それ行け!OLバックパッカー
タイ〜英語よりタイ語 編


帰国

ソイを歩いていると、通りのオジサンがMandyに話し掛けてきた。なんか笑いながら話していたので「どうしたの?」と聞いてみると、「日本人に間違われた」って(笑)。

い「だって日本人みたいだもん、Mandyの顔。」
M「そうかな。僕は日本人と中国人と韓国人の区別がつくよ。」
い「どう違う?」
い「中国人は目が細くて釣りあがった感じかな。日本人は目が丸くて大きめで、鼻の付け根がちょっと高いと思うんだ。韓国人はその中間。」
い「へ〜〜〜。」

職業柄、たくさんの観光客を見て学んだんだろうね。
ここの通りは、歩いていると道沿いのお土産売りの人に声を掛けられる。ジムトンプソンの家から帰る人をターゲットにしているんだろうなー。

い「客引きの人が沢山いるから、断るのが大変。いつも”mai ao, mai ao”って言ってる。」
M「mai ao より、mai pen raiの方が良いよ。」
い「へー、mai pen rai、そう使えるんだ・・・。

タイ人のマンディーに教わったものの何故か半信半疑で、帰国後にタイ語の先生に確認してみた(笑)。確かにそういう場面でも使えるという事だった。mai pen raiという言葉を学術的に研究している人曰く、「分厚い本になるほど、様々な場面で使う」言葉なんだって。万能選手だね、mai pen rai。

私達はMBKの1階にある、ナムトックのチェーン店に入る。以前来た記憶があるんだけど「はじめて来た〜」的なノリで席につく。で、ナムトックは食べた事もあって結構好きなんだけど、ちょっと可愛らしく食べてみたら(!?)、「嫌いだったら他のにする?」って逆効果になってしまい――違います違います、本当は好物なんだけど、今更言い出せない・・・って(苦笑)。慣れないことはしてはいけないね、猛反省。

ここで色々Mandyの生い立ちを聞いた。なかなかの苦労人みたい・・・王子様じゃないのね・・・(笑)。
生まれはシーロムにあるチュラロンコーン病院。小さい頃は足が悪かったり、大きな事故で身内に不幸があったり。お母さんは元気らしい。

い「―――大変だったのね(涙)。」
M「いや、もう随分昔の事だからね、気にしないでよ〜〜。」

M「これからどうする?ホテルに戻る?空港は何時?」
い「えーっと、ホテルに戻って荷物を取って、その足で空港・・・かな。」

ということで、ホテルに向かう。ここで、今までの私の最大の謎であった、「なぜMandyは私にメールをくれないのか!?」が解決したのだ!!

M「あのさ、キミに今までメールを送らなかったのは、メールアドレスを持ってなかったからなんだ。今度アドレスを作って教えるからさ、一緒に撮った写真送ってよ!」
い「!!!!!まじで??てっきり本当は私のこと嫌いなんじゃないかと心配してたんだよぉぉぉ〜〜〜〜。」
M「違うよ、ごめんごめん。HRCで各国の人と友達になるけど、全然やりとりを続けたりしてないんだ。昔の人みたいに、未だに手紙を書いてるんだ(笑)。」

・・・・悩みぬいた私の3年間っていったい――。

い「あ、Mandy、BTSの駅だったら国立競技場駅の方が近いんじゃないの?」
M「いや、国立競技場から乗るとサイアム駅で乗り換えしなきゃいけないから、サイアム駅から乗るほうが良いんだよ。」

―――そうなのか?タイ人的快適の解釈に苦しむわ。
MBKからだとサイアム駅に行くのに結構歩くし、それを考えると国立競技場駅から乗って乗り換えた方が楽だと思うんだけど・・・乗り換えっていっても、確か同じホームの反対側だった気がするけど。そうじゃなくても、1フロアをエスカレーターで移動するだけでしょ??

