それ行け!OLバックパッカー
タイ〜イギリス 〜アジア好きが見たヨーロッパ


Tunbridgeへ

到着ロビーの待ち合わせエリアで待つ事暫し。
ワニータの姿形を知らないので、彼女が手に持っているはずの私の名前入りウェウカムカードを目印にする他ない。
ドキドキするなぁ〜。HPで知り合った方と日本でお会いするのだって緊張するのに、海外で顔も知らない人と待ち合わせするんだもの。

無謀だった??

ドキドキ、キョロキョロしながら待っていると、前方から横長のカードを持った金髪の女性がやっぱりキョロキョロしながらやってきた。

あの方か?あの方なのか??

彼女の挙動を観察し、手に持っているカードの文字をジ〜〜〜〜〜〜ッと見てみる。

わおっ☆私の名前が書いてある!!!!

私に気付かないのか、彼女は遠くに行ってしまいそうだ・・・ま、ま、待ってぇぇーーっ。
必死に後を追いかける。

い「あのーーっっ、ワニータですか?」
ワ「オー、アナタが!?」
い「きゃーーーーー☆」
ワ「きゃーーーーー☆」

無事にご対面〜〜〜!ひしっっと抱き合ってご挨拶デス。なんだか初めて会った気がしないんですけど・・・・。

ワ「ようこそイギリスへ!長旅だってでしょう?クアラルンプールからどれ位かかったの?」
い「えーっと、13時間くらいかなぁ・・・。」
ワ「最初見つけられなくてゴメンナサイね。」
い「いえいえ、いいのいいの。」
ワ「アナタがメガネをかけているなんて思ってなくて・・・。」
い「そうだよね、気にしないで大丈夫です!」
ワ「疲れたでしょう?とりあえず、何かお茶を飲む?お腹は?」
い「あー、お茶飲みたいです〜〜。少し食べられるといいかな。」

ということで、ウキウキしながら二人で空港内のカフェへ。

ワ「何飲む?」
い「じゃあ、紅茶を。」
ワ「小さなパンでも食べる?」
い「あ、食べた〜〜い☆」

お会計をしようとすると・・・

ワ「いいのよいいのよ、ここは私が払うから。あなたは私のゲストなのよ。私が日本に行ったら同じようにしてくれたらいいから♪」
い「ありがとうーー(涙)」

席につき、色々な話を盛り上がりまくって話す。たどたどしい私の英語――でも根気よく彼女は付き合ってくれる。

い「クアラルンプールから乗った飛行機、隣がカップルでね・・・。」
ワ「あら。」
い「夜になったらベターってし始めてぇ〜――。」
ワ「うわぁ〜〜、それは寝られないわねぇーー(笑)。」

何を話してもとっても思考が似ているし、やっぱり彼女はメールでのやり取りを3年間してきた、その内容どおりの暖かくて明るくて素敵な女性だ。

一息ついたところで席を立つ。

い「あのー、申し訳ないんだけど、歯を磨いて、顔を洗ってもいいかしら・・・?」
ワ「もちろんよ!大丈夫、気にしないでゆっくりして。待ってるから。」

しょっぱなからスミマセン。寝起きでそのまま来たので、二つに結わえた髪がモッサリ、洗っていない顔がドンヨリ――って感じなのだ(汗)。お手洗いで歯を磨いて洗顔し、スッキリした後にワニータの車へ向かう。
二人で歩いている間も沢山お話をする。タイでの出来事、日本での生活、家族の事、将来の事・・・うーん、尽きない。

それにしてもワニータ、足は素足にサンダル、ジャケットを羽織っているものの結構薄着。南国から着いたばかりの私には想像を絶する軽装だわ。でもとっても気さくな感じが伝わってきて、さっそくリラックスしてしまう私。

空港から出ると一気に冷たい空気に包まれる。空は相変わらず抜けるように青い。
霧の都ロンドン、ではない?のかな。(このフレーズは幼い頃のアニメ、”パタリロ”で刷り込まれているのだ。)
パーキングの中を歩き、ワニータの車に到着。TOYOTAの青いビッツだ!やるな、TOYOTA。ハンドルは右。あ、そうなのね。

