それ行け!OLバックパッカー

タイ〜タイ人オトコはジゴロなのか!?


パトゥンワン・プリンセス・ホテル

到着したのはターミナル2。さっき機内で配られた最新の出入国カードを提出して入国する。それにしても出入国カードが横長の2つ折になっていてとっても驚き。最近は来る度に色々変わっていて、その都度ヒヤヒヤしてしまう。

出口には両替所の窓口が連なって開いていて、深夜ではあるが人も沢山並んでいる。
この辺りに観光案内MAPがあるはず・・・あ、あったあった。新しいものをゲット。
最近地下鉄が開通したので、ここ1年使っていたMAPの新しい版を探していたのだ。
バンコクに限って言えば住所で大体の場所もわかるし、重いガイドブックはほとんど使うことがない。無料でもらえるこのMAPで充分!!

さて、市内までどうやって出るか・・・NW27は現地に深夜12時ちょっと前に着くので、一人でタクシーはちょっとなぁ・・・と悩んでいたのだ。一応エアポートバスの終バス時刻が延長されたとかで、バス乗り場に行ってみる。
が、私の乗りたいA4ルートは既に終わっているとのこと。係りのお姉さんが申し訳無さそうに教えてくれた。「大丈夫、タクシーか何か乗ります〜」とお姉さんに気丈に言ったものの、タクシースタンドには長蛇の列。いつもこんなに混んでたっけ??
さっき荷物を取ってくれた学生さんらしき面々も見える。(それにしても、日本人が少ない)

タクシーに並ぶ前に、I氏に連絡を入れなくては。
というのも、明日の午後会う約束をしたのだが、何時にどこというのは全く決めていない。客引きに声をかけられつつ空港の端にある公衆電話に向かう。
小銭を入れて、ダイアルしてみると・・・・

「○☆%*・・・unable〜」

アナウンスのお姉さんの声が空しく聞こえてきた。
しかも、unableだけしか分らんっっ!!
とにかく繋がらない。海外でそのまま使える私の携帯ちゃんでかけても、同じアナウンスが流れている。うううう〜〜、どうしようぅぅ〜〜っっ。このまま連絡が取れなかったら・・・。
やばいやばい、あまりの心配でお腹が痛くなってきた。いたたたたっ。
でもI氏に連絡がつかない今となっては、とにかく早くホテルに到着して明日の機会をうかがうしか方法はないのだ――――はぁ〜。

空港の外に出ると、ねっと〜〜りとした排気ガス臭い空気に包まれる。黄色っぽい明かりに照らされているタクシースタンドの列に並び、15分程待つとやっと私の番だ。
カウンターに座っている愛想のない投げやりなお姉さんに「サイアムスクエア、MBKまで」というと、面倒くさそうに紙切れを2枚私によこして来た。1枚は運転手用の小さな紙切れ、もう1枚はご存知、乗客用のクレーム用紙。
紙を受け取ったはいいが、肝心のタクシーはどれに乗ったらいいの??いつもはその紙をめがけて運転手が駆け寄ってきて、荷物を運んでくれるのだが・・・・。

キョロキョロしていると一人のオジサン運転手が私の手の紙を覗き込むなり、カウンターのお姉さんに怒り出した。お怒りが終わると、オジサンは私の荷物を受け取り、「ハイ、乗って」と案内してくれる。この紙に書かれたタクシーまでちゃんと私を案内しなかったので文句を言っていた雰囲気だ。
私は一瞬、『また悪徳運転手に、”チケットよこせ”と言われるのではないか!?』と全身に緊張が走ったが、この運転手さんは違うようだ。いや、ここで気を許したら乗り込んだ後に”よこせ”と言われて、信じた自分に腹が立つかもしれない・・・様子を見なくてはイカン。

運転手「どこまで?」
い「パトゥンワン プリンセス ホテルまで。」
運「プラトゥナム プリンセス?」
い「パトゥンワン プリンセス」
運「??プラトゥーナム プリンセス・・・??」
い「パトゥンワン!!サイアムスクエアの、MBKの隣の!!」
運「――あ〜〜、パトゥンワン プリンセスね、OKOK。プラトゥナム、って聞こえたよ、プラトゥナムにはそんなのないしな〜って。(笑)」

タイ語の発音は難しいっっ。”プラ”の”ラ”は本当に小さく一瞬発音するので、”パ”と聞こえても仕方ない。魚醤の”ナンプラー”も、本によっては”ナンパー”と記載されている位だからね。

暫く車を走らせ、この運転手さんは無口なのかなぁ〜っと思ってたら。

運「どこから来たの?」
い「日本から。」
運「タイは始めて?」
い「いえ、年に2回きてるの。タイ語も少ししゃべれるよ。”コップン・カー””サワディー・カー””1.2.3.4.〜”」
運「アリガト、コンニチハ」
い「日本語上手いね〜。」
運「へへへ。」
い「私、よく”タイ人”ってタイの人から言われるの。だから”コン・ジープン(私はニホンジンです)、コン・ジープン”って言うんだけどね。」

