タイ・東南アジア諸国の旅行情報サイト。特に女の子の一人旅を応援します★予算・持ち物・宿・交通・料理・注意事項など、参考に。
バンサワイ
HOME 旅情報 旅日記 タイ関連イベント タイレストラン 料理 BBS Blog 就活 TeleFanClub Link いまむぅ

それ行け!OLバックパッカー

タイ編


「出会い」 

注意:この日記を利用して日本人を安心させようとする外国人(トルコ人)がいるようなので、くれぐれも簡単に信用しないようにして下さい!最後は自己責任において対処してください。

さて、ホテルに戻って夕食でも食べるとするか。この公園からホテルまではゆっくり歩いて約10分くらい。例の通りホテホテと歩いていると・・・・

男「ちょっと、おねーさん、ニホンジンでしょ??」
い「!?」

振り向くと、オープンになったレストランの椅子に座っているガイコクジンがこっちを見ている。

男「ねえ、何してるの?友達来るヨ」
い「は?」
男「日本人の友達たくさん来るから、一緒に飲もうよ」
い「いや、別に・・・」
男「あ。来た来た。」

男のさす方向を見ると、日本人の一団が歩いてきた。

日本人「あ、迷惑じゃなかったら一緒にご飯食べませんか?」

大学生っぽいコから社会人風まで約10人くらいと一緒に夕飯を食べることにした。

い「皆さん一緒の旅行なんですか?」
日本人「いや、違うよ。」

カオサン周辺にある、いわゆる日本人宿に泊まっている方たちで、一緒に旅行に来ているわけではないらしい。中でも長期滞在しているのが”こーちゃん”(20代)。
あれ?一人だけ外国人が。

こーちゃん「この人,カズオさん。同じゲストハウスに泊まってるんだ。」
い「カズオ??何でカズオなの?メチャメチャ日本人離れしてんじゃん・・・」
カズオさん「カズオですぅ・・。ハジメマシテ」
い「何人ですか?」
カ「トルコジン」
い「メルハバ〜(トルコ語:こんにちは)」
カ「ナンデ、シッテルぅ〜??」
い「行った事あるもん。テシュキュレデリム〜(有難う)。でも、なんでカズオなの?」
こ「なんか,カズオさんって感じジャン(笑)。」
い「・・・わかるような気が・・・。日本語上手いね」
カ「こぉーちゃんセンセーーーっ!」
こ「カズオさぁ〜〜〜〜〜ん!!」

ああ、美しい師弟関係。

この二人のほかに”下痢アンケート”ミツイ先生、真っ黒パッカー:タカダさん、大学生:カネやん、ノリちゃん、エミちゃん・・・、かな〜りユニークな面々!

最初に声を掛けてきた外国人は、カズオさんの友人のオズ(カッパドキアのナンパ師)でいつも同じ場所に座ってたくさんの女の子に声を掛けている。彼は日本に暮らしていたことがあり、かなり普通に日本語が話せる。もちろんトルコ語(母国語)のほかにも英語等もバッチリだ。(彼は私たちとあまり合流しない)

夕食後私たちは喧騒のカオサン通りへ行き,メタル系のロックの流れるバーへ行くことに。なんだかとてもウルサイぞ!

こ「何飲む?」
い「じゃあ,ビールで」

こーちゃんはバーテンさんとも顔見知りの様子。あれ,バーテンさんの物腰が,なんかちょっと・・・

こ「あ,彼,レディボーイなんだ。」

おおお!タイには沢山レディボーイ(オカマちゃん)がいると聞いていたが,初めてナマで見たぞ。それでさえタイの男の人は華奢な感じでしなやかな動きだから,結構カワイイかもっ☆
もう一度乾杯!!
あれ,でもいつのまにか”こーちゃん・私・カズオさん”しかいなくなってるぞ。

こ「あ、ちょっとトイレいってくるね」

およ、カズオさんと二人きりじゃないですか。

カ「ユミさん,キレイね〜。アイ ラク ユー」
い「あ、どーも。有難うございます。」
カ「明日はナニスル?」
い「別に・・・」

なんとなく流れで,次の日の約束をしたのでした。

翌朝11時,昨日約束した時間にGHの前に出てみると本当にカズオさんがいた。眉毛がバッチリつながった髭の濃い顔は,見慣れるまで時間がかかりそう・・・。でもトルコはアジアとヨーロッパの境。アジアの面影はある。

