それ行け!OLバックパッカー

タイ〜タイ人オトコはジゴロなのか!?


おセンチなチェンマイの夜

あー、めっちゃくちゃ疲れたぁ〜〜。自分の部屋に到着するとベッドに倒れこむ。今何時だ・・・まだ明るい。

タムかぁ、『夜、電話してね』ってどうしようかな。色々話も面白いし、チェンマイの若者の遊ぶ場所とか行ってみたい気もする。だがしかし・・・!!自ら危険を冒す事も無い。危険は無いにしても、いとも簡単に誘えば軽く出てくると思われるのも、今後の日本人女性の為に良くないよなぁ。

今日のタムの行動を思い返して、ジゴロ度を測ってみる。
 ・気が利く:キャンディーや冷たい水をストックして振舞う。
        人の行動を先読みして、準備をしたりアシストしたりする。
 ・ボディタッチをする:何かと手を繋ぐ。
              頭をなでたり、肩を触ったりする。
 ・すぐ誘う:「音楽一緒に聴こうよ」「日本語教えてよ」「飲みに行こうよ」
        電話番号を渡す
 ・可愛らしい口調:「イマムちゃーん。」「タムくんデス」「カノジョ、ね。」

・・・・パーフェクトだ。
タイ人男性の特徴が良く表れている。うんうん。
これは決してタム自身がヒモだという事ではなく、タイ人男性は上記のような気質を自然に身に付けていて、良いとか悪いとかは別として、日本人の目からみると”ジゴロ”的な素質が充分に備わっていると思われるという事だ。
もちろんタムは一生懸命働いているし、純粋にある一定の好意を持って私に接してくれているだけなのだ。(きっと)

ゴチャゴチャ考えていたら眠くなってきた・・・夕寝でもして疲労回復だ。

―――――――――――

急に携帯電話が鳴り、一気に目がさめた!ナンダなんだ、携帯はどこだ??

い「はい、モシモシ。」
H「もしもし。Hですけど。」
い「あ〜〜、Hくん!電話かけてきてくれたんだ、ありがとう!」

彼は前回のタイ旅の時も初海外着信を実現してくれた友人。今回もずうずうしく(?)、『タイに行くから、暇があったら電話してねん。』とメールを送りつけておいたのだ(笑)。

H「今、どこにいるの?」
い「チェンマイにいるよ。こっちはね、すっごく昼間は暑くて、夜は少し涼しいんだ。」
H「へー、そうなんだ。日本はずっと寒いよー。」
い「だよねー。」

だよね、だよね、だよねぇ〜〜♪日本は寒いよねぇ〜〜〜〜〜っっっ、プププっ。あー、本当幸せだわ、こんな優雅なチェンマイライフが送れるなんて。
仕事帰りだと思われるHくん、悪いねぇ、こんなに満喫しちゃって、えへへ。

H「じゃあ、一人なんだから気をつけてね。」
い「うん、気をつけるよ。ありがとう。」
H「じゃあねー。」
い「電話ありがとう。バイバーイ。」

そうだよね、一人なんだから気をつけないといけないよね、Hくんの言う通りにしよう。
ちと寂しい気もするが、今日は一人で夕食を食べて早く寝ることにしようかなぁ・・・ごめんね、タム。

外はすっかり暗くなっている。お腹も空いて来たし、ネットカフェに行ってその足で夕食でも取ろう。

TAWAN COURTを出て直ぐ左にあるネットカフェに行ってみる。
お店にいるのは若い女の子で、見た目普通のアジア人だけどイスラム教らしく、スカーフを頭から被っている。日本語対応のPCを案内してもらってネットに繋ぐ。

が、めっちゃ遅い!!遅すぎる、この回線・・・イライライライライラ。
ダメだ、我慢できない。お姉さん、すまんがもう終わりにします。
私は15分ほど座っただけでそのネットカフェを退散した。
仕方ない、とりあえずナイトバザールへ向かう事にしよう。道沿いには数件ネットカフェもあるので、また少ししたらどこかで入ってみよう。

ガイドブックで調べていたら、ナイトバザールにあるGalare Food&Shopping Centreという所はクーポン食堂で、しかもタイの古典舞踊も無料で見られるという情報があった。こりゃあお得だね!行かない手はない。
ということで、メインストリートの真中あたりにあるそのフードコートを目指す。
昨日と同様、ナイトバザールは両脇の歩道にびっしりと夜店が並んでいてクラクラしてしまいそうだ。色とりどりのシルクや民芸品、シルバーアクセサリー。

朝晩は冷えるので上着を・・・と昨日は荷物を持っていたが、夜23時頃でも全く肌寒くはなっていなかったので、今日は安心して半そでて街を歩く。良かったぁ。

今回の旅ではまだハガキを出していない。今日の夜にでも書けたら書きたいので、カメラ屋さんの店頭にあった絵葉書を1枚5Bで買ってみる。チェンマイらしい写真のハガキが良いわねぇ・・・山岳民族の子供や像・お寺が盛り込まれたものをセレクト。