でもココはMandyの言う通りにしておくわ。
ユーロインへの最寄り駅がプロンポンかアソークか迷ったけど、若干プロンポンが近い気がするのでプロンポンまでの切符を買う。Mandyは回数券みたいなのを持っていてそのまま改札を抜けようとしていたけど、改札が「ガチャ」って閉まって結局戻って買いなおしていた。

もしかして、天然入ってます??

切符の有効期限か何かが切れていたらしい。

BTSに乗り、少し混雑した電車に揺られていると。

M「混んでる電車は嫌だね。」
い「えー、こんなの混雑じゃないよー。日本の朝のラッシュなんて息ができないし、手も動かせないんだよ。」
M「最悪だね。それにしても、BTSって遅くない?僕だったらもっとスピードガンガンだして”キャプテン・マンディー”って呼ばれる運転手になるんだけど(笑)。」
い「スピード狂??・・・あ、そうそう、この社内アナウンス”sathaanii trong pai・・・”って、次の駅、ってこと?」
M「そだよ。」
い「trong pai、って、”真っ直ぐ行く”って意味じゃないの?タクシーとかでよく言うせりふ。」
M「違うよ、違う言葉。”trong pai”じゃなくて、”too pai”だよ。」
い「え゛!?違う言葉なの??」

まじで?てっきりtrong paiかと思ってたよ・・・”ng”の発音って、日本人には聞き取りにくいんだよね。”ng”と”n”の違いとか。
いい勉強になった。ありがとう、Mandy先生。

電車を下りる時、扉のそばに立っていたタイ人女性がマンディーと目があって、お互い微妙なニッコリ笑顔をしていた。「友達?」と聞くと、「友達じゃないけど、多分HRCにきた事があって僕の事知ってたんじゃないかな。」とのこと。愛想笑いも大変ねぇ・・・。

駅に着いてスクンビット通りをソイ31に向かって歩く。
歩けども歩けども、なかなか31に着かない・・・ゴメンナサイ。気が重くて、すっごく遠く感じる――Mandyはクレヨンしんちゃんのテーマソングとか歌いながら気を紛らわせてくれているけど。

い「ごめんね、Mandy。長い距離を歩かせちゃって・・・。」
M「いやいや、いいんだ。・・・まあ、タイ人ならモタサイ使うかな。」

ソイ31に着いても、ここからがまた長いんだ・・・。

M「徒歩何分くらい?」
い「・・・10分とかもう少しかなぁ。」
M「!!――昔友達に”家は徒歩5分”とか言われて、実際行ってみたらバスに乗ってすっごく遠くて、バス停から徒歩5分だったことあるよ(笑)。」
い「ははは・・・(汗)。」

ようやくユーロインまで到着。フロントに行くと「バッグね」といって、お兄さんがすぐに取ってきてくれた。ここはすかさず用意していた20B札を渡してスマートに(?)立ち去る。
Mandyがスーツケースを持ち上げて、タクシーを拾う道まで持っていってくれる。

い「本当にありがとう。とっても助かったよー。」
M「いやいいんだ。気をつけて帰るんだよ、一人なんだから。」
い「はい〜。」
M「あのさ、とっても不思議なことがあるんだけど。HRCでTELEFON BANDのファンになってくれる日本人が多いんだけどさ、なんで?」
い「なんで?って聞かれても・・。」
M「だって、日本には沢山格好いいミュージシャンがいるのに。」
い「―――。」

なんかちょっと論点ずれてる気もするが。(やっぱりちょっと天然?)

