それ行け!OLバックパッカー
タイ〜英語よりタイ語 編


Darabarへの道のり

さて、タクシーをどうしようかな。手元には・・・500B札が数枚と数十Bしかないので、両替窓口で小さいお札に両替してもらおう――って、やったこと無いけどできるよねぇ。

い「すいません、小額紙幣に交換してもらえます?」(ここは英語)
お姉さん「大丈夫ですよ。」

頼めばやってくれるのね、そりゃあそうだ、銀行だもん。
ということで、無事に100B札も揃ったので”お釣りが無い”とは言わせないわっっ。
まず最初にリムジンタクシーの値段を確認してみようかな。
リムジンタクシーのカウンターで「タクシ〜〜、タクシ〜〜」と声を掛けているお姉さんに尋ねてみる。

い「あのー、ナワミンRdまでいくらですか?」
お姉さん「ナワミン?どこのホテルですか?」
い「いや、ホテルじゃなくてレストランなんだけど・・・Darabarっていう、Sevenの向かいにある・・・。」

日本で一生懸命その辺りと思われる地図を検索して、ようやく出てきたSevenの地図を広げ、お姉さんに見せてみる。

お姉さん「ナワミンRdねぇ、ちょっと待って。」

といってお姉さんは手にしたトランシーバーで”ナワミンRdまでいくら?”と確認している。

お姉さん「ナワミンまでは700Bよ。」
い「え、めっちゃ高い・・・。」
お姉さん「700Bです。」

わお、700Bって・・・なんでそんな高いの?タイ語の先生の話では空港に近いとの事だったけど??
悩む私をさっさと無視して他のお客さんに「タクシー、タクシー」と声を掛け始めるお姉さん。客にならない人は客ではない―――んだね(涙)。冷たいなぁぁ。

流石に700Bも出して乗る気にならず、タクシースタンドを目指して外に出る。モワ〜〜ンとしたバンコクの空気、今回もやってきたわよ、バンコクに★黄色味の強い照明がいかにもドンムアン空港って感じがしていい。
スーツケースを引いて外の通路をスタスタ歩いていると、駐車している車の合間から色々な人が声を掛けて来る。今までは怖くていちいち話を聞いたりしなかったんだけど、最近は”事情を知らない観光客顔”をして客引きの全貌を暴いてやろう(!?)というイタズラ心が芽生えてきたりして。

一人のお姉さんが「タクシー、タクシー?」と近寄ってきた。

お姉さん「どこまでいくの?」
い「ナワミンRdまで。いくら?」
お「(運転手に相談しつつ)――600BでOKよ。」
い「え、高いじゃん。」
お「私たちのタクシーは、専用の車で、ほら、こんな感じのいい車よ(写真を見せる)。それに安全に運転していくし。」
い「・・・いいです、すみません。」
お「――あらそう・・・。」

そっかそっか、リムジンタクシーより少〜〜し安くて、普通のタクシーよりいい車、って感じなのね。まあ、思い描いているようなボッタクリという印象ではない。これはこれでサービスとして納得できれば良いんじゃないかな?
これが組織的な誘拐集団とかだったら何も信じられないけどね(汗)。

私はそのままタクシースタンドに並び、行き先を「ナワミンRd」と告げる。持ってきたSevenの地図をギュッと握って、ドキドキしながら指定されたタクシーに向かう。

ここで!タイ語の先生に教えてもらった言葉を言うのだ。
言うのだ言うのだ言うのだ・・・・と何回も心で思って繰り返していたので、緊張してお腹が痛くなってきた。言えるかなぁ〜〜、手が震えるよぉぉーーー。

手配の女性に渡されたタクシーチケットを、タクシーの運転手さんに渡す部分だけ切り取って渡す。乗客用(クレーム用)のチケットは運転手に取られないよう素早くポケットにしまいこむ。
そしてスーツケースをトランクに入れようとする運転手さんに、あの言葉を言うのだっっ!!

い「mai tong kha, mai tong kha」(しなくていいです、いいです。)
運転手「☆#&%$、@*&%?」

え、なに?

運転手「☆#&%$、@*&。」

どうやら、トランクに入れないとダメだよ、みたいなことを言ってるみたい。あーー、下手にタイ語で言うとタイ語で返されて訳分からんことになってしまった(涙)。
一生懸命練習した言葉も空しく、いつも通り荷物はトランクへ・・・これは覚悟を決めて乗らねばイカンなぁ。
手で持てる荷物なら、傍に置いておけば嫌な運転手だった場合に直ぐに降りられる。後部座席に置きたかったんだけどね・・・。

車に乗って、いざ出発。

い「pai Nawamin, pai raan Darabar yuu trongkham raan Seven.」
運転手「Nawamin?&%$、@*☆#?」

え、やっぱり訳わかんない・・・(涙)。

い「ナワミンのレストラン、Darabarっていう名前のレストランに行きたいんです。Sevenっていう、タイ人に有名なレストランの向かい側にあるんですけど。」(英語)
運転手「え、ダラバー?ダラ・・・?知らないなー。Seven?セブンの向かい・・・セブンイレブン?セブンイレブンは沢山あるから分からないよー。」
い「いや、セブンイレブンじゃなくて、セブン、buu cet、単なる数字の”7”っていう名前のレストランなんです。」

