘れて、一人でグングン前へすすむ。

カ、格好いい・・・☆やばい。もう、やばいっす。
嫁に行っちゃう??(笑)――冗談になってないし。

私の目の中は、ハートの炎がメラメラと燃え滾り、その目でギタリストの姿を穴があくほど見つめる。

きゃ、目が合ったっ☆★☆私に笑いかけてくれたわ!!

そうだ!

持っていたカメラを取り出して、必至にシャッターを切る私。これじゃただの追っかけ少女だわぁ。(元巨人軍2軍のおっかけ)

演奏は中休みを挟んで深夜1時過ぎくらいに終了。あ〜、終わっちゃった。あのギタリストに話し掛けたかった・・・。
でもぉ〜〜、恥ずかしくてぇ〜〜〜。
彼、見た目には日本人っぽいんだよねー。日本人かしら。アー、もっと知りたい。でも、知る手段がない。切ないわぁ。

あれ?カズオさんは??

彼は、店内でゆっくりタバコが吸えないので外に出ていた。

い「あ〜あ、終わっちゃった。かえろー。」

HRCの前にたむろしているタクシーやトゥクトゥクはボッタクリが多いので、大きい通りまで出てタクシーを拾い、カオサンまで乗る。

カ「ユミさんが踊っているとき僕の周りにいたタイ人の女の人が、踊りながらわざと手を握ったり触ってきたりしたんだよ。」
い「え〜!?」
カ「外に出てタバコ吸ってたら、『これから一緒に遊ばない?』って聞かれた。」
い「マジで。」
カ「HRCの目の前に泊まってたBMWに乗れって言われて。」
い「あ〜。あの女の人かぁ。やっぱり東南アジアのHRCって、そういう女の人(売春婦)が多いんだねぇ。」

HRCは世界共通価格なので、普通でいえばタイの人が気軽に遊びに来れるような場所ではない。来ている女の人は今晩の「お客」を見つけに、そして外国人男性(特に欧米のオジサン)はそれを目的に来ている人が多い。街角でもそうだが、いい年をしたオッサンが、タイ人の若いオネーチャンとベタベタしているのを結構見かける。すごぉく気持ち悪いし、もしこれが自分の親だったら・・・と想像するだけで、気分が悪くなる。

先日カズオさんと一緒にMBKに買い物に行ったら、店員さんにカズオさんが見ていた商品をタイ語で説明されて、「西洋人と買われたアジア人カップル」という風に間違われた(たぶん)。すごく気分悪い。タイでは、女性を買うときに数週間とか数ヶ月単位で買い、買い物などもしてあげることが多いみたいなのだ。

しかし、日本のイメージと違って彼女達はいたって明るい感じだ。売春がいいとは思わないが、このバンコクでキレイに着飾って、ブランド物を買ってもらい、いい食事もできる。
そんな『仕事』をしてはいけない、と咎められないように思う部分もある。また、一時期日本で話題になった『援交』とは違って、彼女達の肩には家族全員の生活がかかっていたりするのだ。

無事にHRCからゲストハウスに戻り、明日に備える。
一応、一通りタイで行きたかった所も行ったし、初の一人旅にしては上出来だったなぁ。

HRCの興奮を冷ますように冷たいシャワーを浴びて、バンコク最後の夜を締めくくった。


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