カズオ「ナニスル?」
い「う〜ん、何でもいいんだけど」
カ「ユミさんの行きたい所でイイヨ」
い「ウィークエンドマーケット、行きたい」

今日はここ数日の中でもかなり暑い方だ。熱帯植物の色もこの暑さで、なんとなく白っぽくなっている。

カ「・・・」

カズオさんは、この暑い中遠出をするのがおっくうになっているようだ。

さっきどこでもいいって言ったのに。ウィークエンドマーケットはバンコク市街地からドンムアン空港方面に行った所にあるとてつもない大きい、でも週末だけの市場で、日本からも雑貨等の仕入れに業者も沢山来ている。
あー、せっかくだから行きたいのになぁ〜〜!!

カ「・・・」
い「いいよ。じゃあ,公園行こう。」

これは昨日志半ばで挫折してしまった所への,再挑戦だ。
昨日行った道をタラタラと歩く。昨日よりは早く着くはずだ。寄り道もしないぞ。
カズさんは汗ダラダラになっている。顔も真っ赤。この炎天下帽子をかぶらないのはかなり危ないかもなぁ。と考えながら歩く。
途中ラマ5世騎馬像の前を通る。昨日折り返した地点をかなり過ぎたが,なんだかまだたどり着かないぞぉぉ!?

お堀のようなものに囲まれた,キレイに整備された緑地が目の前に現れた。
やったー、着いた・・・。でも、入り口の所に警備の人が沢山いるぞ。え、入れるんだよね!?

い「入れるんだよね!?ねぇ,聞いてみて」

おかしいな。人気もない・・・!?

カ「はいれないよ〜」

え゛〜、ここまで小1時間炎天下歩いてきたのに・・・。結局ここは一般人が入れないチャトラダー宮殿だった。現国王が暮らす敷地内に、当然入れるワケがない。トホホ。

せっかく来たんだからどこか・・・お。動物園発見!!

ドゥシット動物園は結構大きい、タイ人のご家族が遊びに来ているような庶民的なところ。もちろん制服を着たカップルもいる。なぜ,制服かというと・・・

い「いいな,学生料金か。安いね〜」
カ「STUDENT CARD 持ってる?」
い「もってないよ。だって学生じゃないもん」
カ「わたし持ってます。ナンデ持ってない?」
い「あ〜。偽モノでしょう!?」

国際学生証があると世界各国色々な施設を学生料金で利用できる。本物の学生は学校を通じて作るのだが、偽物の学生(!?)はカオサンなどの路上で作るのだ。

い「あ〜。誕生年ごまかしてるし。」
カ「へへへ〜」

でも結局、大人料金を払わなければならなかった。なぜなら、ここの動物園では学生証のほかに制服着用でないと割引を適用しないということだった。しかし通常料金でも30Bで入園でき、安くて涼めるいい場所だ。

鳥のエリア・サルのエリア・わにのエリア・・・広い。
私たちはかなりやる気無い動物たちを見ながら、やる気無く歩く。

一通り見終わって、帰りはトゥクトゥクで!女の子一人は怖いけど、カズオさんがいるし、まあダイジョウブでしょう。
カズオさんに交渉してもらって、気分よくカオサンへと向かう。


ヴェトナムって・・・!?

