それ行け!OLバックパッカー
タイ〜イギリス 〜アジア好きが見たヨーロッパ


ロンドン〜オペラ座の怪人

朝8時起床。
なんだか、日本にいる時より規則正しい生活を送っている気がする(笑)。

みんなはもう外に出ている様子だったので、ゆっくりとお手洗いに行ける。ボーっとお手洗いに篭り、一応バスルームを出るときには換気扇を回してみる。確か、少し時間が経つと自動的に切れるのよね・・・と思いつつ歯を磨き、顔を洗っていると、全然換気扇が止まらない(汗)。
ヤバイヤバイ、他人の家のものを壊してしまったかも・・・あああ、ワニータ、ゴメンナサイ。

でも事実が発覚するまでそ知らぬ顔をして(子供みたい・・・)身支度を整える。
すると、やっぱり発覚(笑)。正直に自白すると、別に思ったような大それたトラブルにならず、とりあえず放っておくことになった。あー、良かった。小心者過ぎかぁ〜〜〜、あはは。

これからロンドン。家から少し歩いたところにある駅で一日フリー切符(14£)を購入し、やってきた電車に乗り込む。電車は1時間程走り、テムズ川を越える。これがあの!テムズ川かぁ〜〜〜。霧の都ロンドン、やってきましたよっ!

終点で一度電車を降り、街の中を歩く。
地下道は古くて天井が低いなぁ〜。ポスターとか案内の標識とか、そこにあるだけで映画みたいに見えちゃうわ・・・。
そして、地上に出ると。

うわわわわぁ〜〜〜〜〜。
ぽわーーーーん。

すてき。

朝のキリっとした空気の中に照らし出された、ヨーロッパの街並み。背の高い建物が道の両脇をはさみ、いかにも石の文化という感じ。一つ一つの建物はとても古く、大切に保存されているのも伝わってくる。
古い建物に新しいデザインの鮮やかな看板がとても映えて、やっぱり――映画みたい。

ワ「あ!」
い「え?」
ワ「ジャケット、電車に忘れてきたわ!」
い「大丈夫?」
ワ「折角ここまで来たのにゴメンナサイ、戻っていいかしら?」
い「もちろん!」

先程の駅に戻り、駅員さん達に一生懸命事情を説明して、再度構内に入ってワニータはジャケットを探している。運良く折り返し運転はしていなかったようで、暫くして手にジャケットを抱えて戻ってきた。
良かったね!
なんか、ワニータという人が益々分かってきたぞ(笑)。
道の途中で見つけた寿司ショップ?で、おにぎり(1£/個)を購入する。お寿司のバラ売りが1個2£――高いよーーーーーっっ。

テクテク歩いていくと、ビクトリア駅前に到着。人・バス・車がゴチャゴチャしている。ワニータにはぐれないように着いて行き、また何かのチケットを購入する。ロンドン市内を巡回するバスに乗るらしい。その観光バスも、BigBusとOriginalTourと主に2社あり、私達はいかにもロンドンを走っていそうな赤いバス、OriginalTour(16£?)に乗り込む。

バスでは係りのおじさんが軽快な語り口で様々な案内をしてくれる
「あれが有名な俳優が住んでいたアパートメント!さあ、こっちをみて。こっちは・・・。」「テムズ川の手前にあるのがMI6の・・・」

え、え、え、エムアイシックス!
テムズ川!
そう来たらやっぱり・・・バンコランしかないでしょう(笑)。

一人で”パタリロ!”の「常春の国、マリネラ」という扉絵を思い出してニヤニヤしてしまう。ロンドンで何を思い出し笑いしてるんだ、私。ショボーぃ。

ガイドさんの英語は早口なので、全然何言ってるか分からない。たまに車中の皆が「ドっ」と沸くんだけど意味不明。ワニータ、スマンねぇ、私の英語力がないばっかりに。気にしないで下さい。
という訳で、自分が今何を見ているかサッパリわからないまま、とにかくひたすら地図で位置確認をする。