悲しいかな、結局タイ語より英語の方がすんなり通じる・・・え〜〜〜〜ん(涙)。

運転手「そこへは行った事あるの?」
い「・・・初めて行くんですけど。」
運転手「そうかぁ〜〜、まあ、一緒に探して行ってみよう、we can try。」

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁ〜〜〜、ヤバイんじゃないのぉぉ??辿り着けるのかなぁ、やっぱりリムジンの方が良かったかなぁ、はぁぁ〜〜〜っ。
お腹イタイよぉぉぉーーーーっ。

車は兎に角ナワミンRdを目指してひた走る。

い「chai weelaa tawrai?」(時間はどの位かかりそうですか?)
運転手「pramaan ☆▽○ chuamoong。」(だいたい☆▽○時間)

え、何だって??・・・やっぱりタイ語で返されると分かんないよ・・・トホホ。多分1時間そこそこ、みたいな感触(笑)。30分くらいとか言ってたのかなぁー、1時間以上はどう考えてもかからなそうだし。

道路の標識を見つつ、車窓から夜のバンコクを眺める。今回はいつもより心細いわぁー。手にした小さな地図を見ながら、どの方向か位は分かるようにしてみる。が、あまりキョロキョロしても危なそうなので、あくまでも態度は堂々と(笑)。
頭上の道路標識に、「NawaminRd」の文字が見えるので、問題は無さそうだ。しかし、NawaminRdっていっても、そのどこにお店があるのかサッパリ分からんからなぁ。

い「もし必要なら、地図がありますけど、みます?」(英語)
運転手「ちょっと見せて。」

信号が赤で停止しているので、運転手さんはメガネを取り出して地図を確認しようとする。が、信号が青になってしまい、慌ててスタート。
この運転手さんはいい人に違いない!というのは、車も小奇麗にしていて余計な装飾がないし、車体も凹んだりしていない。私の経験から言うと、車内を色々なグッズや写真でジャラジャラさせているヤツは、かなりの確率で危ない。助手席前方に置いてある運転手の証明写真とも同一人物だし。

運転手さんは暫く走って道路脇に停車し、再度地図を確認する。地図にはタイ語で説明が書いてあるので大丈夫だと思うけど・・・大体のタイ人は地図が読めないからなぁ〜、心配。

案の定、運転手さんは地図を上にしたり横にしたり、方向をクルクル変えながら確認している。大丈夫かよぉぉーーー(汗)。
それでも見終わると「OK」といって地図を返してきた。
タイ人のOKも危ないからなぁーー。こうなったら一緒に周りを見ながら探すしかないな。Sevenは有名らしいから、近くに行ったらその辺のタイ人に尋ねてもらえば分かるだろーよ。

再スタートした車は標識どおりにNawaminRdへ突き進んでいく。だんだん道路脇にパブの看板などが増えてきた!この辺りは新しいパブ街ということなので、ようやく光明が射してきたか!?
手元の地図にはThe pool、Get Go、Cot cha、Yes Indeedというお店が並んでいる。

あ、あの看板、The poolって書いてあるじゃん!
おおお、その次はGetGo・・・運転手さん、気がついてますかぁぁぁ〜??近づいていますけどーーっっ。

地図の記載と同じ、大きな高架道路が見えてきた。いよいよ間近っぽいけど・・・と話し掛けようとしたら、運転手さんの携帯が鳴った。

運転手「ハロー。」

ハローじゃねぇぇーーーーよっっっ!!(怒)

って怒りそうになったが、運転手さんの口から「raan Seven」がどうの・・・と聞こえてきたので、場所を聞いているようだ。
私は少しの目印も見逃すまいと、近くにあると思われるSevenの看板とDarabarの看板を目で探る。

運転手「この道沿いの左にDarabarがあるみたいだよ。」
い「あ、あれ、Sevenの看板!!」

そして!!
私達はほぼ同時に、走っている道路の左手にある「Darabar」を発見!!

い「うおおおお〜〜、あったあった、あったよー、Darabar!ここだね、thii nii thii nii。」
運転手「おー、Darabar、あったね。」
い「きゃーー、めちゃっくちゃ嬉しいよぉ〜。dii chai dii chai、chai yoo〜!」
運転手「dii chai(笑)。」

興奮しまくる私に運転手さんも笑っている(苦笑い?)。
はぁ〜〜、ようやく辿り着いた・・・運転手さんのお陰です、本当。お礼を言ってもそれだけじゃ物足りないくらいだよぉぉ〜〜〜。

お店の前の道路に車を回し、お会計。メーターは120B弱、空港乗り入れ料金が50Bだから、合計170B。200Bを渡す。
運転手さんはお釣りをきちんとよこしてきたので、お釣りは「どうぞ」といってお礼の気持ちでお渡しする。

運転手さんはトランクを開けてスーツケースを取り出し、雨で濡れた地面に着かないように乾いたお店の通路まで運んでくれる。
ありがと〜〜〜〜ございます、ほんっと、アナタのような親切で真面目な運転手さんにめぐり合えて私は幸せ者です(涙)。

い「コップン・マーク・カァ。」
運転手「コップン・マーク・クラップ。」

さよーなら、運転手さぁ〜〜ん!運転手さんは笑顔で去っていった・・・。

時間は9時15分、TELEFON BANDの演奏開始時間を15分ほど過ぎてしまった。

さて、いよいよTELEFON BANDとの御対面か!?
スーツケースをゴロゴロ引っ張りながらお店の方へ歩いて行く。



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