まだ明るいカオサンに戻って通りをぷらぷら。カズオさん・こーちゃん達が泊まっているCHU(ほとんどの宿泊客は日本人)に行き、1階の椅子でほかの日本人の方とおしゃべり。

カ「あ、オトーサーン。」
オトーサン「オトーサンじゃないよ、オニーサンだよ。」

オトーサンと呼ばれたこのおじ様は、下痢菌の研究をされている三井さん。
みんなに下痢アンケートをお願いして統計を取ったりしている。

オ「これからの時期,マラリアが増えるからね、気をつけたほうがいいよ。ただの下痢だと思って下手に下痢止めの薬飲むとマラリアの発見が遅れて重病になることもあるからねぇ。」
い「え、まじっスか。タイはダイジョウブですか?」
オ「最近のバンコクなんかは少なくなってきたみたいだけど、ヴェトナムのデルタ地帯なんかは気をつけたほうがいいよ。」
い「・・・!!これからヴェトナム行くんですけど・・・。」

おお、マラリア!?私の中ではそんな危機感を持った事は少なかったので、これから行く予定のヴェトナム,しかも初めて訪れるヴェトナムがそんな危険をはらんだ場所と言われ、びびりまくり。

い「じゃあ,どうしたら良いんですか?」
オ「ベトナムの薬局で”ティンハオス”っていうのか”*◎△◇(不明)”が処方箋なしで買えるから、何も無くても買っといた方がいいよ。潜伏期間も長いし。」
い「え、え、え?なんていう薬って??」

真剣に教えてもらった

ヴェトナムの話をしていると

おんなのこ「ヴェトナムに1人で行くんですか?」
い「ええ。」
お「ベトナムってサイアクでしたよ。本当、行く前と行ってからのイメージがこんなに違って悪いのってあんまりない位。」
い「ええええ〜マジで。なんでなんで?」
お「日本人はどうせ英語しゃべれないと思って,こっちに笑顔を向けながらベトナム人同士で『あいつら馬鹿だ』とか言ってるんですよ。何かあるとすぐ金・金って言うし。」
い「・・・・」
お「私,友達と行ったときシクロ(人力車)乗ったんですけど、いきなり違う所連れて行かれて。」
い「!!で、どうしたの?」
お「目的地まで行きたいならもっと払えって法外な請求されて、私、本気で怒ってクレーム言ったんです。」
い「そしたら?」
お「そしたらそいつ、大声でわめきだして『この日本人、金払わないで逃げようとしてる!!』って周りの仲間呼びやがって、すごい人だかりになってぇ〜。」
い「・・・・・」
お「もう、悔しくて悔しくて、私泣き出しちゃって。で、人ごみの中の英語の分かる人が仲介してくれて何とか納まったんです。だから私、ベトナム大ッ嫌い。」
い「これから一人で行く私は・・・・(汗)」
お「止められるんだったら、止めた方がいいと思いますよ。」
い「――でもチケット日本で買ってきちゃったしぃ・・・」
お「気をつけたほうがいいですよ」

まじでぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜!?勘弁してくださいよぉ。聞いただけにますます恐怖感が募ってきた。のんきなゲストハウスのポヨヨ〜ンとした暑いテラスで、背筋の寒くなるお話。
聞く所によると、”ヴェトナムに行ったら(*)シクロに乗ってみよう!”とか書かれているそのシクロ引きの仕事は、比較的下層階級の、あまり”良い”と言えない仕事らしい。(こういう言い方は適切ではないと思うが・・・ごめんなさい。)

最近のメディアのせいで日本では何かともてはやされるヴェトナムだが、実際はかなりひどいらしい。
本気でヴェトナム行きたくないよッ。ど〜しよう。ああ、お母さん、お姉ちゃん、どうしたらいいんだぁ・・・。きっとお姉ちゃんに言ったら『止めなよ、なんかあった後じゃどうしようもならないし』って言うよな。むむむぅ。

否。

ここで引き下がったら,私のバックパッカーとしての誇り(??)がッ。

心は生まれたての小鹿のように、ぶるぶるぶるっ・・・と恐怖に震えているのに、かなり意味のない強がりで『そんな事言われたって、ヴェトナム行きは決行!』を決心したのでした。

実際行ってみたら、シクロより違うコワイものと出会う運命にあることをこの時は知る由もないいまむぅなのだった・・・。

(*)シクロ:日本の人力車と同じような乗り物。お客が前に座り、後ろで運転手が自転車のサドルのような部分に乗り、こいで押す。後ろからお客のリュックからサイフを盗んだり、ヘンな所に連れ込んだりと、昼間でも地元の女性は乗らないという程評判が悪い。


<前  後>

目次へ