それ行け!OLバックパッカー

シンガポール〜タイ〜腐ってもタイ


ラーマイオン』・・・

2003年9月18日深夜1時、遂に初めてシンガポールに足を踏み入れたいまむぅ。今回はシンガポール航空(SQ)のキャンペーンチケットを購入、シンガポール経由プーケット・バンコク行きだ。SARSの影響もありしばらくはシンガポール経由便は避けようと考えていたのだが、48,000円の魅力にはやはり勝てなかった・・・。
折角シンガポール経由なので、ストップオーバーして1日(半日)観光を計画してみたのだ!

旅立つ数日前のこと。

いまむぅの職場に、ちょっとした小柄なおじいちゃんがご勤務されています。私が旅行の為お休みを頂く旨をお話すると・・・

お「どこに行くの?」
い「シンガポール経由で、タイに行こうと思ってますぅ。」
お「はぁ〜、そりゃあ、いいねぇ。シンガポールも綺麗だしねぇ。」
い「そういう風に聞きますねぇ。」
お「私も家内と一度行った事があるんだけどねぇ、あのぉ、オーチャードロードとか、ジョホールバルとか・・・。」

むむむ、ジョホールバルなんていう地名が出るあたり、結構詳しいじゃん、おじいちゃん。

お「そうそう、シンガポール行ったら美味しい飲み物があるんだけど。知ってるかな?えーっと。」
い「―――なんでしょう?」
お「・・・・シンガポールスリング。」

うーん、別にシンガポールで飲まなくても良いような気もするが・・・そこはシンガポールで飲んだ方が美味しいという事にしておこう。
そして、まだ続けるおじいちゃん。

お「そうそう、え〜っと、なんて言ったっけ、あの、海に立っている・・・。あれなんかは有名だよねぇ、私も見たけど。」
い「?」
お「・・・・え〜っと、あ、そうそう、ラーマイオン。」

”マーライオン”だろっっ!!

そんなこんなで、オーチャードロードやマーライオンを観光する気になったのだった。(?)



深夜のチャンギ空港からはリムジンタクシーでホテルまで向かう。昼間なら電車・バス、メータータクシーがあるのだが、公共のものは終了しているし、メータータクシーは深夜料金5割増(なんてこった)+空港乗り入れ料金がかかるようなので、結局一番安くなったのがリムジンタクシーなのだ。
こんなにゆったり座れる車で旅するのは初めてだわ♪
第一シンガポール人のタクシー運転手はもちろんちゃんとした方で、無事にホテルへ到着。エレベーターに部屋の鍵を差さなくては客室フロアへ行けないのに苦労しながらもなんとか部屋に辿り着き、直ぐに就寝。

翌朝。
チェックアウト後、ホテルのロビーで待っていると、HISのツアーガイドさんがお迎えにきてくれた。ショートボブで赤く髪を染めた鈴木さん。

す「えーと、今日ブケ(プーケット)に行くんですよね、フライトは何時?」
い「夜6時半位ですけど・・・」
す「えっっ!?あなたたちのツアーにはハイティーが付いているのよ!間に合うかしら――全く今日はギリギリのお客さんばっかりだわ。」

なんでよ、だって、申し込む時にメールで問い合わせたら3時に観光が終わるって確認したのにぃ。
ちょっとした不安を抱きつつ、観光へ出発。

今日は良い天気でよかったわ〜、雨女の私が晴天の下観光できるなんて嬉しい限り。あ、窓から海が見えてきたわ。そろそろ降りる準備を・・・・サングラスと帽子、帽子。

い「!?!?!?」

帽子が無い!!無い無い無いっ。さっきまであったのに――しまった、ホテルでチャックアウトした時カウンターに置き忘れたようだ。ああああ、旅するときにはいつも一緒、一人旅には欠かせなかったあの帽子・・・なくしてしまった。もう、取りに戻れる訳もなし。

い「最悪だ。帽子無くした。あああ、ショック。」
Z「・・・・。」
い「ああああああああああ、もう、ショック。」
Z「タイかどこかで、買えばいいじゃん。」
い「――――もう、同じのは戻ってこない(泣)。しかも、今日かなり焼けそうだしぃ。」
Z「そう落ち込まないのっ。」

今回の旅の連れであるZさんに愚痴りつつ、マーライオンに到着。

マーライオンは3体あって、お父さんマーがセントーサ島に、お母さんマーと子供マーがこの公園にいるということだ。思ったより小さいなぁ・・・・この国のシンボル的なものだからもっと大きいかと思った。でも、TVや写真と同じで真っ白。
そんな調子でバスは観光名所とお土産屋(宝石店・ワニ皮店・シルク店・DFS)を回る。この、お土産屋っていうのが面倒なのよねぇ、いちいち。まぁ、格安で観光バスに乗れるから仕方ないか。

