それ行け!OLバックパッカー
タイ〜イギリス 〜アジア好きが見たヨーロッパ


クアラルンプール再び

タクシーの運転手は片言の英語が話せるらしく何か言ってきた。

運転手「マイフレンド?」

???

運「マイフレンド、イン バンコク?」

???Eくんのこと?

運「マイフレンド?」

・・・あ〜〜〜〜、私の友達、バンコクに住んでいるか?って聞いているのね。きっとお客さんが”マイフレンド”って英語で言うから、そのまま”ユア”じゃなくて”マイ”だと思っているんだわ。

い「そうそう、友達、バンコクに住んでるの。phuan chan yuu thii krungtheep。」

・・・って、オッサン、メーター倒してないじゃないの!?!?

い「ちょっとオジサン、メーター使ってよ!」
運「ノーノー。」

ノーじゃねぇぇぇ〜〜〜〜よっっ(怒)。コラっっ!!

い「メーターじゃなかったらいくらなのよ?」(怒)
運「300B。」
い「はぁ??なに300Bって。高速代は?」
運「ユー・ペイ。」

ユー・ペイとか言ってんじゃねぇぇーーーよっっ!
うーん、これはすぐに降りるべきか否か・・・既に大きい道路に出ているのでなかなか降りれなそう。しかも荷物が重いし面倒。

い「300Bは高いし、高速代もユー・ペイだよ。」
運「・・・・。」
い「200Bで行って。」
運「ノーノー。300B、高速代ユーペイ。」
い「250B。高速代だってさ、70Bとかでしょ?知ってんだから。」
運「250B、高速代はユーペイ。」
い「ダメ、250Bで高速代はユーペイ。」
運「・・・。」

よし、それでいーんだな??
高速代が70B程度として、料金180Bかぁ・・・まあそんなもんでしょ。あ〜、折角楽しく過ごしたバンコクの最後がこれかよぉ(涙)。
でも運転手は全く、ま〜〜〜ったく悪びれる様子もなく、ニコニコしながら話し掛けてくる。私も変に険悪になるのは身の危険も感じるので、適当に会話を続ける。

運「ユースピークタイ?」
い「nid noi。」
運「ボクの英語より上手いよ。」
い「そんなことないよ。」

そこで高速料金所通過。

運「ユー・ペイ」
い「だから、ユー・ペイだってば。」

苦笑いして高速代を払う運転手。40Bね、ここ。

運「どこへ行くの?」
い「chan ca pai ankrit. これからクアラルンプール行って、そのあとアンクリット行くよ。」
運「へー。よかったら、宝石店寄らない?」

とパンフレットを見せる。
――こういう運転手はどこまで行ってもそういう運転手なのね(涙)。これは強く出ないとイカン。

い「mai mii weelaa, chan ca phop phuan chan thii sanaambin, khaw pen khon Thai.」(時間無いよっ。空港で友達と会う約束してるの。その人、タイ人。)
運「その人と一緒にイギリス行くの?」
い「(本当は違うけど)chai.」(そう)
運「khon Thai?」(タイ人?)
い「chai」(そう)

ここはハッタリかましてタイ人だと言い張るに限る。何かあったらタイ人が出てくる、と思わせたほうがいいのだ。っていうか、実際にBさん、タイ人だし(笑)。

ようやく空港近くまでやってきた。

運「飛行機の名前は?」
い「エァ・エイシア。」(タイ風に言ってみた)
運「エァ・エイシア、OK。」

エアアジアの表示が出ている入り口の方に車を寄せてくれるみたいだ。なんかね、悪い人じゃない感じはする。ガソリンも高いし、大変なのかな。

運「good bye, phaasaa yiipun phuud waa arai?」(グッドバイ、は日本語で何て言うの?)
い「good bye?サヨナラだよ。」
運「サ、サ?」
い「サヨナラ。」
運「サヨナラ・・・サヨナラ。うーん、日本語はタイ語より難しいよ。」
い「mai yaak。phaasaa thai yaak maak maak。」(難しくないよ、タイ語はすんごく難しいよ)

250Bをキッチリ渡してサヨナラ。何だかなぁ・・・ムダにドキドキさせられたわよ。
結局プラトゥーナームからだと高速の料金所は一箇所しかなく、40Bだけだった。ということは、210Bだったってことかぁ〜。まあ、仕方ないか。終わった事だし。

