それ行け!OLバックパッカー
タイ〜英語よりタイ語 編


お手洗い休憩して下さい・・・

Jolly Frogの入り口脇にあるTAXIの看板の所に歩み寄っていくと、若いお兄さんが「どこまで?」って聞いてきた。JEAH博物館に寄ってからバスターミナルまで行こうかな・・・と思ったので、「JEATH博物館まで、いくら?」と聞くと20Bとのこと。

博物館経由バスターミナル、というのは可能かな?と思っていると、奥のほうから日に焼けた元締め?っぽいオジサンが声を掛けてきた。

オジサン「どこまでいくんだ?」
い「JEATH博物館の後、バスターミナルに行きたいんだけど。」
オジサン「博物館でどれ位滞在する予定なんだ?」
い「・・・30分とか1時間とか?」
オジサン「だめだめ、モタサイはそんなに待ってられない。博物館まで乗っていって、そこからまた違うモタサイに乗ってバスターミナルに行くんだな。博物館には沢山モタサイがいるから、すぐにつかまるし。」
い「で、タウライ?」
オジサン「30B。タイ語喋れるのか?」
い「nid noi(少し)ね。さっきお兄さん、20Bって言ってたよ。」
オジサン「30Bだ。」

なんかムッカツクおっさんだなぁ〜〜〜っっ。こっちが若い(?)女の子だからなめてかかってるっぽい。まあ、20Bも30Bもそう大した額ではないので、それでOKにしておく。ガソリンが高くなってるのは事実だし、大変なのだろう。

オジサンはさっきのお兄さんに「JEATH博物館まで30Bで行って来い」というような指示を出し、私はお兄さんの後ろに乗り込む。
バイクタクシー乗るときって、どこを掴んだらいいのか凄く悩む。日本で普通に二人乗りするなら運転手の背中を掴んだりするんだけど、街中で見かけるバイクタクシーの乗客はバイクの小さな引っ掛かりみたいな所を持って支えているように見える。恋人同士じゃない限りはあまり人の体に掴まったりしないんだろうなぁ。
という訳で、重いリュックを背負って後ろの席に座り、不安定な感覚を拭いきれないまま座席の端っこの方を握ってバランスをとる。

昨日・今朝と私が走った道をバイクは快調に飛ばしていく。バスや自転車をスイスイ通り越して、カラっとした青空を風を切って進む。心地いいわぁ〜〜〜♪
暫く進むと右へ曲がり、「やっぱり私が通った道は間違っていたのかな?」と思ったのもつかの間、また同じ道に戻り、見覚えのある所でバイクが止まった。

あれあれ??今朝ここ通ったんだけど・・・・。

今朝「このお寺の所にあるはずなんだけどな〜」って思った場所だった。入り口の右脇の方にJEATH博物館のエントランスがあって、その時は見過ごしていたみたい。
おおおおぅぅぅっ(涙)。

私はお兄さんにしぶしぶ(?)30Bを渡す。お兄さんも自分が一度20Bと言った手前少し気まずそうだったが、ニコニコして受け取る。このお兄さんにチップを払ったと思えば、ま、いっか。10Bでウダウダ言って気分を悪くしても時間がもったいないしね。

JEATH博物館に入るチケットを買って入館するのだが・・・お寺の方で、着飾った子供や大人達がスンゴイお祭り騒ぎをしている。バスの荷台にも人がごちゃごちゃと乗っているし――仏教のお祭りの日なのかな?

お寺の方を興味津々で見ていると、チケット売り場の人とかに「博物館はこっちだよ」と促されたので「はいはい、分かってるよ〜」と入館する。
昨日見た第二次大戦博物館と展示物はかなりかぶっていて、規模は少し小さい。適当に見ると、あっという間に終わってしまった・・・。日本人のオジサンがタイ人の若い女の子を連れて見に来ているのを尻目に、ささっと出てきてしまった。

お寺は益々盛り上がりを見せていて、近くのテントでは宴が催されている。女性がタイ歌謡を小さなステージで歌っていて、1曲ごとに大きな拍手が沸いてくる。
さっきまでいたモータサイのオジサンたちはいつの間にかいなくなっていて、私はバスターミナルまでどうやって行けばいいんだ!?という状態に(涙)。みんなお祭りの方へ行ってしまったんだろうか・・・・。私も暇だったらこっそり紛れて楽しんでも良かったのかもしれないが、これからBKKに戻ってホテルを予約し、そのままチェックインしなければいけないのだ。