い「日本のミュージシャンはさ、TVでしか見られないでしょ。TELEFON BANDは近くで見られてお話もしたり、触ったりできるじゃん。だからだよ、きっと。」
M「ふーん、そうかなぁ。」

なんと説明したらよいのかわからないので、そういうことでお願いします。

捕まえようと思って掴まらないのがタイのタクシー。ご多分に漏れずなかなかタクシーが掴まらない。ようやく来たタクシーをMandyが止めて、荷物をいれ、行き先を説明してくれる。

M「じゃあ、またね。気をつけて帰るんだよ!」
い「わかった。ありがとう本当に。楽しかったよ!また9月に来るからね。」
M「9月に!」
い「バイバーイ!」

さよーーーなら。毎回楽しいBkkライフを送れるのもMandy達のお陰です(涙)。
でも、いまむぅ係を一手に押し付けられてしまっているMandyには申し訳ないような気がしている。私が帰ってホッとしているのではないかしら・・・・なんて。(多分そうだろうなぁ〜〜。)

さて、夕方のスクンビットはエラい渋滞になっている。なかなか車が前に進まない。
こういう時にこそ、タイ語会話のチャンス☆

い「rot tit mai?」(渋滞ですか?)
運転手「&%$#=〜’*。+*‘@ weelaa *‘&%$ sanaambin #+‘%?」

な、何言ってるか分からんけど、多分、「何時までに空港に着けばいいの?」って言ってるっぽい。

い「son thum。」(7時)
運転手「〜’*。+*‘@。」

多分、”大丈夫”って言ってるっぽい(笑)。何故か想像できてしまうのが不思議だわ。
時間の表現はちょうど授業で習ったばかりだったので、絶好のチャンスだった☆

高速道路に乗る時に、運転手さんは都度私から通行料を貰い、その領収証も手渡してくれた。こんなの初めてでビックリ。いい人に違いない(笑)。タイ語少し喋ったからちゃんと対応してくれているのかな?最初、Mandyに止めてもらったしね。

空港に無事到着し、メーターは170B。200Bを渡してお釣りは渡しておいた。正直な運転手さんには労いとしてこれくらいはお渡ししたいと思います〜〜。その代わり、ヘタなマネするヤツにはやらんぞ!!!

お手洗いに入ったついでに、本日買ったお土産等をスーツケースに入れ替える。日本を発つ時のチェックインでJALのお姉さんに「機内持込は10Kgまでです」って計量されたんだけど・・・どう見ても荷物増えてるからオーバーしてそう。チェックインで何か言われるかな〜〜〜。ドキドキ。

でもそんなドキドキも全くムダだったようだ。ドンムアンのJALカウンターでは、チェックインの時に重さなんて全く量る気配なし。逆に心配になるくらいだよ。

そしていつものように500Bの空港税チケットを買って、サクサクっと出国手続を済ませる。今夜は機内で一泊するので、再びお手洗いに入ってメイクを落とすために洗顔する。
空港で洗顔したり歯を磨いたりするのはとってもワクワクしてしまう。なんか、”長旅してます〜〜っ”て気分になる(笑)。――って、私だけ??

搭乗ゲート前まで行って暫くボーっとする。
目の前には、出稼ぎ労働斡旋会社の人と思われる引率の女性に引き連れられたタイ人一族(?)が不安そうに座っている。小さな子供から若い夫婦、ご老人までいる。服の感じだと北の方の人のようだ。こんな一族大移動(20人くらい)って、何しに日本へ行くんだろう?
精一杯いい服を着てきたんだろうと思うけど、日本で周りとのギャップについていけるかしら・・・とか、今抱いている夢や希望の通りの生活が日本でできるのだろうか・・・とか、凄く胸が痛くなる。
まさか人身売買??――あらぬ事を考えてしまった。
ま、出稼ぎじゃないかもしれないしね。何かで招待されているかもしれないし。

JALなどの日系航空会社の飛行機は、搭乗口の待合席の時点で日本人だらけになるから、ほんっとに憂鬱になる。まだタイにいるのに、日本に帰ってしまったような気分だ。

そして、JALは定刻通りに出発。

***************

早朝成田着。荷物を機内に持ち込んでいるので、さっさと出口前の税関に進んでいく。私の係りは若いお兄さんだ。

係り「おはようございます。パスポートお願いします。」
い「はい。」
係り「今回はどちらへ?」
い「タイです。」
係り「――お仕事ですか?」
い「いえ、旅行です。」
係り「・・・・でも、今年は2月にも行ってますよね。」

だからぁ〜〜〜、ナニが言いたいんだよぉ〜〜〜〜っっ(怒)!?