今日も言っちゃいました、いつもタイ人に言う、オハコの小ネタ(笑)
でも実際、真っ先に覚えたタイ語でもある。

運「コン・ジープン(笑)」
い「タイは暖かいから大好き。日本は今、寒いよ。」
運「タイ語で”寒い”は”○▽☆”」(←スミマセン、忘れました)

日本語―タイ語の会話を楽しみつつ、車は一般道を快調に飛ばす。戦勝記念塔のあたりまで来ると少し信号で止まったり、ノロい車を追い抜いたり(”チッ”とか言って追い抜いていった)しつつ、サイアムに近づいていく。窓から見える景色がタイの夜という感じで、バンコクに来た実感がわいてきた。赤や青や黄色の電球と、気だるそうに夜の屋台で食事をするタイ人達。

そういえば、I氏に頼んだホテルの予約は本当に予約されているんだろうか??お金は明日会った時に・・・という事だったけど、予約も入ってなくて明日も会えない、なんてことはないだろうか・・・いや、そんな事してもI氏の何の得にもならないから、大丈夫だよなぁぁ〜〜〜、と不安が心をよぎってしまう。

運「日中は渋滞がひどいからフリーウェイを走るけど、この時間なら一般道でもスイスイいけるんだよ。」

と言って、運転手さんは有料道路を使わないで来てくれた!!めっちゃいい人に違いない。私は何も注文していないのに・・・・。

MBKの脇にホテルが見えてきた。さあ、到着。
運転手さんは私の荷物をトランクから出し、少し珍しそうにホテルを眺めていた。このホテルには来たこと無かったのかな・・・?
メーターは確か140B位だったから、空港料金の50Bを足して200Bを支払う。そうだよね、この料金なら納得。運転手さん、本当に有難う☆
今回はスタートからいい兆しだ♪

このクラスのホテルなら、ベルボーイが扉を開けて荷物もすぐ運んでくれるのに・・・と思っていたら、深夜なので気を抜いていたのか、ベルボーイが駆け寄ってきた。私の荷物を急いで持ち、「上でチェックインを」と言う。
このホテルは入り口からエスカレーターで上がった正面にレセプションがあるのだ。

ホテルのカウンターは2組の先客がいて私は後回し!?とちょっとふて腐れていたら、奥にいたお兄さんが「承ります」とこっちに来てくれた。
キチッとした制服をきて、丸刈りの、チャイニーズ系っぽいお兄さん。

い「予約いれてあるんですけど」
係りのお兄さん「パスポートいいですか。」
い「はい。」(と言って渡す)
係「・・・・あ〜、はい。」

その”あ〜、はい”というのは”I氏から予約が入った、例のね”ということなのかなぁ〜〜と思いつつ、手続をする。でも、お兄さんがとっても流暢に英語を話すので、深夜で眠くて、しかもコンタクトが乾ききっていて目がシバシバ・ショボショボ・ゴロゴロで、かなり目つきを悪くして沢山聞き返してしまった・・・・悪気は無いので許してください。

係「下でバッグをお渡しになった時に、ベルボーイから引換証を貰いませんでしたか?」
い「え??引換証??・・・・いえ、貰ってませんけど。」
係「そうですか。では私のほうで確認して、お部屋まで手配いたします。あちらからお部屋へどうぞ。コップン・クラップ。」
い「ありがとう。」

あのベルボーイめ、焦って忘れたなぁ〜〜っっ。いやまさか、ベルボーイを装った手荷物詐欺かも!?――ちょっと心配になってベルボーイのカウンターを上から覗くと、ちゃんと私の荷物が見えた。あ〜〜、良かった。心配しすぎた・・・あはは。

エレベーターで24階に向かう。私の部屋は、2419、結構上の階にしてくれたのかも。I氏の力の大きさに、改めて感謝するいまむぅなのだ。

部屋で「おー、結構きれいじゃん。でも思ったより新しくも無いわねぇ。」と隅々をいじっていると、”ピンポ〜ン”とベルが鳴った。あ、荷物を届けに来た!チップの20Bの用意を・・・とモタモタしていると時間がかかりそうだったのでとにかく扉を開ける。(勿論、ドアの窓から確認して、ね)

ベルボーイ「オゲンキデスカ?」

と一言言って荷物を置き、彼は去っていった。20Bを受け取るそぶりもなく・・・・。

ホテルの部屋でやっと一息ついて、窓のカーテンを開けてみる。外は真っ暗で何も見えない。でもここはサイアムのど真ん中、明日の朝になればバンコクの繁華街が目に飛び込んでくるに違いない!!
明日見えるだろうバンコクの街並みを想像してワクワクしてきた。ジワジワと、一人でタイへやってきた今回の旅の喜びが沸いてくる。

とにかく今日は深夜便で疲れた体をアワアワのお風呂で癒して寝るのだ。

でも、I氏とは明日本当に会えるのだろうか・・・・。


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