そういえば、あと一枚シルクスカーフを買わなくてはいけない。どこで買おうかな・・・フラフラと歩いて、目に付いた夜店で物色してみる。

お店のお姉さん「こっちの大きい方は550Bね。」

はぁ??昨日、それと同じの、170Bちょっとで買ったんだけどねぇ。
しかも最初の言い値も、昨日のお姉さんは250Bだったぞ。

い「えー、高い!だって昨日それと同じ大きさのヤツ、170Bで買ったよ。」
お姉さん「・・・・。」

お姉さんは後ろにいるオバサンに何かゴニョゴニョ相談して、

お姉さん「オッケー、170Bね。何枚買うの?」
い「1枚。」
お「・・・。」

あはは、ごめんね、昨日既に何枚も買っているのよ――言い値がいい加減なものなんだとハッキリ分ったわ。怖いわねぇ、でもあっさり170BでOKしたということは、170Bもそこそこイイお値段だったのかもね。まあ、170Bって昨日より(ちょっとだけど)安いから、いっか。
ということで、ご購入〜〜〜っ。

あとは夕食なのだが、Galare〜は大きなショッピングモールでもあるので、フードコートを発見できずに一度通り過ぎてしまった。地図の位置からいくとこの辺に・・・と思ってショッピングセンターに入っていくと、有りました!フードコートと大きなステージが。

正面のステージはライトアップされていて、その前が広場になっており、タイでよく見かける白いプラスチックのテーブルセットが一面に置かれている。既にその殆どが埋まっていて、白人さん・地元タイ人が楽しそうに夕食を取っている。
まずはクーポンを買わないと・・・と思い歩いていると、オバサンが座っているクーポンカウンターを発見。ひとまずは100B分を購入。

クーポンを買うとサービス券が1枚ついていて、よく見ると『お手洗い券』。ちょうど行きたかった所なのよ〜〜〜っ。お手洗いは(もちろん)有料で、まあそれでも1〜2Bなんだけど、食事をする方は無料ということだ。
お手洗いを済ませて、フードコートのメニューを一通りチェックする。
中華あり、イスラムフードあり、タイ料理あり、デザートあり、ドリンクあり・・・野外なので熱気がムンムン、料理するおじさん達も『コレ美味しいよ〜』『さあさあ食べて〜』と客の呼び込みをしている。クーポン式の食堂のシステムが分っていない若い欧米人のお兄さんが『クーポンオンリー、クーポンはあっちで買って』と言われている姿もまた、いつもの光景だ。
MBKのフードコートは冷房が効いていて、概観もすっかり改装されてシンガポールのホーカーズみたいになってしまったが、チェンマイはまだまだ田舎のタイらしさがあって非常にイイ。

私は昨日食べたカオソーイが果たしてスタンダードの味だったのかを確かめたいので、ここでもカオソーイを食べようかな。看板を良く見ていくと―――あった、カオソーイ。
カオソーイ、くださーい。

他の客さんの数人いたので、ちょっと待つと私のカオソーイが出来上がってきた。窓口前のお盆に載せると、お店のお兄さんが『これ、これ』とライムを指して教えてくれた。
そうか、ライムを搾るのね、ありがとう。お小皿に数個を取る。

あれ、お箸は??お箸がないぞ。スプーンも無い・・・普通はお店の前とかに並んでいるんだけどなぁ〜、えええ、どこだどこだ??

挙動不審な感じでお盆を持ったままキョロキョロと周りを見回すが見つからない!困った・・・と思っていると、見かねてお店のお兄さんが『あっちあっち』と指差してくれる。
指差した方向を見ると―――はぁ〜〜、お箸・スプーン・フォークなどが山積みになったカウンターが(涙)。

い「あ、あった。あそこだったんだね・・・(苦笑)。」

教えてくれたお兄さんはニッコリと笑ってくれた。
ありがとう。

空いている席を見つけて腰をおろす。足が疲れたわぁ〜。
コーラを飲みたい気もするけど、座っちゃったしなぁ、料理を置きっぱなしで買いに行くのもなんだか不安だし。持ってきた水で我慢するか――って、水忘れてきた!!
はぁ〜〜〜。わざわざボトルに冷蔵庫の水を入れ替えたのになぁ。

諦めてカオソーイを一口食べてみる。
うんうん、美味しいじゃな〜〜〜い。やっぱり昨日のカオソーイはしょっぱかったな。こっちの方が美味しいと思う。ノドが乾くけど、食べ始めたし面倒だから水は帰ってからね。
前方のステージでは着飾ったお姉さんたちがタイの古典舞踊を踊っている。やっぱり一人で夕食は味気ないよなぁ、友達や恋人・ご夫婦でお酒を飲みながらワイワイとお酒を飲みつつ楽しんでいる周りの雰囲気が羨ましいわ。しかも一人でカオソーイの写真を一生懸命取っている私って、ちょっと浮いてるかも(汗)。
タムに電話しちゃおうかな――否、それはしないと決めた事。

残ったクーポンを換金して、フードコートを出る。
ショッピングモールの中にネットカフェを見つけたが、日本語をサポートしていないと断られ、寂しい気持ちでトボトボと帰途につく。
途中、『ADSL』と入り口のガラスに書いて”ウチは回線早いよ!”と言いたげなネットカフェに入るものの、今度は文字化けがひどくてこれまたメール確認が出来ず。

今日はネットカフェに見放された日だわ。
また早々と切り上げて、一人切ない気持ちでホテルに戻る。
昼間のトレッキングで思いのほか体力を消耗したのか、猛烈な眠気に襲われる。明日はもうバンコクに戻らなければいけないなぁ、あっという間だな。

シャワーで汗を流した後は、おセンチな気持ちになりながら毛布に包まって就寝。
なんとなく孤独なチェンマイの夜でした。

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