それ行け!OLバックパッカー
タイ〜英語よりタイ語 編


南バスターミナルからカンチャナブリへ

昨夜の内に「南バスターミナル」という意味のタイ語”サーイ・ターイ”を頭に入れておいたんだけど、やっぱり通じるか不安だわ・・・。
今朝も7:30に起床し、スーツケースをホテルに預けて出発。背中には3年前の一人旅以来愛用している赤いバックパックを背負っている。
―――いいねぇ、この感覚!最近忘れかけてたわ(笑)。

スクンビット通りの向かい側へ渡り、近くのセブンイレブンで朝食用のパンと水を購入する。バスに乗ったら食べるんだ♪
セブンイレブンの脇の方にバス停があり、このお店が朝のお買い物スポットになっているみたい。私と同じように朝食を買って行くタイ人が結構いる。

お店を出て、さて、タクシーでも拾おうかな。
拾おうと思うとなかなか拾えないのがタイのタクシー・・・不思議だ。
進行方向にブラブラ歩きつつ、後ろから来る車を凝視する。すると、向うの方から真っピンクの新しい車体のタクシーがやってきた。よし、あの車にしよう。

車を止めて、「パイ サーイターイ」と告げると、「OK」と言って走り出した。車は清潔で新しいし、メーターもきちんと倒してるし、免許写真も確認オッケー。大丈夫そうね。
「高速道路が・・・」とか何とか、意志の疎通がとれない一瞬があったが、下手にタイ語を言わないで「サウス・バスターミナル」と言ったら落着。
あ〜〜〜あ、やっぱり英語の方が通じるじゃん(涙)。

サイアムの交差点辺りまでは殆ど会話も無かったんだけど、ここは思い切って話し掛けてみる。

い「chan rian phaasaa thai yuu yiipun 」(日本でタイ語勉強してるんです)

バカの一つ覚えみたいに、きっかけはこの会話から(笑)。するとやっぱり運転手さんは嬉しそうに「そ〜〜なの!?」っと盛り上がってきた。

い「chan choop muan thai maak」(私、タイが好きなんです)
運転手さん「タイのどこがいいの?」
い「うーん、人は優しいし、気候はいいし。」
運「気候?だって1年中暑いよ、やだよー。」
い「私、寒いの嫌いなのよー。」
運「それに、バンコクは毎日が渋滞だよ。日本はどう?」
い「日本も渋滞はするけど、バンコクの渋滞は世界でも有名だからねぇ。」

最初のきっかけの会話がタイ語だっただけで、結局殆どが英語なワケで・・・トホホ。

運「ここ、知ってる?洋服市場。ボーベー市場。」
い「タラート、ね。来た事なかったんだー。洋服・・・えーっと、phaa sua・・・?」
運「違うよ、sua phaaだよ(笑)」
い「あはは〜〜。」
運「タイ語上手だよ、僕の英語なんかより全然上手。」
い「え、そんなことない、アナタの英語上手だよ。」

褒めちぎり合いか??

運「習った訳じゃないからさ、まだまだ下手。ところで、君、何歳?」
い「27だけど・・・アナタは?」
運「35歳。田舎の出身で、親は農業してるんだー。結婚は?」
い「してないよー。」
運「そうかー。日本の女の子はカワイイよね〜〜。バスターミナルからどこに行くの?」
い「カンチャナブリ。」
運「そこに友達がいるの?」
い「いや・・・別に。」
運「何時のバス?」
い「チケット買ってる訳じゃないから、時間は大丈夫。」

おうー、本当はあんまり結婚してないとか、一人で来てるとか言わない方がいいんだよね・・・夜じゃなくて良かった・・・。

車は渋滞に巻き込まれて運転手さんもちょっとイライラしてたが、なんとか進んでいく。会話のネタが尽きた頃にようやく南バスターミナルへ到着。思ったより遠かったなぁ。バスだったらもっと時間がかかってただろうな。

運「はい、到着したよ。―――カンチャナブリに行くんだよね?ちょっと待って。」

と言って運転手さんは窓を開け、ターミナルの係りのオジサンに「カンチャナブリ#&%*・・・」とタイ語で聞いている。

運「カンチャナブリ行きのバス、ここで降りてその辺で待ってたらいいみたいだよ。」
い「ありがとう!」

メーターが115Bだったので、120Bを渡して下車。タクシーはピンク色の車体をピカピカさせながら走り去っていった。
・・・もう少し払ってあげたらよかったかなぁ。「最近じゃあガソリンが高くて」とぼやいていたんだよね――日本のガソリン価格を聞いて「タイの方が高いかも!?」とか言ってたし(←本当かどうかは知らないけど)。
かといって多めに払うと”日本人は沢山払う!”って学習されても困るんだよね〜。

埃っぽいバスターミナルに降り立つと、制服に身を包んだ係員のオジサンが「どこに行くの?」と聞いてきた――っていうか、さっき運転手さんに聞いてもらってたんですけど・・・彼にとっては知ったこっちゃない、か。
行き先を告げると、やはりさっきと回答は同じで「ここで暫し待て」との事。待合室とかないのかなぁ〜ってキョロキョロしていると「あのバスに乗れ」との指示が。「チ、チケットは?」と慌てて聞くと「バスの中で」ということだったので、とにかく暑いしバスに乗り込む。