地図を見る限り、ここからバスターミナルまでは歩いて行けそうだったので、テクテクと歩いてみる。

日は頭上に昇っていて、ジリジリと肌が痛い。帽子を被っているのだが、頭から蒸気がでていそうだわ。
小さな小道の脇には木造の高床式民家が並んでいて、子供達が遊んでいたり、洗濯物がヒラヒラ風になびいていたり、ノンビリした田舎の風景。熱帯のモッサモッサした濃い緑色の高木・低木が生い茂っていて、私が初めてタイに来た時のバンサワイ村を思い出す。

今朝自転車で大通りを走ったので、大通りまで出ればバスターミナルへの道が分かる。道に迷うのもたまには役に立つものねぇ〜。
警察署の前を横切り、大きな交差点を渡って右の小道に入ると、バスが出入りしているのが見える。
到着だ!

バスターミナルの前にはモータサイのオジサン達がボヤ〜〜〜っとたむろしている。私を見つけると、

オジサン「どこ行くの?」

と声を掛けてくる。”モータサイは乗らないよ、だってバンコクに行くんだからね〜”という意味を込めて

い「pai kurungtheep」

と適当に返事をすると、

オジサン「バンコク行きのバスはあれだよ!急いだら間に合う、ほらほら!」

と出発しかけのバスを指差して教えてくれた。

い「ありがとうー。」

バスの行き先の文字を読むと「クルンテープ」と書いてあったので、一目散に駆け出して飛び乗る。バスの車掌さんに手招きされて乗車に間に合った。

モータサイのオジサンとかが声を掛けてくると「あー、うるさいな〜」としか思ってなかったんだけど、結構普通に親切だったのね・・・。今まで邪険に扱ってスミマセンでした(涙)。やっぱりタイ人って、基本的には親切な人が多いよね・・・・と、改めて自分の心が狭かった事を反省。

バスに乗り込むと車掌の制服を着たオバサンが料金を徴収に来た。クルンテープまで、と告げると79B分のバスチケットをビロロ〜〜〜ンと沢山繋がった状態で渡してきた。79B分となると、かさばるのねぇ〜〜――っていうか、行きのバスは車掌さんからこんなの貰って無いんですけど(汗)。制服も着てなかったし。
マイペンライ過ぎだよっ!

行きと同じようにバスは田舎道をひた走り、途中のバス停で停車したり物売りが乗り込んできたりと長い旅になりそうだ。
あああ、またお手洗いに行きたくなってきた・・・おおおうううううぅぅぅ・・・。
でも3時間はかかるだろうしなぁ〜〜。うーん。

あ、そうそう、T氏にお電話して、今日の予定を決めないといけないのだ。携帯の電波はバリバリ入っているようなので、すぐにかけてみる。

い「どうも〜〜、いまむぅですー。」
T「やあ。いまどこ?」
い「カンチャナブリからBKKに戻るバスの中なんですけど・・・。」

ということで、今日の17:30にマンハッタンホテルで集合に決定。BKKに着いたら前にお世話になった代理店に直行してそこでマンハッタンホテルを予約するつもりなのだ。

バスは暫く走り続け、バンコクらしい風景に入ってきた。座席の周りはやっぱりタイ人100%で、赤ちゃん連れの女性とか、荷物を沢山持った人とかが座っている。バンコクに出稼ぎに来たのかしら?
窓の外には森が見られなくなり、バスや車、見慣れた看板などが増えてきた。

お、もうすぐ到着か?まだか?
頭はお手洗いの事で一杯・・・。

街中に入ってきてかなり時間が経つけれど、全然着かない。
まだなの?まだなの?まだなのぉぉぉぉぉーーーーーーっっ!!

しかも道は渋滞気味で、なかなか前に進まない。ジリジリしてきたぞ、おいおい・・・。そして右手にある南バスターミナルが目に入ってホッとしたものの、前面道路は一方通行みたいで、さらに真っ直ぐ進んだ所をUターンするらしい。
あ゛ーーーー、バスターミナルが遠ざかっていくぅぅぅぅ・・・・・・(涙)。

ようやくバスはUターンし、のろのろと暫く走った後に南バスターミナルへ到着。

長かった・・・・・・。



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