途中でバスの乗り換えを間違え、ビックベンの見えるウェストミンスター橋でボーっとしつつ立っていると、背中の奥のほうにロンドンアイが見えた。こうも”これが観光スポットです”というものが身近にあると、なんだか現実味がないわぁ〜。

ワニータがお昼に用事があるらしいので、ひとまず二人で大英博物館前に行き、前の広場で軽いお昼ご飯を食べる。そう、先程購入したおにぎりを・・・。

ワ「オニギリ?私初めてだわ。どうやって食べるの?」

ちょうどコンビニで売っているようにビニールで包まれているので、初めて食べる人には開け方が難しいよね。ノリを巻くのもコツがいるしねぇ・・・。

い「えーっと、こうして開けて、こう引っ張って・・・。」
ワ「わぁ〜。面白いわねー。私、ノリ好きなのよねー。いい食べものを教えてくれてありがとう。」
い「気に入ってくれて嬉しい★」

大英博物館には世界中から見学の人が訪れるが、もちろん近くの幼稚園生〜小学生も見に来ている。目の前の少年少女達は威勢がいいこと・・・(汗)。大声を上げて転げまわっている。元気でヨロシイ――のか??

ランチが終わるとワニータは私に自分の携帯電話を預け、用事のある場所に向かっていった。なんか心細いわ・・・。ガイドブックもマトモに読んでいない私にとっては、本当に全く右も左も分からない異国の地。置き去りにされたら100%死ぬ!!!

そんな不安も抱えつつ大英博物館に入る。
入ってしまえば目の前の文化財の数々に没頭し、一気にまた嬉しくなってしまうのだ〜〜。パルテノン神殿のレリーフラムセス2世関連の出土品、ミイラ、ロゼッタストーンくさび形文字の石碑――どれもこれも、昔教科書で目にしたものばかりだ。どんなに写真満載の参考書があったとしても、『百聞は一見にしかず』とはこの事。
本物を目の前にすると、もっと勉強しておけば良かったぁ〜〜と思ったりもする。本の中で学ぶ知識と、それが実際の現物と繋がる瞬間、こうした感覚を子供の頃から感じられたらどんなに勉強が楽しくなるだろう。英語もしかりだね。

様々な国や時代の文化財を見ていくにつれ「これって、勝手に遺跡掘り返して持ってきちゃってるんじゃないの?」という素朴な疑問を抱いてしまうが、確かにそれは今、問題になっているらしい。特にパルテノン神殿のレリーフなどは2国間の問題になっているということだしね。

何の動力もナシでゼンマイや振り子・引力だけで規則正しく動き続ける時計などに感心していると、ワニータの携帯が鳴った。
びく〜〜〜〜っ!
――ワニータ以外からかかってこないよねぇ・・・と心配しつつ、会話しないと始まらないので電話をとる。

ワ「用事が終わったから、そこの先にあるトッテンハムコート駅で待ち合わせね。」
い「・・・う、うん。」
ワ「そこには〜〜〜があって、******で、ロック******ね。じゃあ後で。」
い「・・・・後で。」

えーっと、とにかく駅に行けばいいんだよね?
ということで、地図を片手にテクテク歩いて行く。ロック?が何かとか言ってたよねぇ・・・なんだ、ロックって。
手元の地図で見ると、このグレートラッセルStを真っ直ぐ行けば、オックスフォードStに辿り着いて、そのあたりに地下鉄の駅があるはずなんだよねぇ〜。
通りの名前を確認して、慎重に進む。

なんとか駅に辿り着いたけど、駅の出口が何箇所かあってどこへ行けば良いか不明(汗)。ロック、というのがキーワードなんだろうけど・・・ロック?目の前にはCD屋があるけど、ロック・・・???

