それ行け!OLバックパッカー
タイ〜英語よりタイ語 編


初・ジムトンプソンの家

1階のマクドナルドの辺りで時計を気にしつつプラプラしてみる。時計は15時を少し過ぎた所だ。昨日の時点では一応、マクドナルドの周辺で・・・と決めていたので、いるかな〜〜と確認してみる。

いる訳ないよねぇ〜〜〜〜(汗)。

かといって、時間ジャストに携帯を鳴らすのも神経質な人みたいだし、プレッシャー与えまくってしまうだろうから、15分程度は待ってみる。

・・・・・・15分経ったわ。来る気配なし。
よし、電話してみるナリ。

い「・・・・。」

呼び出し音(メロディー)が鳴っている。先日も同じ呼び出し音をきいて、でもマンディーが出る事はなかったので非常にドキドキする。またすっぽかされたら最悪だ。

Mandy「ハロー、ごめんごめん、もうすぐ着くから!今、歩いているところ!」

電話にでたーーーっっ!!!

い「あ、そうなの、分かったー。」
M「今どこにいるの?」
い「MBKのマクドナルドの前。」
M「え、どこ?どこの前?」
い「マクドナルド。マックドナールド。」
M「え?」
い「マックドーナルド。」
M「え、え??」

通じないよ、マクドナルド。国によってマックの発音が違うので、色々なパターンで言ってみたけどムダだった(笑)。
こうなったら急遽変更で。

い「ケンタッキーフライドチキンの前で待ってる。」
M「ケンタッキーね、OK。後15分位で着くから!」
い「わかった。」

やっぱりタイ人は時間ちょうどには来ないのね(笑)。でもタイ人にしてはかなり頑張っているんじゃないか、Mandy、今回は。

マックから少し歩いた所にケンタッキーがあるので、暇つぶしにお茶でも飲むか。
店内はエアコンが効いていて体が冷えそうなので、ホットの紅茶をオーダーする。が、ホットの紅茶は滅多に売れないのか、凄く時間がかかってしまった(涙)。
お湯注ぐだけなのにぃ〜〜っっ。

テーブルが一杯だったので、相席で座らせいていただく。バッグからメモ帳とボールペン(2月にチェンマイで買った5Bのボールペンを愛用中)を取り出して、バックパッカー日記用に旅のメモを書き進める。これも夜は眠くて挫折してしまったり、遊んでいて書く暇がなかったりして大変なのよね〜。
こうして、こまめに時間を見つけてはメモっているのだっっ。偉いぞ、私(笑)。

店内でコツコツとメモを書いてどれ位経っただろう、多分10分ほど経った頃ふと前方に目をやってみると、Mandyがキョロキョロしているのが見えた。

い「あー、Mandy、こっちこっちーーっっ!」
M「やっと見つけた・・・。」

私がケンタの前にいる、といったのでお店の周りを探しまくっていたらしい。Mandyの持っている携帯には私の携帯番号が着信表示されないから連絡がつかないし、きっと凄く探し回ったに違いない・・・だってすっっごく焦ってたもん(笑)。

M「これからどこ行きたい?なにか欲しいものとかは?」
い「うーん・・・。arai ko daai。」(何でもいいよ・・・本当はthinai ko daai、かな)
M「NaRaYaって知ってる?お土産の買い物に良いと思うんだけど。」
い「あー、NaRaYa、さっき行って来ちゃったんだよねぇ〜〜。」
M「映画でも見る?」
い「タイ語分からないし・・・英語もキツイしなぁ〜。」

途方にくれる私達。。。なんだこりゃ(汗)。
えーーっと、どこかないかな?でも大体行ったことあるしなぁ・・・必至に頭を巡らせるいまむぅ。(←って、なんでまた気を遣いまくってるんだ、私・・・)

い「!!!そうだっ。あのね、ジムトンプソンの家、行ったことないから行きたい!」
M「それはどこにあるの?」
い「地図あるよ、見る?えーっとね、ここから近いんだ。徒歩で10分位じゃないかな。」

Mandyは私の地図を広げて場所を確認している――が、怪しいぞ、地図読めるよね?!

M「えー、そこは遠いよ〜。車じゃないといけないよ〜〜。」
い「ええええ、だって、いつも歩いてその辺のゲストハウスとか行ってたよ。」
M「・・・遠いよ。」

”遠い”というのは、タイ人の感覚で徒歩では行けない距離、ということなのか、単に場所を思い違えているのか――分からん。
そしてもう一度地図を見ると。

M「――あ、近いね、歩いていけるよ、ごめんごめん。間違えた。」

やっぱり。タイ人は地図が苦手なのね、ホントに(汗)。
MBKの建物から外に出て、一瞬反対の右手に行こうとするMandy。

い「え、Mandy、違うよーー、こっちこっち。左だよ。」
M「あ、そうかそうか。あんまり来ないから間違えた。」

・・・・方向音痴なだけじゃないのぉぉぉ〜〜〜〜っっっ???
という疑惑の目を向けつつ、国立競技場駅へと向かう。この陸橋を渡ってソイカセムサンへ歩いて行く。

い「この辺はゲストハウスが多くて、数年前はよく泊まってたよ。」
M「へー、そうなんだー。」

歩くのが嫌いなタイ人にどこまで歩かせていいものかと悩みながらジムトンムソンの家を目指して歩いて行く。Mandyはササっと私の荷物を持ってくれたので、なんだか罪悪感すら感じてしまう私・・・荷物を持ってもらったりするのに慣れてないので(汗)。

ウェンディーツアーの入ったビルの手前の小道がソイカセムサン2(ソン)で、ここをセンセーブ運河方面にどんどん歩いて行く。すると、左手にジムトンプソンの家が見えてきた。

