それ行け!OLバックパッカー

シンガポール〜タイ〜腐ってもタイ


ローズガーデンへ!

今日は朝から1日かけたバス観光の日なのだ。
ツアーには通常の”航空券+ホテル+観光”といった『パッケージツアー』と、個人旅行者が現地で観光のみ手配する『現地発着ツアー』がある。現地発着ツアー有名なのは『パンダバス』や『HIS』現地オフィスなどで、私が今回利用したのは『ウェンディ―ツアー』だ。これは単純に価格比較とオフィスの立地で選んだのだが、後日ニューハーフショーの手配でもお世話になった事を考えると良かったと思う。ウェンディ―ツアーはサイアムスクエア/MBKの直ぐ近くにあり、立ち寄り易いのだ。HISも行った事があるが、サイアムからBTSでスクンビット方面へ数駅
乗っていかなければならない。
というわけで、今日は『水上マーケット&ローズガーデン』ツアーに出発!

私たちが泊まっているホテル『モンティエン・リバーサイド』はチャオプラヤ川の下流の方で、サトーンエリアよりも遠い。なので、朝の迎えのバスが来れないとのことで、サトーンにある5ツ星ホテル『シャングリラ』へ集合となった。
ホテルのベルマンにタクシーを呼んでもらい、シャングリラホテルへ向かう。

シャングリラホテルはリバーサイドに建っていて、それはそれはステキなホテルだ。ロビーも広々していて眺めも抜群!ただ、ニューロードから入るアプローチが『こんなゴチャゴチャした所に本当に高級ホテルがあるのか!?』という感じで、細くて排気で薄汚くなった小道をクネクネ曲がっていかなくてはならない。

でも、超高級ホテルのオリエンタルもこの並びにあるんだよね。どうにかならないのかしら。

ロビーを見渡すと、私たちの他にもツアーの待ち合わせと思われる日本人が数組居り、次々とお向かえのガイドさん達がピックアップしていく。パンダバス・HIS・・・。
そしてようやくウェンディ―ツアーのお迎えが来た。タイ人のオッサンが運転するミニバンに乗り込むいまむぅとZさん。

い「ホテルさ、シャングリラもモンティエンも同じ5ツ星なんだね」
Z「うん」
い「一定レベルを越えたホテルは、まあ、良いものは良いって感じで、あんまりそれ以上変わらないねぇ。」
Z「これ以上贅沢にしようもないしねぇ。」

シーロムのモンティエンで更にバスを乗り換え、数組ピックアップするとガイドさん(男性)がアナウンスを始めた。

ガ「おはようございます。これからココナッツファームに寄って、水上マーケット・ローズガーデンと回っていきます。1時間以上かかると思います。」
みんな「はーい。」

個人で郊外の色々な場所を回る事を考えると、お土産屋さんに寄らされたとしてもツアーのほうが効率がよい。しかもガイドさんにはわがままも言えるし困ったことは全部相談できるので心置きなく『観光』を楽しむ事ができる!!あああ、何て素晴らしい。今日は1日が楽しみないまむぅ。

30分以上走ると周りの景色がだんだん熱帯の田舎になってきた。椰子の木が視界の限り続き、ダルそうに椰子の木の手入れ作業をしているタイ人たちが見える。バンコクの都会的な印象とは随分違って、本来のタイの村かまだ残っているのだ。いいわぁ。

い「ココナッツってさ、一年中実がなるんだよね、きっと。」
Z「そうかな。」
い「だってさ、日本と違って一年中気温が高いから、多少の旬はあるかもしれないけど一年中取れるんじゃない?しかもさ、日本の農家の人が田畑の手入れをするのに比べたら割と放っておいてもワッサワッサ次々と実がなってくるみたいだよねぇ。」
Z「沢山生えてるもんねぇ。」
い「そう考えると日本って、労働の割に収穫が少ないよねぇ。逆に、タイの人は『働かなくても食べていける』っていう、のんびりした気質になる訳だよね。」

