それ行け!OLバックパッカー

タイ〜タイ人オトコはジゴロなのか!?


走れ!いまむぅ

まだ明るいパッポンは、ナイトマーケットの準備がようやく始まったようだ。夜はかなりの熱気に包まれるが、まだまだ閑散としている。
道沿いに並ぶオープンバーでは、タイ人のお姉さん達が暇そうに喋っている。所々で欧米人の男性がビールを飲んでいたりする。

い「パッポンって、いかにもタイらしい場所だと思うんだよね。」
Y「そんな感じするね。」
い「男も女も、男でも女でもないニューハーフもあり、良いも悪いも好きも嫌いも何でもあり。いろんな意味でボーダーレスっていうか。」

タイの魅力の一つにはそこがあるのではないかと思う。”なんでもアリ”でとても自由なのだが、その反面で、あっという間に良くない穴にズルズル〜〜っと引きずり込まれてしまいそうな恐怖も感じる。

い「確かこの辺にイタリアンのお店とかあったような気が。」
N「どこでも良いけどね。」
Y「お茶ができればね。」

歩いていると、以前から見たことはあったが入った事のない高級店っぽいお店の前にでた。名前は『CAFE DI ROMA』。真っ白い建物で、店員さんもキビキビした感じ、そして魚介類の水槽・・・いかにも高そうだ。このパッポンで異色を放っている。
パッポン界隈のご出勤前同伴にしては高そうなレストランだよなぁ。

い「ここ、お茶だけって大丈夫かな。」
Y「高そう・・・。でも雰囲気良いね。」
N「聞いてみる?」

お店の入り口に出てきたお兄さんに聞いてみる。

い「あのー、お茶だけって、いいですか?」
お兄さん「お茶だけ、大丈夫、どうぞどうぞ。」
N「良かったねー。」

といって通されたのは、入ってすぐ左手の窓際のテーブル。お店はまだ準備中(?)なのか、他にお客はなく、他の店員さんの視線が痛いような・・・。でも案内されちゃったしぃー。

店員2「ご注文は?」
い「飲み物だけなんですけど。」
Y「カフェラテってあります?」
店2「あります。」
N「じゃあ、それ。」
い「私も。」

良く見ると、店員さんは皆けっこう男前。注文を取ったお兄さんは丸刈りでちょび髭、すらっとしててワイルド風。

Y「なんかさ、奥に居るオバチャン、私達が入ったら凄く嫌な顔してたよ。」
い「だって、良いって言われたもんねぇ」
N「さっき、”いいですよ”って言ってた店員、いい加減そうじゃない?」
い「うーん、気まずい。」

コーヒーが運ばれてきて、昨日のHRCの事やらこれからの予定の事やらをワイワイ話す。

Y「マンディってさ、高橋克巳に似てない?」
N「トリビアの!!似てる〜〜」
い「似てな〜〜〜〜〜〜〜〜〜いっっ。」

必死に反論するも、冷静になると似てるかも――。(帰国後は高橋さんを見るとつい笑ってしまういまむぅ。)

窓の外では、夜に近づいて活気を増したパッポンが見える。
スクーターに乗ったタイ人お姉さん、超ミニスカートのお姉さん、白シャツに黒いパンツをはいた男の子・・・。男の子はまだ学生っぽい年代だ。

N「あの男の子、若いのにこんな所で働いているのかなぁ。」
Y「そうだね。」
N「あーあー、お姉さん達にあんなにくっついたりして。あの年で既にヒモなのかな。」
い「・・・そうかもねぇ」

正に、タイの現実。
一方で、さっきから店内のお兄さんたちの視線が突き刺さっているような・・・(汗)。

Y「なんかこっち見てない?」
い「窓の外見ているのかな。」
N「いや、邪魔だから出て行けって感じ?」
Y「でも、案内されたんだしー。」

微妙な空気が漂ってきた。
それを無視しつづけていると、オーナーなのか、白人さん(イタリア人?)が色々店員に指示していて、こちらのテーブルの方に歩いてきた!!えええ、何か言われる??
店員さんたちはテーブルにグリッシーニを置いたり、キャンドルを置いたりと準備を進めている。
―――やや気配に怯えつつ横を窺うと、私達のテーブルのちょっと脇の方に立ち、窓の外をじーーーーーっと眺めている。
窓の外を眺めつつ、私達を威嚇しているのか?居心地わるぅ〜っ。