駐車場代だって安くはないハズ、ワニータ、本当にありがとう。

ここからワニータが今住んでいるTunbridgeまでは車で2時間くらいとのこと。
高速道路のような真っ直ぐで太い道をひたすら走っていく。
道路の両脇には緑の茂みやどこまでも広がっている芝生、牛や牧草――日本ではない!アジアではない!という風景が流れていく。こりゃあ、随分遠くまで来たわよ、私。
朝早いので空気が澄んでいるのか、青い空と緑の芝が鮮やかなコントラストだ。映画みたいだ・・・。

車の中では相変わらず、お互いの今の生活やこれからのこと、今一番楽しいこと、勉強している事、仕事の事などなど、話題が尽きない。
が、やはり私の英語力には問題があり、ワニータにはお手数をかけております(汗)。

暫くすると太い道から細い道へと入っていき、細々した建物や住宅を縫うような小道になってきた。歩道にはこれから学校へ行くカワイイ子供達が溢れている。みんな制服をキチっと着ていて素敵だ。日本は制服の無い学校も多いけど、こうして伝統を感じるような制服を着続けていくのもとても大切だし、見ていても格好いいんだけどね。
”自由が無い!”って反発する方々にもこの光景を見て頂きたいものだ――人それぞれだとは思うけどね、自由は心にあるもんなんだよ。(って思うけど)
学生さんたち全員が、みんなロイヤルファミリーに見えてしまう(笑)・・・色白で背が高くて、少し頬がピンク色で、髪がブロンドで、ブレザーの制服だから。

アジアは木や紙の文化だけど、ヨーロッパは石の文化なんだよね・・・民家の造りも全く違う。日本の住宅メーカーが”ヨーロッパ風”と売り物にしているようなスタイルはこれが原型なのねぇ〜〜。原型の方が全然いいけど、それに憧れて日本でも建てたい!っていう人の気持ちが分かるような気がする。

全てのお家には広い芝張りのお庭があり、キレイな花が咲いている。お手入れもマメにしているに違いない。”イギリスに行ったら庭園”とは聞いていたけど、本当だったのね――”ふんっ、なんだよ庭園って”とか、ひねくれていた私が恥ずかしいわ(笑)。

丘の上の古い教会、落ち着いた商店街、学校、民家、全てがどっしりとしていて歴史を感じる。こんなに古い物を今でも使えるということに驚きを覚える。日本と違って地震がないのだろう。
レストランをチェックしてみると、インド料理店がかなり多い気がする。さすがインド人!ここにもいらっしゃる。あとは中華料理店もご多分に漏れず、健在です。

ワ「さあ、家に着くわよ。」
い「はーい。」
ワ「イギリスは土地が狭くって、駐車スペースを探すのが大変なのよね。」

各々のアパートに駐車場があるわけではないらしく、都度都度、路上の駐車スペースを見つけて停めているようだ。同じような車が所狭しと列をなして停められている。
みんなよくこの小さなスペースに上手に停めるなぁ・・・感心するよ。

ワニータのアパートは坂の上にあり、レンガ造りの3階建ての建物。煙突なんかもあっておとぎ話に出てくるような光景だわ〜〜。イギリスの風景全部が子供の頃に読んだお話のイメージそのもので、自分がその中に入ってしまっている事が不思議、というか、現実味がないというか。

今日から私はワニータの部屋を使わせてもらえるらしい。ワニータは別の部屋で寝泊りしてくれるとのこと・・・ごめんなさい、ありがとう、本当にありがとう。

きっとこの建物もとても古いのだろう、何回もリフォームして内装はキレイで使い勝手もいいけど、窓のサッシなどは時代を感じる。何て言ったらいいか、縦に開く引き違い窓というか、引き違いではないから吊り上げるんだけど・・・鍵もネジをクルクル回して止めるタイプ。初めて見たわ〜〜〜。

荷物を置いて他のお部屋も見せてもらう。ワニータはデビーとピーターというルームメイトがいて、ピーターは屋根裏(4階?)、デビーは3階、ワニータが2階に住んでいて、傾斜を利用して半地下のようになった1階にキッチン・リビングがある。

リビングで少しお茶をしたあとに近所の街を案内してもらう事にする。




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