さて。
気持ちを入れ替えて空港の中に入る。入り口は数ヶ所閉鎖され、限られた入り口には軍人さんが数名ずつ配置されている。やっぱり警戒態勢が厳しいわね――今は南部問題も抱えているし、バンコクも物騒だ。
モニターでチェックインカウンターNo.を確認し、荷物を引いて進んでいく。今回は荷物を預けるので気楽なものだ♪カウンターには数名が既に並んでいるので、ボーっとしながら気長に待っていると・・・携帯が鳴った。

い「もしもし?」
B「あ、Bですけど、どこにいますか?」

Bさん登場。すぐに合流できてなんだか楽しい。
色々お喋りしている内に私の番になったのでパスポートとエアアジアの予約ページの紙をお姉さんに渡す。

お姉さん「・・・帰りの便の予約は?」
い「は?クアラルンプールからイギリスへ行くんですけど。」
お姉さん「・・・??タイに住んでいるんですか?」
い「日本に住んでますけど???」

日本人が日本のパスポートを持っているのに、クアラルンプール往復のエアアジアチケットしか持っていないのがイケナイらしい。確かに、片道切符というか、中途半端な旅程のチケットしか持っていない場合はテロとかの可能性も考えられるからねぇ。乗ったフリして”ボーン!”とか??

お姉さんとのやり取りに困っていると、ここはタイ人のBさん、出番ですよ!

い「なんか訳わからない事になっているんですけど(涙)。」

Bさんが色々説明してくれ、イギリス行きの航空券の日付をチェックされてようやく手続が進んだ。最近は色々と厳しくなってきたらしい。Bさんのお陰でなんとかチェックインできたよ〜。いなかったら困ってました、本当に。

搭乗時刻までまだ余裕があるので近くのカフェでご歓談。そこに、Bさんのお友達の空港関係者の方が来てくれて、なんと入国審査は別ルートで並ばずに入れてしまった!!
ワオ。

Bさんやそのお友達の方はAirAsiaのシステムに興味津々で、きっとハイクラスのタイ人はこんな格安・・・というより、安いだけがとりえの飛行機には乗らないんだね。張り切って格安航空会社のそれぞれの説明をしてしまう、貧乏日本人な私です(涙)。

案の定出発時刻が遅れ、Bさんとお友達は時間がないということでここでお別れする。最後まで面倒見ていただいてありがとうございました!
今回は本当に、在タイの方々に面倒を見てもらいっ放しだった・・・。気がつけば、ご飯代や交通費など全然使っていなかった〜〜。

15:15の予定が15:35発になったものの、エアアジアは無事に出発。
左隣の席にはマレーシア人っぽい女性、右隣にはナニ人?のイマドキ風な若い男の子が座っている。男の子は英語ができないらしく、マレーシアの入国カードの書き方に四苦八苦している。
ジェスチュアで私に「教えて〜」って言ってきたので適当に教えてあげる。因みに、ボールぺンも私の左の女性に借りていたし。なんかチャラチャラした感じのコだわぁ。世界中、若者文化はこんな事になっているのだろうか。

恒例の機内食販売(カップラーメン)が終わり、周りには美味しそうな香りが漂っている――けどグッと我慢。だってカップラーメンなのに値段が高いんだもーん。今日はクアラルンプールの市内に入って、サラっと夕食を摂ろうと考えているのだ!
手持ち無沙汰なのでシートのポケットに入っている広告などを見ていると、エアアジアグッズが販売されているのを発見。赤いTシャツにエアアジアのロゴが入っているのが格好良いなー、でも高いなー・・・なんて、欲しくなってみたり。

飛行機は問題なくクアラルンプールに到着、数日前に来たばかりの入国ゲートに再び並ぶ。今日もまた、入国してまたすぐに出国――スタンプばっかり増えて、しかもその日付が全部同日という、いかにも日本の税関にひっかかりそうな状態になってしまうな。今回の旅も、絶対、ぜ〜〜ったい、成田で入国する時に荷物を空けられるんじゃないかと思われる。

タイ語でも英語でも日本語でもない、マレー語のアナウンスに異国を感じつつ入国手続を終える。預けた荷物を受け取って、到着ロビーに出る。
ここからの流れは数日前と同じなので、”タクシー?ホテル?”という声を潜り抜けてエスカレーターへ直行、迷わずに出発ロビーへ到着だ。




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