い「到着だねー。」
M「ここから入るのかな?」
い「あ、チケット買わなきゃいけないの?」

私はジムトンプソンの家のことなんて全く知らなかったので、入るのに100Bもかかると知って驚き(笑)。100B出させてしまってゴメンナサイ、という気分にもなる。
てっきり、シルクの販売店のおまけ程度に家が見られると思ってたんです・・・。

チケットを購入すると、家に入る時間が指定される。どうやら、各国の言葉のガイドさんが案内をしてくれるらしい。
ベンチに並んで座って園内を眺めながらポツポツと雑談をする。マンディーはとっても眠いらしく、しきりにアクビばかりしているし、目も赤い・・・あ〜、いつもなら寝ている時間なのね・・・気が重くなってしまうわぁ。

い「このバッグね、バリのHRCで買ったんだー。」
M「バリ!僕も行った事あるよ。初めて行った海外がバリだったんだ。」

・・・あんまり話のネタもないなぁ。

少しして指定された時刻に入り口へ集まると、他の日本人観光客と一緒に数名で回るようになっていた。荷物をロッカーに預けて靴を脱ぎ、中に入っていく。
ジムトンプソンは諜報機関にいたという経歴を持つ有名なシルク王で、しかもマレーシアの密林で失踪して以来行方不明・・・というミステリアスな人。家はどっしりとしたチーク作りのタイ様式家屋。アユタヤから取り寄せた家も含め、6軒が並んで立っている。
センセーブ運河に直接出られるように作られていて、ジムトンプソンはここから小舟に乗ってシルクを仕入れに行っていたらしい。部屋の中には中国や日本、タイの古美術品が所狭しと陳列されていて、欧米人のアジア好きコレクターらしいなぁ〜、と思った。
部屋と部屋は高めの敷居(?)で区切られていて、それは蛇などの危険なものから赤ちゃんを守るためだったとの事。
蓋のないワインポット等、セラドンやベンジャロンといったタイの陶器も美しく飾られている。タペストリーとして掛けられた古い水墨画みたいな紙には、タイ語のようでタイ語ではないような文字がぎっしりと書かれている。

い「これは何語?」
M「タイ語、それも古いタイ語。一応読めるけど、何が書いてあるかは分からないなぁ。」

私達のグループは日本語のガイドさんで、Mandyは解説されている事が全くわからない。タイ人のガイドさんが日本語を話し、タイ人のMandyは理解不能・・・というおかしな現象が起きている(笑)。
100Bも払わせてしまってその上何言っているか分からない、だとあまりにかわいそうなので、訳せそうな簡単な言葉は英語で通訳(?)してあげるんだけど、ほんの一部しか伝えられなくてカタジケナイ。

家の案内が終わったので、自由に庭園を見て回る事にする。背の高い緑が生い茂った庭は、いかにも欧米人好み、かな?
静かに見て周り、適当な所でMandyが建物をバックに写真を撮ってくれる。
建物の一角に差し掛かったとき、Mandyの目が嬉々として輝きだした!
なになに?

覗いてみると・・・子猫たちがダンボールの中でニャーニャー鳴いている。

M「ほら見て、猫猫、子猫!」
い「・・・か、かわいいねぇ〜〜〜〜〜。」

実は私、猫アレルギーなんです・・・が、そんなことはとても言えない雰囲気(汗)。適当に相槌を打っておくしかないわ・・・。

M「ミャ〜〜〜オ、ミャ〜〜〜オ。カワイイー。」
い「そ、そうだねー、かわいいねー。」
M「カメラ貸して!」

嬉しそうに子猫たちをカメラに収めていくMandy。そ、そんなにお好きなんですか?
今までの眠そうなアナタは何だったのでしょうか・・・?(笑)

一通り見終わったので荷物を取りにロッカーの所へ戻る。
すると、一人のタイ人女性がMandyに声を掛けてきた。

女性「sawatdii kha。%$’‘”%&・・・・。TELEFON BAND+*‘@?」
M「TELEFON BAND・・・・&%$+”#・・・ShamRock・・・Khaosan・・・。」
い「???」

しばらく会話が続き、彼女が私の方に日本語で話し掛けてきた。

女性「コンニチハ。ワタシ、ニホンゴヲベンキョウシテマス。」
い「えー、本当?上手上手!!」
女性「ありがとうございます。」
い「chan rian phaasaa thai thii yiipun。」
女性「凄い!タイ語上手ですね。」
M「khaw phuut phaasaa thai daai nid noi。」

女性と別れた後Mandyにきいてみると、知人ではないけれど少し前にHardRockCafeに良く来ていたと思う、とのこと。覚えてないけど話し掛けられる事は多いみたいで、その度に笑顔で色々お話しているみたいだ。営業努力だわね・・・。
TELEFON BANDは今どこで演奏しているの?というような話題だったらしい。

シルクの販売店の方に入り、シルクを見てみる。今までシルク店なんて興味がなかったので、ちゃんと見るのは初めてかも。商品を見ると、想像してたよりは価格が安くて驚いた(でも高いけど)。スカーフとかならお土産で買って帰れるお値段だわ。デザインはご年配向けかな〜。

い「大体見たから、もういいよ。」
M「・・・値段高いよねぇ〜。それにデザインが年上向けだよね。」
い「そうだねー、でも母親のお土産にはいいかな、って思ったよ。」
M「それはいいね。ところで、これからどうする?」
い「えーっと、お腹すいた・・・。」
M「お米が食べたい?それともヌードル?」
い「ヌードルかな。」
M「オッケー。」
い「Mandyは何か食べた?」
M「まだ食べて無いけど・・・コーヒーが飲みたいかな(笑)。」

そっかぁー。寝起きだもんね。

とりあえず、ちょっとしたご飯を食べに再びMBK方面に戻ることになった。



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