雨季なので、道路はぬかるんでいてアスファルトが土色になっている。所々道路の補修をしているので、余計に泥が広がっている。バスの揺れも大きくなってきた。

ウトウトしているとバスが止まった。他の大型バスや私たちのようなミニバスも沢山停まっていて―――ここがココナッツファームのようだ。手前に少しココナツの精製過程が分かるようになっており、後ろにはお土産屋さんがある。どちらかというと、ツアーご一行様用お手洗い休憩ってところか。15分かそれ位もするとバスは再び走りだす。

次に停まった所が、いよいよ水上マーケット!とはいえ、観光用になっているので実際に地元の市場という感じではない。
私は中学校の頃バンコク近くの水上マーケットに一度行った事があるのだが、Zさんはタイが初めてなのでタイらしい情緒のあるところを見てもらいたいと思ったのだ。
船着場から細長い屋根付きのボートに乗り換える。順番に乗らないと船が大きく左右に揺れて今にも水没しそうになってしまう。
雨季で増水した水路は黄土色に濁りきっていて、その中を車のエンジンを改造して付けた小船が水しぶきをあげて走っていく。

い「Zさん、この水ね、生活排水全部流れてるから気をつけて。」
Z「!?」
い「マーケットで果物買って赤痢になる人もいるって。果物に水しぶきがかかって汚染されるらしいから。」

Zさんはその言葉を聞くや否や、タオルで口を覆い水を避けようと必死になっている。そんなZさんに無常にも水しぶきは飛んでくる・・・・さすがに私もちょっと不安。

ボート揺に揺られて、水かさの増した水路をこんなに長い時間走るなんて想像していなかた。まだ着かないのかなぁ、マーケット・・・・ほんの数十センチ横はもう どっぷり黄色い水。今にも落ちそうじゃないのっっ。あああ、こんなに危なっかしいなんて、ちょっと後悔。デジカメ落としたらどうしよう。でも保険に入ってきたし
大丈夫かな―――などと考えているとようやくマーケットに到着。
エンジンの付いていない手漕ぎの舟に乗ったり、マーケットになっている建物でお買い物をしたり、めいめいに自由行動。

Z「お土産、何がいいかな。」
い「うーん、カトラリーセットとか喜ばれると思うけど。」
Z「そっか。」
い「それにしても、こういう観光地はべらぼうに値段が高いねー。ウィークエンドマーケット行ったら、これの何分の一もしないよ。」
Z「まじで?」
い「マジだよ。だから、プーケットからここまで何の購買意欲も湧かなかった(笑)」
Z「それ聞いたらそうだよね。」

お土産売り場となっている建物の中にはありとあらゆるタイのお土産が売っている。シルク、ピューター製品、シルバー製品、民芸品、革製品、セラドン、ベンジャロン、アクセサリー・・・・日本人の団体も多く、オバチャン達がパワフルにお買い物をしまくっている。こういう所でお買い物する人もいるんだわ。いや、限られた時間で楽しむツアーに参加している忙しい人達は、こうやって買い物を楽しむものなのだ。時間があってもお金が無い、でも何度もタイに来てしまう私などとはスタイルが違うだけなのだ。

一通り水上マーケットをブラブラし終えると、バスへ集合。バスは裏手の方に回ってきていて帰りは舟に乗らずに済んだ。あーよかった。

出発した一行は、途中またもやお土産屋さんに立ち寄ったあとにローズガーデンへ到着。時間はお昼になっている。そういえばお腹空いたかも。

今日のお昼はタイ料理・洋食のビュッフェ。朝食も毎日ホテルのビュッフェなので、いい加減ちょっと飽きてきたし、胃がもたれ気味かも。
テーブルに座るとウェイターさん達が飲み物の注文をとりに来る。知らずに注文すると後で有料と分かり後悔するパターンだ。

ウェ「お飲み物は?」
い「Zさん、フリーの紅茶とコーヒーあるから私は要らないや。」
Z「うーん、どうしようかな。」

真向かいに座っているカップルを見てみると・・・

女の子「飲み物って、自腹?自腹?」
男の子「・・・そうかな。」
ウェ「?」
女の子「自腹ならいらない。いらないっ。」
男の子「そ、そうだね。」
女の子「ねぇ、料理もっと持ってきてよっ。」
男の子「あぁ、ごめん今持ってくる。」