Y「えええ、なになに、そろそろ追い出される?」
N「え〜〜〜。」
い「なんだかねぇ、さっきのお兄さんも本当いい加減だわ。」
Y「でもでも、最初に入る時にちゃんと聞いたもんねぇ。」

と言ってY子は天然ぶりを発揮し、そのオーナーらしき人に「トイレはどこですか?」と堂々と聞いてお手洗いに立っていった。
彼も観念したのか(?)苦笑いを浮かべ(ている様に見えた)、奥の方へ去っていった。

Y子も戻ってきた所で、そろそろ出ますか。

い「これから18:00にサラデーン駅のシーロムコンプレックスでI氏と待ち合わせね。」
Y「うん。」
い「私は、一緒に行けそうにないわぁ。サイアムに預けた荷物取りに行って、列車の中で飲むものとか買っていきたいから、このまま出発するよ。」
N「そっか、分かった。」
い「Tさんに、くれぐれもよろしく言っておいてね。最終日は荷物取りに行くから、何が何でも携帯繋がるようにしておいて、って言っておいてね!!」
Y「オッケー。」

という事で、BTSサラデーン駅でY子とN子さんともお別れ。ここからは本当に一人ぼっちの数日間だ。なんかお別れが物悲しいね。「気をつけてねー。」「色々ありがとうー」と手を振って、私はBTSに乗り込む。
この日、Y子とN子さんはT氏お勧めのバー(メリタス・スイートの最上階)に連れて行ってもらい、それはそれは豪華で素敵な夜景に感動したようだ。その後、アラブ人街に行き、水煙草などを経験した模様。相当楽しかった様子で良かった。
次行った時は連れてってくださいね、Tさん。

私はというと、急いでホテルに戻って荷物(リュック)を回収。回収にちょっと時間がかかったのでダッシュで国立競技場駅までまた戻る。今19:00で、ホアランポーン駅発19:40のチェンマイ行き列車に乗るには・・・タクシーが早いか、乗換えで地下鉄に乗るのが早いか!?
買い物している暇は全然ないぞーっ、あわわわ、お腹も空いたんだけど・・・駅に色々売っているようだから何とかなるかな。
タクシーは渋滞の可能性もあるからやっぱりBTS&地下鉄にしよう。

BTSには直ぐ乗れたので、次はサラデーン駅からの乗り換えだ。サラデーン駅から地下鉄までの乗換え通路が思ったより遠いぞっ!!!!間に合うか??
リュックを背負って斜めがけバックも肩に掛けて、モワーンと暑いバンコクを走る走る!
暑い・・・けど、走るしかないのよっ、いまむぅ。
ダッシュして乗り換えのエレベーターに滑り込む。私一人が必死の形相で肩で息をしつつエレベータに乗っている(恥ずかしい)。他のエレベーターに乗っている人は、ゲイのカップル1組、タイ人の女の人。
切符売り場のフロアに到着すると、券売機に向かって突進!!ダ〜〜〜ッシュ!
今朝の要領で券売機の画面を操作する。
えーっと、ポインターを動かして、英語表記にして――駅の名前・・・あったあった、ホアランポーンを押す、と。
お金は・・・あ、しまった、さっきBTSでコインを使ってしまって紙幣しかない!!!っけど、地下鉄の券売機は紙幣OKだから、50B札を入れる。
紙幣はスルスル〜っと吸い込まれて行き、スルスル〜っと戻ってきた。

なにぃぃぃぃ〜〜〜っ!?!?

もう一度。

スルスル〜〜、スルスル〜〜。
戻ってきたよ、オイっ。どういうこと??
紙幣の方向を変えて入れるが、結果は同じ。
おおおおおおおおおおお〜〜〜〜〜〜〜〜い。
急いでるのにぃぃぃーーー(涙)。


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