それ行け!OLバックパッカー

マレーシア編


私の出会った○○人〜中国人編

男の人「ハーイ。」
い「?」

隣に座った男の人(アジア人)が話し掛けてきた。何だ?

男「一人なの?」(以下英語)
い「うん、そう。」
男「どこから来たの?」
い「日本。アナタは?」
男「中国。名前はデレク。キミの名前は?」
い「ユミ。」
男「ユミ、はじめまして。」
い「あ、どーも。」

彼は仕事でクアラルンプールに来たばかりの中国人:デレク。(中国人なのにデレク??)

デ「僕はネットワーク関連の仕事をしていて、プロジェクト単位で数ヶ月毎、海外を転転としているんだ。マレーシアには今日来たばかり。」
い「へー、すごいね。」
デ「仮住まいは広くてガランとしてるよ。キミは旅行?」
い「そう。今日が旅行最後の日なんだ。タイ、ヴェトナム、マレーシア。今回は”バックパックの旅”がテーマだから、ろくな所泊まってないよ。」
デ「そーなんだ。」
い「1泊6ドルとか(笑)。格好だって、今は女の子らしい服着ているけどこれは特別で、毎日汚いジーンズとTシャツ、スニーカーだもん。」
デ「信じられないよ!!」
い「ハードロックカフェの為に揃えたんだもん。HRCはよく来るの?」
デ「まあ、たまに来るかな。」
い「私はすごくロックが好きで、一人でも来ちゃうんだ。」
デ「それは分かったよ。君の事見つけて、誰かと来ているのかなぁって思っていたけど、トイレに立った後に違う椅子に一人で座ったから、一人って
分かって。」
い「(そんなに見てたんかいっっ。)」
デ「一人で飲みながら楽しそうにバンドの音楽聴いていたのを見て、本当に音楽を聞きに来ているんだな〜って思ったよ。」
い「そうだったのねぇ。でも、音楽だけじゃなくて、私、各地のHRCのピンバッジを集めるのが趣味なの。だからこの後ショップに行って買うんだ〜☆」
デ「楽しそうだね。」

適当に会話をするのだが、中国人のデレクはとても流暢な英語だから私には聞き取れない部分も多い。やっぱり日本人は駄目ねぇ・・・。
そろそろ帰る時間になってきた。

い「遅くならないうちに帰らないとね。」
デ「その前に、ピン、買うんでしょ?」
い「うん。」

と、一緒にショップへ向かう。

い「うわ〜〜〜〜、どれがいいかな、みんな可愛くって迷ってしまうわ・・・。」
デ「どれで迷っているの?」
い「えーっとね、この旧正月バージョンのと、バレンタインバージョンのと、扇子の形したの・・・どれがいいかな。」
デ「(店員さんに)ちょっと見せてくれますか?」
い「あわわ。どれも可愛いよねぇ。」
デ「(店員さんに)この3つ、下さい。」
い「!!!えっっっっ!?」
デ「いいんだ、僕からのプレゼントだよ。今日楽しかったお礼に。」
い「(ラッキーラッキーラッキー☆)あ、有難う。本当うれしい!」

うはうはうはうはははは〜〜〜。嬉しすぎっ。

デ「どうやって帰るの?タクシー?」
い「うーん、そうね。でもまだそんなに遅くないし、来る時も歩いてきたから歩いて帰ろうかなぁ・・・。」
デ「送っていくよ。遠くないんでしょ?」
い「歩いて15分〜20分かな。」
デ「―――それは、遠いんじゃないの?」
い「大丈夫。帰れるから。」
デ「いや、僕も歩いて送っていくよ。」

あらあら。送られる事になってしまった。まあ、明るい道だしお店も並んでいるからタクシーよりいいかなぁ、と思って歩いて帰る事にする。

デ「明日の朝はどうやって空港まで行くの?」
い「ミニバスにピックアップしてもらって、その後バスに乗り換えて空港まで行くの。」
デ「タクシーの方が便利なのに?」
い「そこが今回のテーマなの。いかに節約して旅ができるのか!?って。タイでもヴェトナムでもそうやってタクシー以外の方法を探して安く上げてきたんだから。」
デ「キミは面白いね。そして賢明だよ。」
い「いや、それ程でも。ただ憧れてたし、好きなだけ。」
デ「明日の朝、会えるかな。」
い「は?」
デ「今回は僕がタクシーで送っていくよ。」
い「いや、大丈夫だよ。」
デ「お金なんて問題じゃない、明日で帰ってしまうんでしょ?だからもう一度会いたいんだ。」
い「――はぁ。」

ホテルに到着。とにかく、明日本当に来るかどうかは別にしてここで帰っていて頂こう。

い「じゃ、また明日・・・ね。」
デ「明日来るから。おやすみ。」

うむむむむむ???
ま、とにかく部屋に帰って最後の荷造り。そして就寝。なんとなくあっという間の最後の夜だったわ・・・・。



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