いまむぅはシンガポールで、どうしても行かねばならない場所があるのだ!                それはハードロックカフェ・シンガポール。
ガイドさんに相談すると、みんなが最後に寄るDFSから近いのでその間にササっと行ったら良いのでは、とのこと。おおお、それなら飛行機の時間にも間に合うじゃないか。
オーチャードロード近くのDFSに到着した後、直ぐにHRCへ向かって歩き出す。目抜き通りの脇には背の高い木が植えられていて、ゴミも少ないし綺麗はキレイね。行き交う人も東京とそう変わりは無い。 味気ないといえば味気ない。

HRCでお決まりのピンバッジを物色。

い「これ、見せてください。」
店「はい。」
Z「いまむぅ、どれ買うの?」
い「う〜ん、これがいいかな。でも、こっちも格好いいしなぁ・・・。」
Z「こっちのほうがカッコいいんじゃない?――買っちゃおうかな。」

なぜかZさんもピンバッジを購入し、満足してお店を出た。そして、その次はZさんのたってのご希望であるプラネットハリウッドへ向かう。やはりオーチャードロード沿いにあるはずなのだが。

い「地図でいうと、このへんよねぇ。」
Z「ないねぇ・・・・写真の感じだと、この建物だと思うけど。」
い「―――潰れたんじゃない?」
Z「えーーーー。ハリウッドスターが作ったのに?」

やっぱり、HRCの二番煎じといわれたプラネットハリウッドはシンガポールから姿を消していたようだ・・・。

観光の最後は、マリーナ・マンダリンホテルでのハイティー。イギリス植民地時代の習慣が根付いたという、いわば『午後ティー』ね。
テーブルに紅茶と小さなケーキやサンドイッチが盛られたティーセットが用意されている。ホテルの高い吹き抜けを眺めながら、フカフカの椅子でお茶をするなんて、なんて贅沢な気分なんだ!

す「これが終わったら、4時前には空港へ向かわなきゃ駄目よ、アナタたち。」

と、ガイドの鈴木さん。

い「はい。バスで行こうと思います。」
す「この前の通りを渡って、バス停に行って、○○番のバスよ。ずーっと乗っていて、地下の道路に入ったら、もう空港内だからね。」
い「分かりました。」
す「全く、今日はわがままなお客さんが多くて、振り回されちゃったわ。」

え、それは、私たちも含まれているのか?

す「女の人3人組いたでしょ?急に明日帰りたいとか言い出して、チケットの手配したはいいけど日本で確認した価格と違うとかなんとか言い出して、もう。」
い「はぁ。」
す「あ、そうそう、ブケはやくざがいるから気をつけるのよ。」
い「まじっすか。」
す「マジよ。タイは結構やくざ多いからねぇ。」

そう言って、鈴木さんは帰っていった。

ハイティーを終えてちょうどよく来たバスに乗り込む。入り口で「エアポート」といいつつ、小銭を払うと周りは全てシンガポール人で、車内アナウンスは無い。車内にはTVがついていて、スポーツ番組が流されている。
バスはグングン進んでいき、周りの人がずいぶん少なくなってきた。

い「ねぇねぇ、車内アナウンスないし、いつバス停がくるか分からなくない?」
Z「そうだねぇ。」
い「さっきさ、地下に入ったら空港だって言われた時、てっきり終点だと思って安心して聞いてたんだけど、終点じゃなかったら降りそびれちゃわないかな?」
Z「大丈夫だよ。」
い「え、え、え、じゃあさ、地下に入ったら直ぐ降りますってボタン押したら良いのかな?」
Z「―――大丈夫だよ。」

大丈夫なのぉぉぉぉ!?マジで心配でお腹痛くなってきたんだけど・・・やっぱり電車の方が良かったかなぁぁぁ、どうしよう。
私はこんなに不安なのに、Zさんは平然としているご様子だしぃぃぃぃ。ああああああー。
あああああああ。
はぁ。

と不安と格闘している内に、道標がチャンギ空港を表し始めた。

結局チャンギ空港が終点で、無事に飛行機に乗ることができたのだった。あーよかった。

シンガポールは、2〜3日行ったらもうお腹一杯かもな。




  後>

目次へ
別館TOPへ戻る


アジア情報満載!『本館』へ