はぁ〜〜〜〜エアコンが効いてて涼しいぃぃ〜〜〜〜♪
リュックを降ろして一息つく。やっぱり初めて来る場所は緊張するなぁ。
バスの看板を改めて眺めてみると、タイ語で”カンチャナブリ―クルンテープ”の表示が確認できた。よし!バッチリじゃないすか〜っっ。行き先も確認オッケー★

セブンイレブンで買ったパンを食べよう。お腹空いたよぉーーー。
焦ってバスに乗ったけどまだ出発の気配はないし、周りに小さな売店もあるので、朝食を買ってくることもなかったかな。
否、旅ではどんなトラブルがあるか分からないから、なんでも事前に見つけたら買っておいた方がいいのだ、うんうん。

強い日差しに照らされて、窓の外の景色が目に痛い。何気なく小さな小屋のドアに視線をやると、時間の表記とタイ語が書いてある。
なになに・・・えーっと。
”wan can- wan saw  thamgaan ○○:○○〜○○:○○”
おおおおお〜〜〜、読めるし!意味分かるし!!!
”月曜〜土曜日、営業時間〜・・・”と書いてあるんだな。凄いじゃん、私っ。むふふ。

暫くすると他の乗客も乗ってきて出発。普段着のお兄さんが料金を徴収に来たので支払ってみる。78Bだったということは、これは1等車だね、やっぱり。
バンコク市内のタクシー代が120B弱・・・思った通りだわ、数時間かかるバスよりタクシー代が高いって、いったい(笑)。

チケットは特に渡されず、そのままバスは郊外へ向かって走っていく。女子大生グループや家族連れ、カップル・・・など、バスはタイ人に埋め尽くされている。途中で乗ってきたり、降りたり、バスが立ち寄る頻度もかなり高いと思われる。
私はここ数日の疲労のせいで、あっというまにお休みタイム〜〜ZZZzzz。

ふと目が覚めると・・・まだ走ってる(笑)。
お手洗い休憩はないのかなぁ〜〜、ないのかなぁ〜〜、ないっぽいなぁ〜〜〜、早く着かないかなぁーーーー(汗)。お手洗い付きの車じゃないのに、みんな平気なのかしら。
たまに物売りのオバチャンが乗り込んできて、色々販売してくる。

オバチャン「ナムソーーム、カーフェー・イェン・・・」

おおお、言ってる事聞き取れるし!分かるし!!でも要らないし!!!

暫くすると、今度はお巡りさんが乗り込んできた。お客さん?と思ったら、乗客をチェックしているみたい。前の方から順に顔を確認しているみたいな感じ。

あ、私の所に来た!なになに、タイ人と思われちゃってる?

警官「are you japanese?」
い「Yes。」
警官「can you speak English?
い「Yes」
警官「Can you speak Thai?」
い「a little」

そう答えると、警官は周りのタイ人に「phuut phaasaa thai nid noi ¥*#〜」と言っていた。「タイ語少し話せるらしーよー」とか何とか言っていたんじゃないか?多分。それにしても、英語・タイ語が話せるのを確認して何に役に立つんだろうか・・・。
最近は南部の過激派のテロが激しくなっているし、世界情勢も不安定なので厳戒態勢なのだろう。

でも、バスがローカルタイ人100%だとは思わなかった。去年バスでバンペーに行った時は他にも外国人が乗ってたんだけどな。南バスターミナルが行きにくい所にあるからかな。エカマイと北バスターミナルはBTSとかバスとかで割とすぐ行けるしね。

それからバスはまた走り続け、トータルで3時間程経ったころようやくカンチャナブリに到着!
よかったぁぁーっ、頭の中がお手洗いの事で一杯だったんだよね(笑)。

さて、バスを降りると右も左も分からない。どっちが市街地だ??もともと方向音痴だからサッパリ〜だ。でもここでキョロキョロしているとワケわかんない輩につかまるので、そそくさと先ずはお手洗いへ直行。
バスターミナルの建物に向かって歩いていると、客引きのオッサン(痩せててまっ黒・・・)がついてきた。

オジサン「アニョハセヨー。」
い「アニョハセヨじゃないっつーの。」
オ「こんにちは〜。ホテル?」

ここは完全無視を決め込む――というか、お手洗いに必死。
お手洗いの入り口のカウンターで2Bを出すと「サーム・バーツ!」と言われ、追加で1Bを払う。3年前は相場が2Bだったんだけどなー、確か。・・・物価が上がってるのかな?とか思いつつ、ようやく夢にまで見た(?)お手洗いへ。
バスで縮こまった体を伸ばし、帽子を取り出して戦闘態勢へ。外に出る前にもう一度ガイドブックでカンチャナブリのページを確認するが、やっぱり方向が全く分からないのでどうしようもない。

意を決して外に出ると、さっきのオッサンが待ち構えていて話し掛けてきた。

オジサン「ゲストハウスは決めてるの?」
い「・・・・。」
オ「ねえ、ちょっと見て、これ。」(と言って写真入りのパンフを取り出す)

普通のゲストハウスみたいな感じだ。

オ「ね、こんな感じのゲストハウスに連れて行ってあげられるよ。今いるのが、ほらここ。向うが川沿いで、ゲストハウスが沢山並んでるんだ。」
い「――自分で何件か見て決めたいからいいです。」
オ「大丈夫、いいのが見つかるまで連れて行ってあげるから。」
い「・・・・・で、いくら?」
オ「40B」

ガイドブックによると、ここからGHのあるエリアまでは30B〜らしいので、そんなにボッタックリでもない感じだ。
うーん、これに乗ってもいいのか??




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