暫く待っても全然ワニータを見つけられない。こりゃあ、間違ってるな、私。もう15分以上待っている。周りは異国の人たちばかり。たまに「お、日本人か?」と思えるアジア人を見つけても、英語をペラペラ〜〜っと話していて――チャイニーズかコリアンか、というところかな。さっきまでいた大英博物館では日本人がウジャウジャしていて、彼らを見るたびに「うっとーしいな」と思っていたのに、こんなに日本語が恋しいとは(汗)。
どどど、どうしよう、会えなかったら・・・会えなかったら・・・まじ、しんじゃいそう。
ひえ〜〜〜〜〜ん(号泣)。

すると携帯が鳴り、出てみるとワニータの心配そうな声が聞こえてくる。よくよく話を聞いてみたら、クイーンの曲を歌うミュージカル「We will rock you」の大きな看板の近くにいる、ということだった。

ロック・・・やはり情報は間違いじゃなかったということか(涙)。

ワニータをようやく見つけ、本当に本当にホッと一息つくことができた。あ゛〜〜〜、もう、どうしようかと思ったよぉぉぉーーー(涙)。

ワ「こういうこともあろうかと思って携帯を渡していたのよ」

だよね、だよね、ありがとうーーーっ。
もう二度とワニータを離さないわよっっ!と、生き別れの恋人に再会した時のようなセリフが頭をよぎってしまう。

そのまま地下鉄に乗り込み、再び観光バスに乗れるバス停を目指す。この地下鉄っていうのもなかなかどうして、風情があってイイのよねぇ〜〜〜〜。通路に立ってギターを弾いている路上ミュージシャンもカッコイイ・・・いや、男前で格好いいというのではなく、”映画にでてきそうな”シーンの連続で。黒人のおじさんがギターケースを開けて演奏している姿がまた、渋い。
もう完全にオノボリさんですから、私(笑)。

観光バスに乗り込むと、日は大分オレンジがかってきている。街中を走り、バッキンガム宮殿やトラファルガー広場を観光。途中、バスから見えたお店の看板に「mango tree」という文字を発見し、興奮。ワニータに「あのタイ料理レストランね、バンコクにも東京にもあるんだよ!」と教えてしまった。

今夜は「オペラ座の怪人」を見に行くことになっているので、その前にどうしても行きたいところへ!!
それは。

HardRockCafe―London。

ロンドン店でピンバッジを買って、バンコクの皆に持って行くんだ♪
そして先程知ったんだけど、HRC-Londonは1号店らしいぞ。それは行かないとね〜〜。
ワニータに道案内され、日本大使館前を通り過ぎ、HRCを目指す。地図によると、もうすぐショップが見えてくるはずで、その奥にレストランが・・・レストランで夕食を摂ろうか、とも話しているしね、早く行きたいーーーっ。お昼がオニギリだけたったのでかなりの空腹(涙)。

あったあった!
まずはショップで商品を物色。品揃えは・・・まあ、どこも同じかぁ。

ピンバッジを選び、TELEFON BANDのみんなの分と私の分、合計8個をご購入〜〜。はい、カードで、1回払いでお願いします。

店員のお兄ちゃん「そんなに買ってくれるなんて、グッド・カスタマー!」:
い「そうかしら〜。」
店「ピンバッジ集めているの?」
い「う、うん、まあ、そんな所かな・・・。」
店「今度は僕とピンバッジの交換しようよ。」
い「そうだね(笑)。」

イギリス人はノリもいいねぇ。人懐っこい所もある気がする。店員さんにはHRCメンバーズカードを勧められたけど丁重にお断りする。昔、一度作ろうと思ったんだけどねぇ、色々考えたらあまりメリットもない感じだったので。HPからも申し込めるし。

そしてレストランへGO!
なんだけど、店内の様子が・・・。

ワ「あのー。今日はやってます?」

ワニータがレストランの前に立っている屈強な黒人ガードマンに尋ねてくれる。

ガードマン「申し訳ない。今日は貸切のライブパーティなんだ。また次回に・・・。」
い「・・・(涙)。」

ツイてないーーーっ。
ガードマンさんは見た目とは違ってとってもソフトな応対で、申し訳無さそうにしてくれている。私達は仕方ないのでレストランを後にして来た道を戻って行く。