い「・・・・はい。」(←ちょっとムッとしてしまった。)
係り「一人で?」
い「・・・はい。」

一人で行ったらイカンのかーーーーーーーいっっっ(怒)!!!!

係り「何か預かったりしたものありますか?」
い「ないです。」
係り「中はお土産とかですか?」
い「はい。」
係り「―――拝見させてもらって良いですか?」

でちゃったよぉぉぉーーーーーーーーーーっっ(怒)。
なになに、ムッとした私がいけなかったの?一人旅してる私がいけないの?年に2回行ってるのがいけないの?

・・・いや、ノーメイクなのが一番いけなかったのかも(笑)。

今朝はこの足で会社に出勤なので、少しでも早く通過したかったのにぃぃぃ〜〜。あー、間に合わなかったらどうしようぅぅぅ。
お土産とか汚い洗濯物とか、しょーもない物しか入ってないスーツケースを物色され、益々気分悪いわぁ。もー、だから何もないって言ったのにぃ〜〜〜。
あーあ。

飛行機の到着が少し遅れたのと税関で手間取ったのとで、予定していた電車の時刻には乗れなくなってしまった。本当は快速電車で安くあげようと思っていたのだが・・・こうなったら清水の舞台から飛び降りる気で(?)、成田エクスプレスに乗車する。
スーツケースは宅配に頼んだので、リュックを背負って出勤だ。
余り良くないと思いつつ、時間がないので車内でメイクを完了させる。

この日は火曜日、退社後はタイ語教室にダッシュして数時間勉強。
焼けて黒い&サンダル&リュック、といういでたちだったので、タイ語の先生に

先生「・・・いまむぅさん、タイ人みたい・・・。」

と言われてしまった(笑)。
タイ語講座のみんなに、「朝帰国して会社行って、しかもタイ語講座まで来るなんて信じられない!」って驚かれつつ、無事に1日が終了。

帰宅して足の裏を見てみると、ジムトンプソンの家で汚れてしまったのか、まっ黒になっていた。日本に帰国し、出勤もしてすっかり日本の日常に戻ったのに、つい昨晩までいたタイの跡が体に残っている・・・切ないような、まだまだタイと繋がっているような気持ちになった。

*************

今年に入って習い始めたタイ語の力試しとなったタイ旅行。

英語よりタイ語、英語よりタイ語を使おう!!と一生懸命にチャレンジしてみたが、タイ語で返答されてサッパリ分からなかったり、上手く言い表せなかったりして結局は

タイ語より英語

ばっかりだった気がする・・・(涙)。
でもタイ語を話したときのタイ人のみんなの反応はとっても嬉しいものだったし、通じた時の喜びも大きかった。
タイ語だとなかなか最後まで通じないけど、これからも頑張って「英語よりタイ語」を話す旅をしたい!と強く思いました。

早くもっとタイ語を話せるように、勉強を頑張ります☆

あと、今回の旅は日本からの疲労を引きずっていってしまい、テンションがイマイチ上がりきらなかったな、と思った。Keawが「いまむぅはとっても疲れてたみたい」って言ってたらしい・・・ゴメンナサイね〜。

急遽タイ行きを決めたので予想外のトラブル(?)も多く、これは今後のいい教訓になった。
スクンビットのsoi15にあるサイアムコスモストラベルにはお世話になりました。トラブルを通して新たな収穫もあるので、やっぱりどんな旅にも意義がある。

こうして懲りもせず、日々、チケットの相場をチェックしてしまうのです・・・。

終わり。



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