つ、強い・・・・ここまで大きな声で男の子に言うなんて、普段はもっと凄いに違いない。こういうカップルもいるんだねぇ。見た目は結構地味なカップルなんだけどなぁ・・・人は見かけによらないわ。

食事の後はいよいよショーを見に行くのだ!!ここでは象に乗ることもできるらしい。私たちはプーケットで一度象に乗って以来、象のトリコとなってしまった。象乗り場を見つけるや否や、小走りにチケットを買いに行くのだっっ。

い「わー、ゾウゾウがいっぱいいるよ。」
Z「あっちには子象がいるっっ!」
い「きゃぁぁぁ、超カワイイっっ。飼いたいよぉぉぉぉ〜〜。」
Z「無理だよぉぉぉ。」

もう、象の可愛さにメロメロ。
ガイドさんに象に乗っているところを写真に撮ってもらったり、子象と並んで写真を撮ったり(20B)、なでてみたり、象との一時を満喫☆
特に子象の可愛らしさと賢さには脱帽。象使いのオジサンが、カメラのシャッターに合わせて合図をすると『ぱお〜〜ん』と愛らしく鼻を挙げる。そして、チップをもらうと『コップンカー』と小さな頭(親に比べれば)をコクコクっと上下に振ってっくれるのだ〜〜〜。

たまらんっっ。大きい象と違って、頭や体に生えている毛もまだ細くてフワフワしている・・・・・飼いたい。

ショーの時間を待って会場へ行くと、急にスコールが降ってきた。地面を叩く雨音が鳴り響く中でショーが始まった。

きらびやかな衣裳のタイ人男女の伝統ダンス、ムエタイのショー、儀式のショー、剣の舞、タイ舞踊など、タイで見たいと思うようなものが一通り楽しめる。あくまでも観光用なのでムエタイは楽しく構成されているものの、そのスピード感は充分楽しめる。タイが初めての人にはとってもお勧めできる、楽しくて正しい観光スポットだと思う。
一番最後に広場で行われる、象のショーがまた圧巻!ほんっとに象って賢いんだねぇ・・・。

驚きの連続でローズガーデンを見終え、帰途につく。

帰りはどこも寄らず、参加者の希望の場所で降ろしてもらう。

い「あのー、チャオプラヤエクスプレスに乗りたいので、オリエンタルホテルで降ろしてもらっていいです?」
ガイド「ええ、いいですよ。」

ウトウト眠っているうちに、オリエンタルホテルの前に到着。ひとまずロビーに入ってお手洗いに行く。

い&Z「!!!!!」

超豪華!!すっごい、豪華。なにこれ??
朝、『5ツ星ホテルならどこももう、良いのは良いって感じで、あんまりこれ以上変わらないよね』と言ったものの、今それ以上の豪華なものを見てしまった―――内装の豪華さしかり、ホテルマンの態度、お手洗いにアンティーク調の素敵なソファが置いてあって・・・・汚い格好の自分が恥ずかしいわ。そそくさと出口から船着場に向かったのだが、ホテルの入り口には『短パン・サンダルといった軽装の方はご遠慮ください』と表記してあった。
わお。
ギリギリ。
超一流ホテルに泊まるにはそれなりの身なり・振る舞いが求められるのね(泣)。庶民派のいまむぅはちょっとビビってしまったのだった。

その後は、オリエンタルホテルの船着場からバンラプーまで舟に乗り(8B)、カオサンを散策。久しぶりに来るといつもカオサンの変化の早さに驚いてしまう。前はもっとガイコクジンばかり密集していて毎晩お祭り騒ぎだったのだが、最近は取締りが厳しくなったのか割とおとなしい感じがする。そして何より、お洒落なバーとかショップとかが多くなり、さっぱりした雰囲気になってきている。
なんだか寂しいわ。

ガイヤーンやバミーヘンで安く夕食を済ませた後はタクシーでパッポンへ向かい、マッサージ三昧。いつも行く有馬温泉で2時間コース(300B位)。こちらはお値段が前より安くなったような気がする・・・・。

観光らしい観光を気軽に満喫した1日だった。現地発着ツアーは面倒が少なくていいわぁ。



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