それ行け!OLバックパッカー

タイ〜タイ人オトコはジゴロなのか!?


山歩き

ツアーのグループで親交が深まった所で、午後の部へ出発。
やっぱり料理の味は――あんまり美味しくなかった(涙)。

今まで出会った人達を思い出しても、イタリア人はとってもいい印象だ。
アメリカ人はどうも有色人種を下に見ているような態度だったが、イタリア人は明るくてオープンで誰にでも好意的な感じ。イギリス人も節度あるフレンドリーさを持っていると思う。フランス人は積極的にこちらに話し掛けてくれたりはしなかったなぁ・・・。
東欧の人は底抜けに明るくはないけど、親しみを感じる人が多かった。
私の中ではイタリア人が一番好印象だ。(個人的体験に基づく私的見解です。)

タム「あ、あの人日本人。」
い「え?」
その人「コンニチハー。」
い「何だ、タイ人でしょ。」
タム「ハハハ、タイ人のガイドだよ。友達。」
その人「アナタ、ニホンジン?」
い「そうです。」
その人「タムのコイビト?」
い「違う違うー!」
タム「そうだよ。」
い「違うからねーーーっっ!!!」

入れ違いに入ってきたグループのガイドさんだったようだ。グループには日本人はいなかったけど。

イタリア人のオジサン「今、日本語で話してたの?」
い「そう、さっきの日本語。」
オジサン「ほー、日本語かぁ〜。」

何にでも反応する方だ。

再びバンに乗り込み、トレッキングへ向かう。山道をガタガタいいながら車は進んでいき、鋭角な急カーブを曲がり、キツイ下り坂を下る。道は舗装されていないので、車は今にもずり落ちてしまいそうだ!

車内「うわ〜〜〜、きゃーーっ。」
タム「大丈夫、今朝紹介したように、この運転手さんは運転歴が長くて信頼できる方だから!」

車は一度ハンドルを切りなおして、ソロソロと下り坂を進む。

タム「ね、大丈夫だったでしょ?こちらの運転手さんはウデも確かだし、安心できるんです。例えば勤務中は絶対に飲酒をしないですし。これはとっても重要な事です。」

車内の皆は「そうかぁ〜」と納得しているような、していないような――日本でいうと飲酒運転をする運転手なんてもっての外!!(たまにいるけどね)
でもタムの言う通りだとすると、タイでは飲酒しつつ営業運転する運転手が多くいるのだろう。先日もニュースで、世界の飲酒量ランキングでタイはかなり上位にいたしね。

車から降りた所は、砂埃が舞う小さな掘っ立て小屋(?)が数軒並んでいるだけの場所。周りはだだっ広い畑。観光客が山に入る際に立ち寄る為の村で、ちょっとしたお土産物が並べられている・・・でも、無人――だと思ったら、人が寝てた(笑)。

タム「ここから山に入ります。この小屋の中、どうぞ入ってください。・・・あ、赤ちゃんが寝てますね(笑)。外には・・・ピギーがいますよ!」
イタリア人のオジサン「これは何?」(石臼を指して)
タム「これは、主食のコーンを上から入れてすり潰す器具です。」
オジサン「へ〜〜〜。」
タム「ここに棒を差して、グルグルと回すと、継ぎ目の所から出てくるんです。」
オジサン「ちょっと石の間を開けてみていいかな?」
タム「OK。」

イタリア人のオジサンは初めて見る石臼に興味津々。しきりに眺めてはカメラを構え、シャッターを切っている。まあ、日本にも昔からあるようなものだからなぁ・・・とボーっと見ていると、

オジサン「キミ、これを写真に取らないの?」
い「あ、あ、撮ります。」

私が写真に撮るのを待っていたようだ。撮り終えると石臼を元の状態に戻してくれた。

タム「もし気になる事とか知りたい事があったら、何でも僕に聞いてください。知っていれば直ぐに答えますし、分からなければ後日調べてお知らせします――多分ね(笑)。」

参加者からの矢継ぎ早の質問にも嫌な顔一つせずに、丁寧に詳しく説明をしていっている。その内容は宗教だったり、民族の事だったり、習慣や自然の樹木の種類だったり。私は若いタムのどこにそんな知識が入っているのかと、少し見直してしまった。

タム「さあ、いよいよ山に入ります。みなさん、水のボトルを1本ずつ持っていってください。山歩きには水が必要ですー。」

ワラワラと参加者が集まって水を持ち、畑の脇の小道から山へ入っていく。タムが先頭になり、1列で進んでいく。

タイ人の女の子「Funny?」
い「?」
女の子「えーっと、なんていうんだろう、Funny?」
い「あ、enjoyね!!」
女の子「そうそう、enjoy!英語が得意じゃなくて――楽しんでますか?」
い「ありがとう☆とっても楽しいよ。」

彼女は一人参加の私をとても気遣ってくれていて、寂しい思いをしているのではないかと心配してくれていたみたい。なんて優しいんだろう。

イタリア人のオジサン「ヘイ、タム。この果実は何?」
タム「それは○%×(忘れた)です。」
オジサン「ちょっと写真撮りたいから待ってー。」

どこまでも好奇心旺盛なオヤジだ。

イギリス人のお兄さん「タム、この一面に植わっている植物は何?」
タム「これはヤーンです。元々は日本の植物なんですが、チェンマイの気候は日本の気候に似ているので栽培できるのです。このヤーンはバスケットやマットなどの工芸品になって、また日本に帰っていくんです。」
お兄さん「なるほどね。」

ヤーンって何??(後ほど判明。)

ちょっと進むと小さな小川があり、男性人はヒョイヒョイっと渡れるのだが、女性人は勢いが要りそうだ。タムは向こう岸に立ち、手を取って渡らせてくれる。

タム「ハイ、イマムチャン。」

私の手を取って♪ルルル〜と歌いながら、クルッとターンをさせようとする。
タムめっ。


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