い「あ!」
ワ「なに?」
い「写真を撮って来ていい?」
ワ「もちろん。」

私はダダダダーーーーーッとダッシュしてHRCを目指す。流石に恥ずかしいので、レストランの少し手前でカメラを構える。すると先程のガードマンさんが私に気付いて「どうぞ、写真撮ってOKだよ。」とニコっとしてジェスチュアしてくれる。

ありがとうーーー。

なんかとっても心が温まる感じだわぁ。益々HRCが好きになっちゃいそうー★

ミュージカルを見る前に腹ごしらえしないといけないので、道沿いにあったパブで夕食を摂る事にする。この辺は昔、ワニータが働いていたエリアらしく、このお店も入った事があるそうで。
ボリュームたっぷりのハンバーガーと山盛りのポテト、そしてシャンティで乾杯
お腹が空いているからか、激ウマ!!

いつもお世話になっているので、ここは私に払わせてもらう。二人で18£、イギリスはチップの習慣があるので20£を置いて行く。
やっぱり高いねぇ・・・何もかもが。日本と同じか、少し高い位かな。

丁度良い時間になったので、オペラ座の怪人が上演される劇場に向かう。
ミュージカルなんて見たことがない私でも知っているような演目が上演されている劇場が連なり、すこしオシャレした人たちがチケットの窓口にあふれかえっている。夜のロンドンの活気だね。

い「チケット代、いくら?」
ワ「いいのいいの、これはお誕生日プレゼントにしようって、昨日決めてたんだから。」

なんと!

ワ「ゴメンナサイね、わたし忘れっぽいでしょ、だからアナタのお誕生日が何日かはっきりと分からないけど――来月10月でしょ?」
い「うん。」

ありがとーーーーーーーーっっ。

パンフレットを購入し、席につく。

幕が開き、あの、TVでチラっと見たことがあるだけの大きなシャンデリアが目に入る。そして時を遡ってシャンデリアが煌きだす!

――のはいいんだけど・・・ナニ言ってるかサッパリ分からん(涙)。
休憩時間にパンフレットのあらすじを読んで何とか大まかには分かったけど、セリフが全く聞き取れない。
私のバカーーーーーっっ。

とにかく素晴らしい舞台演出と歌と音楽で感動し、帰国したら映画を見ようと決心して上演終了。私達は夜のロンドンを散歩してみる。
近くには小さな中華街があり、本当に中華街でビックリ。中国人パワーはやっぱり凄い。その傍らに日本食のレストラン(居酒屋?)などもあり、面白い日本語が踊っている。

駅方面にあるカフェでコーヒーブレイクをし、お互いの恋の話(?)や将来の事などを語り合う。ガールズトークってやつ??(笑)。

そのあとは駅に向かって歩き、ロンドンの若者が集うと思われるクラブ?が並ぶ通りを歩く。洋服屋さんも多くて、お昼に来たらまた違った楽しみもあったかもね。
さっきから気になっている、道端の人力車みたいなのはナニ??

スニーカーを履いたスポーツ好き風な若いお兄さんが、ちょっと今風に改造した人力車を引いてくれるらしい。アジアのリキシャ・シクロの悲哀とは全く違って、そのギャップが私にはとても面白い。これがオシャレなんだろーな。この乗り物はなんて呼ばれているだろう。
リキシャのお兄さんを写真に収めたかったんだけど、「写真撮ったら1£」とか言われそうで、やめた。←、そんなことあるはずないじゃ〜〜ん、と思いつつ、ついついアジア病がムクムクと(笑)。

帰りも電車に乗り、酔っ払った若いオニイチャンたちに若干絡まれつつ、無事に帰宅。家に着いたのは・・・夜の12:30すぎ

早く寝よ〜〜っと。

今日も楽しい&感激な1日だった。
あ、換気扇が直ってて良かった。明日からは決して手を触れないでおこう。



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